こんにちは。かわ吉です。
私は、2022年9月にFP1級学科試験に合格しました。
勉強期間は3か月で、得点率は70%(合格ラインは60%)でした。
比較的、合格ラインから余裕を持って合格することができました。
FP1級学科試験に向けて取り組んだ具体的な3か月間の取組については前回の記事で解説しています。
FP1級学科試験はFP2級と比較すると難易度が高めになります。
なのでFP2級取得の取組方法で、FP1級に挑戦すると間違いなく心が折れます。
そこで今回は、FP1級に挑戦して心が折れないように、どのようなことに注意しておくべきかまとめてみようと思います。注意点だけではなく、その解決策についてもまとめていきます。
今回の記事がこれからFP1級に挑戦する人のお役に立てれば幸いです。
ではいきましょう。
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①参考書、問題集の値段が高い
FP1級の参考書や問題集の値段は、FP2級のそれと比較すると+2,000~3,000円程度高い傾向があります。
たとえば、FP2級の代表的な参考書や問題集の価格は以下になります。
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おおよそ、2,000円程度で入手することができます。
一方で、FP1級になると価格は跳ね上がります。
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定価で比較すると、価格差はほぼ倍です。受験者数で比較すると、2級の受験者は1級の約5.5倍もいますから、需要と供給考慮すれば価格が高くなるのも納得できます。
とはいえ、シンプルに高いですよね?参考書と問題集を揃えるだけで、約10,000円も費やすことになります。
ここの初期投資で、気が引ける人も多いのではないでしょうか??しかし、ただでさえ合格率も低い難関資格なのに、参考書と問題集を揃えないとかリスクが高いとも感じる方もいらっしゃると思います。
そのような方に1つ提案です。それは、参考書を敢えて買わずに問題集だけまずは買ってみませんか??
私が使った問題集はこちらです。
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価格も書店によく売られている問題集よりは、500円程度安いです。内容についても基礎知識の定着であればこの問題集1冊で大丈夫です。
『参考書は買わなくていいの??あった方がよくない??』と感じているあなた。
参考書は不要です。私は買いましたが、全く使わずに合格できました。
ちなみに以下の参考書シリーズを6分野購入して、約13,000円程度をどぶに捨てました。これらは後日、FP1級にチャレンジする職場の後輩に譲ります(笑)
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では参考書を買わずに、どうやってその部分を補ったかということについては後述します。
②丸暗記ではすぐに頭がパンクする
FP2級とFP1級の学科試験の違いは、出題される問題の範囲はそのままでより深堀された知識が必要になる点です。
つまりは、FP2級が『広く・浅く』だとすると、FP1級は『広く・深く』になります(笑)
だから、本質を理解せずになんとなく丸暗記していた勉強方法では、誤魔化しきれません。脳のキャパシティがすぐにパンクします。
丸暗記するのではなく、『なぜそのような回答になるのか?そのようになる背景はなんなのか?』など色々、結び付けて覚えないといけないのです。言い換えるならば、いかに脳のキャパシティを使わずにたくさんのことを覚えるかということです。
その点で考えるとぶっちゃけ、参考書を見ても私はよく本質を理解できませんでした。だから、参考書は不要だと感じたのです。
そこで参考書代わりに使ったのが『ほんだFP/東大式FP勉強法』のYouTube動画です。
先ほど紹介した問題集を解きながら、解説を読んでも良く分からない分野は、ほんださんの動画を見て本質を頭に叩き込みました(笑)
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ほんださんの動画があれば、参考書は不要です。
無駄はお金は使わないようにしましょう。
③基礎編は応用編より難しい
きんざいのFP1級学科試験は、基礎編と応用編の2つで構成されています。
難易度でいうと、応用編の方が簡単です。(『応用』なのに。。。)
これはなぜかというと、応用編の出題方法は4択ではなく記述式だからです。記述式といっても論文形式ではなく、語句の穴埋めや計算問題が中心になります。
応用編の出題パターンは形式化されています。つまり、出題者側からすれば、捻った問題を出すのが難しい形式になっています。
一方で基礎編は、4択の選択式になっているので、文章の書き方を変えてみたりそもそも出題されにくい部分を問題にするなど、出題者からすれば比較的捻りやすい問題形式だと思います。
なので、出題形式上は、基礎編よりも応用編の方が難易度が低くなりがちです。
私が何を言いたいかというと、よく基礎編の問題を見ただけで『あーー。こんな細かいこと分からないから絶対に受からない。。。受けるの止めておこう。。。』と諦める人も多いのですが、得点源は基礎編ではなく応用編なので、基礎編だけを見て受験するか否かを判断するのは非常にもったいないです。
まとめ
今回は、きんざいFP1級学科試験に挑戦するときに気を付けて欲しいことTOP3について解説しました。
内容をまとめると以下になります。
①参考書・問題集の値段は高い 対策:安い問題集を購入して参考書は買わない
②丸暗記ではすぐに頭がパンクする 対策:YouTubeを活用して脳のキャパを使わずにたくさんのことを覚えよう
③基礎編は応用編より難しい 対策:基礎編の問題を見ただけ心が折れないようにしよう。勝負所は応用編だ。
以上、参考になれば嬉しいです。
私が取り組んだ3か月間の具体的な内容はコチラの記事にまとめておりますので、是非読んでみてください。