こんにちは。かわ吉です。
『インベスコ世界厳選株式オープン<毎月決算型>』の1月の分配金報告です。
このファンドの為替ヘッジなしのコースについては2017年以降1万口あたりの分配金が150円を下回ったことがないくらい、分配金が安定しているファンドです。
為替ヘッジありのコースについても分配金は比較的安定しています。
ただ、このファンドはアライアンスバーンスタイン米国成長株投信C・Dコースと異なり、明確な分配方針はありません。
だから、ある日突然、分配金が減配や無配になるリスクもあると考えています。
つまりこのファンドを保有する際は、ファンドの変化について注意する必要があると思います。
どのような点に注意すべきかは以下の記事で解説しました。
結論としては、分配金と基準価格の推移をチェックすることが大切です。
ただ、ホルダーの方が毎回チェックするのは面倒ですから、このブログ記事で毎月解説してみようと思います。
ニーズがあれば続けます。
この記事が、このファンドのホルダーやこれからこのファンドへの投資を検討している人のお役に立てれば幸いです。
ではいきましょう。
1月の分配金実績と基準価格
まずは、1月の分配金実績から確認しましょう。
為替ヘッジあり | 為替ヘッジなし | |
分配金(1万口当たり、税引前) | 40円 | 150円 |
基準価格(1万口あたり、2023年1月23日時点) | 11,942円 | 8,356円 |
ちなみに前月の分配金実績と基準価格はこちらになります。
為替ヘッジあり | 為替ヘッジなし | |
分配金(1万口当たり、税引前) | 120円 | 150円 |
基準価格(1万口あたり、2022年12月23日時点) | 11,354円 | 8,142円 |
分配金(1万口あたり)は、為替ヘッジありが40円となり前月比90円の減配となりました。
一方で、為替ヘッジなしは、150円で先月と同じ結果となりました。
基準価格は為替ヘッジありが+588円(+5.17%)で為替ヘッジなしが+214円(+2.62%)となりました。
為替ヘッジありの方が、基準価格が大きく上昇していますが分配金は減配しています。
ファンドの内容がより鮮明に
12月の月次運用レポートから、組入業種の比率がより鮮明になりました。

ちなみに先月までは、ポートフォリオの20%超がその他でまとめられていましたのでより中身が鮮明になってよかったです。
来月以降は、ポートフォリオの中身がより鮮明になったので、セクター別の投資比率の推移について、比較しながらチェックしてみます。
ちなみに11月の月次レポートのポートフォリオをまとめて結果が以下になります。

とはいえ、このファンドのポートフォリオは景気敏感株が中心であることには間違いなさそうです。
ディフェンシブ株の比率も10%程度しかありませんから、リスク度合いは高めという認識でOKです。
今後の見通し(2022年12月30日時点)
今後も、金利・インフレ動向、各中央銀行の金融政策、地政学リスクの台頭等を背景に金融市場のボラティリティは引き続き高止まりすることが予想されます。
米冷峰準備制度理事会(FRB)を始めとする各国の中央銀行による利上げの継続により、金利上昇期待は高止まり、住宅市場は減速、経済活動は弱まりつつあります。当ファンドでは、インフレはピークを迎えており、2023年を通じてインフレと金利の期待値は低下していくと見込んでいます。株式市場は2022年の大幅な下落の後、景気後退をおおむね織り込む水準まで下落していると考えています。一方、企業の収益予測については、一部企業業績の下方修正がみられているものの、現在の市場コンセンサスは経済産出量の大幅な減少を反映しているわけではないことから、全ての悪材料がまだ織り込まれていない可能性があると見ています。しかし、2023年前半にインフレ圧力が大幅に緩和された場合、企業や消費者のキャッシュフローが改善され、現在の悲観的な投資家心理を打ち消し、株式市場は回復すると考えています。
本年に入り、インフレ高進、各国での政策金利の利上げ、長期化するウクライナ紛争などを背景に、世界の主要株式市場が軟調となる状況が続いています。しかしながら、株式市場はかかる悪材料を織り込みながら、中長期的な観点では緩やかな上昇基調に転じると見ています。
当ファンドでは、経営陣の質、ビジネスの構造的優位性、財務健全性などの観点で魅力的な個別企業に着目しています。セクター配分はあくまで個別銘柄選択の結果ですが、主に金融、資本財・サービスをオーナーウェイト、主にヘルスケア、情報技術をアンダーウエイトしています。
今後も従来通りのボトムアップアプローチにより、キャッシュフロー創出力や配当成長率が高く、堅固な財務力を持ち、長期的視点から見たバリュエーションが魅力的な企業へ投資していきます。
継続保有でOKだが、景気後退局面には注意したい
現状では、基準価格も安定に推移しており分配金の水準をチェックすると先月と大きな変化は無さそうです。とりあえず継続保有でインカムを狙いたいところでね。
ただ注意点しては、ポートフォリオに占める景気敏感株の比率は約70%なので、本格的な景気後退になった場合は基準価格や分配金が大きく変動するリスクがあります。
しっかり分散投資をしながらポートフォリオを調整してみてください。リスクをコントロールしながらインカムを狙っていきましょう!!
ちなみにインカムは株式の配当や投資信託の分配金だけではありません。
投信信託を保有する証券会社を使い分ければ、ノーリスクで投資信託の分配金以外のインカムを狙うこともできます。
使うべき証券会社は松井証券です。
松井証券では『投信毎月ポイント・現金還元サービス』を行っています。これは、松井証券が受け取る信託報酬のうち0.3%を超える部分を投資家に還元するサービスです。(信託報酬が高い商品ほど還元率が高くなります)
たとえば、インベスコ世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(毎月決算型)を松井証券で1,000万円保有した際の還元分は以下になります。

基準価格の変動によって還元分は若干前後しますが、年間50,000円の還元は狙えるかもしれません。もちろん、この還元分とは別に、分配金も全額受け取れます。
コストの高いファンドを長期で保有するなら、圧倒的に松井証券がお得です。是非検討してみてください。