経済の話

【ウクライナ情勢】経済制裁の強度から考えられる3つのシナリオについて

こんにちは。かわ吉です。

アライアンスバーンスタイン米国成長株投信のライバルファンド(?)であるグローバルAIファンド(予想分配金提示型)の運用会社である三井住友DSアセットマネジメントから面白いレポートが発行されていました。

運用会社のレポートの内容を鵜呑みにするのは危険ですが、頭の中を整理する目的であればこのようなレポートは非常に有難い存在になります。

今のような株価が大きく乱高下している局面であればなおさらですね。

少し話が脱線しましたが、今回は読者のみなさまが気にされている今後の見通しについてこのレポートをベースに解説します!!

このレポートの結論としては、以下になります。

西側諸国はさらなる経済制裁の強化に向かう

しかし、市場は経済制裁の継続・強化を織り込む途上にある

そして、今後考えられる経済制裁の強度によって資源価格・インフレ・金融政策・世界株式市場にどのような影響を与えるかも分かりやすく解説されていたので、こちらも併せて解説します!!

この記事を読んでいただくと以下のメリットがあります。

現時点でウクライナ情勢によってどのような影響があるか分かる。

経済制裁が強化・部分解除・解除された場合のそれぞれどのようなシナリオが描けるか分かるようになる。

この記事が読者の資産運用の一助になれば幸いです。

①まずは現状を整理

ロシア軍によるウクライナ侵攻から約1か月経過しましたが、西側諸国のロシアへの経済政策によって、ルーブルの価値は大きく棄損しました。

ロシアの株式・債券市場が機能しなくなるほど、ロシア経済は大きな打撃を受けました。

西側諸国にとって、原油や小麦、気象資源のパラジウムやニッケルなどの価格高騰が新たな供給制約要因となっており、正解経済の下振れ、物価への上昇圧力として作用しています。

今後の経済制裁はロシアとウクライナの越すよう次第の面はあります。しかし、仮に停戦してもロシア軍がすぐに撤退するのか、両国を巡る新たな枠組みが見えるまでは相当の時間がかかる可能性があります。時間がかかれば経済制裁はそのまま継続し、強化される可能性が高まりますから、その点には注意が必要です。

世界の金融・商品市場は、株式市場の大幅な下落、長期金利の上昇、商品価格の高騰など、不安程度が増しています。金融・商品市場は経済制裁の継続・さらなる強化を織り込む途上にあり、変動率の高い展開が続きそうです。

ロシアとウクライナの問題は、長期化する可能性が非常に高いということですね。長期化するということは、その期間はロシアへの経済制裁は続きますから投資家は注意が必要ですね。

そうですね。だから、経済制裁は長期化するのは大前提で、制裁の強度によってどのようなシナリオが考えられるかを投資家はイメージしておけば不安を少し解消できるかもしれませんね。

ウクライナ情勢は落ち着くまでに時間を要す。その間は経済制裁が継続する可能性が高いため、それは前提で制裁の強度によってどのようなシナリオが考えられるかイメージしておいて損はないはず!!

②経済制裁から考えられる3つのシナリオ

では、経済制裁の強度(継続/強化・部分解除・解除)で以下の4つのポイントでまとめてみましょう!!

①資源価格/物流

②世界経済/インフレ

③(米国)金融政策・長期金利

④世界株式市場

早速、まとめられた結果をみてみましょう。

出所:三井住友DSアセットマネジメント

基本的に制裁は供給制約要因で、経済は下振れし、物価には上昇圧力になります。

当たり前ですが、経済制裁が強化されれば供給制約が強くなりますから物価が上昇します。そして、長期金利が上昇し、結果的に株価も大きな調整を食らってしまうのが最悪のシナリオです。一方で資源価格が落ち着けば、インフレも収まる可能性が高まり、長期金利の上昇も抑えられることで株価が回復に向かうシナリオになります。

つまり、基本的には目先は原油を含めた資源価格の動きが重要になってきます。

ちなみにロシア・ウクライナ向けの輸出の減少やロシア金融機関向けの貸出の不良債権化による金融機関の影響もリスクとして考えられますが、この2点についてはあまり心配する必要はないかもしれません。

前者は、ロシア・ウクライナ両国のGDP規模は合わせても世界の2%程度ですからそれほど大きな影響は与えないと考えられます。後者は、対ロシア向け債権の規模は約1,500億米ドル前後(リーマン危機での損失は米ドルで兆の単位だった。。。)なのでこちらも大きな影響はないものと考えられるようです。

ウクライナ情勢の最大の懸念ポイントは、制裁による供給制約による資源価格の高騰ということですね。

そうですね。資源価格の高騰によりインフレ率が高まり、米国の金融政策に大きな影響を及ぼすということですね。その結果が株価に大きな影響を与える可能性があるということです。目先は、原油を含めた資源価格の動きに注目した方がよいかもしれませんね。原油価格が落ち着いてくれば自ずと株式市場も回復へ向かうかもしれませんね。

注目すべき項目が、日々変わるから最近の相場は疲れますね。。。

そうですね。不安を解消するために目先の状況を把握することは役立ちますが、しっかり分散された投資信託などのホルダーであればそこまで目先の動きに注目しすぎなくても良いかもしれませんね。相場と程よい距離感を取ることは、長期投資を実践するのに非常に重要です。

ウクライナ情勢の最大のリスクは供給制約による資源価格の高騰!!目先の最優先チェック項目は、原油を中心とした資源価格の動き!!制裁の強度によって資源価格にどのような影響があるかはイメージしておこう!!

まとめ

今回は、三井住友DSアセットマネジメントのレポートをベースに、ウクライナ情勢で始まったロシアへの経済制裁から考えられる3つのシナリオについて解説しました。

内容をまとめると以下になります。

ウクライナ情勢は長期化する可能性が高い。長期化すれば経済制裁の長期化やさらなる強化のリスクが高まる。

経済制裁は、供給制約要因になるため資源価格の急騰につながる。制裁の強度によって資源価格に与える影響が大きく変動する。

目先は原油を中心とした資源価格の動きに着目したら良いかも。

今回紹介した3つのシナリオをざっくり把握しておこう!!安心に繋がるかも。。。

動きの大きい局面が続きますが、乗り越えましょう!!

以上、お役に立てれば嬉しいです。

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