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【地獄は続く】6月のアライアンスバーンスタイン米国成長株投信C・Dコースの分配金報告

2022年6月16日

こんにちは。かわ吉です。

6月のアライアンスバーンスタイン米国成長株投信C・Dコースの分配金が発表されました。

結果は以下になります。

Cコース(為替ヘッジあり)Dコース(為替ヘッジなし)
第93期分配金(1万口あたり、税引前)0円0円
基準価格(1万口あたり、2022年6月15日時点)7,973円9,767円
出所:アライアンスバーンスタイン

ちなみに先月はこちらになります。

Cコース(為替ヘッジあり)Dコース(為替ヘッジなし)
第93期分配金(1万口あたり、税引前)0円0円
基準価格(1万口あたり、2022年5月16日時点)8,607円10,100円
出所:アライアンスバーンスタイン

6月も、5月同様にC・Dコースの分配金は0円になりました。

ホルダーのみなさま無念です。。。

基準価格は、5月と6月を比較すると大きく下落しています。

Cコース:▲7.37%(▲634円)

Dコース:▲3.30%(▲333円)

S&P500(円建):▲3.51%

S&P500(米ドル建):▲7.00%

出所:アライアンスバーンのデータを元にかわ吉作成

ベンチマークのS&P500種指数と比較すると、ほぼ同等のパフォーマンスですね。

この下落相場の出口はどこにあるのか??

今月もアライアンスバーンスタインよりレポートが出ておりますので内容を簡単にまとめて考察もしてみようと思います。

ではいきましょう。

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直近1カ月の米国株式市場と見通し

5月下旬以降上昇に転じたが、6月10日に発表された5月の米消費者物価指数(CPI)の伸び率が約40年半ぶりの高水準となったことを背景に、米連邦準備理事会(FRB)による積極的な利上げが行われるとの見方から米国の景気後退懸念が高まり、大きく下落した。為替相場は、円安ドル高が進行した。

米国株式市場は、インフレ動向や利上げ見通しを巡り、ボラティリティが高い展開が続く可能性があるが、市場コンセンサスの予想利益は引き続き堅調に推移している。

インフレのピークアウトを市場が織り込み始め、長期金利の動きが落ち着きを取り戻せば、市場参加者の視線はいずれ堅調な企業業績に回帰し、株価は企業利益を織り込む緩やかな上昇トレンドに戻ることが予想される。

アライアンスバーンスタインは、引き続き『持続可能な成長企業』に注目していく。

出所:アライアンスバーンスタイン

インフレのピークアウトを市場が織り込み始めて、長期金利が落ち着くのはいつなのか??

正直、どのタイミングでマーケットが底打ちするかは分かりません。

タイミングを図るよりも「どのような条件が揃えばマーケットが底打ちするのか』を理解した方が、建設的です。

1つ目の条件は、金利条件です。

株式に影響を与えるのは業績だと思われがちですが、実際は金利の方が株価に与える影響は大きいです。

金利が上がっている局面はPERが下がりますし、金利が下がっている局面ではPERは上がります。

現時点では金利は上昇中です。この流れが止まらない限り、株式市場に追い風は吹かないでしょう。

金利上昇が一服するための条件とはなんでしょうか??

それはインフレ率が収まることです。もっと詳しく言えば、インフレ率よりFRBの政策金利が上回ればOKだと思います。

過去のFRBの政策金利(青)インフレ率(赤)の推移を見てみると、FRBの政策金利がインフレ率を上回ったタイミングでインフレが落ち着く傾向があります。

ちなみに現時点は以下になります。

インフレ率(青)FRBの政策金利(赤)は大きく乖離しています。

仮に歴史が繰り返すならば、この差が埋まらなければインフレは収まらない展開も考えるべきですね。

あとは株式市場が下がれば逆説的にFRBは利上げをしにくくなるかもしれません。

これは株安は経済へネガティブな影響を与えるからです。企業は株式などを発行することで資金調達をしますが、株安になるとそれが難しくなりますし、銀行も融資に消極的になるかもしれません。

そうなれば世の中の金回りが悪くなり、それがインフレを抑えるきっかけになるかもしれません。

必ずしもインフレ率が高止まりして、その水準にFRBの政策金利が追い付くというシナリオだけではなく、政策金利も上げながら、徐々にインフレ率も下がって、これが逆転するというシナリオも考えられますね。

10月あたりの底打ちの可能性が高いのではないかという見通しもありますが、ポイントはFRBの政策金利がインフレ率を上回るタイミングがいつになるのかだと思うのでそのあたりを注視するといいかもしれませんね。

いずれにしてもすぐのすぐではないと思うので、ホルダーの方は松井証券へアライアンスバーンスタイン米国成長株投信を移管して、毎月現金またはポイントを還元を受けながら底打ちを待ちましょう(笑)

以上、お役に立てれば嬉しいです。

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