こんにちは。かわ吉です。
資産運用は、人生を豊かにするツールとしては役に立ちます。ただリスクもありますから、リスクとうまく付き合いながら資産運用をしていく必要があります。
付き合い方は年齢によって変わってきます。たとえば、私のような30代の人は給与が毎月入ってくる人が多いですから、資産運用で失敗しても給与や時間でその失敗をカバーできます。
一方、退職された60代の人は収入は主に年金になってしまいますし残された時間も若い人より一般的には短いですから致命的な失敗は絶対にしてはいけません。
そう考えると、60代の人は2,30代の人より投資対象は慎重に検討すべきと言えます。
そこで今回は致命的な失敗が許されない60代の投資家が投資すべき投資商品TOP3を紹介します。
60代でも投資経験や資産状況によって適した商品も異なります。今回は、あまり投資経験はない投資初心者を前提にご紹介します。
投資において主な収益の種類としては値上がりを狙うキャピタルゲインと配当金などのインカムゲインがあります。片方だけご紹介しても仕方ないので両方しっかりご紹介させていただきます。
ではいきましょう。
①ファンドラップ 【キャピタル重視】
値上がり益(キャピタルゲイン)を狙いたい投資家の人が検討すべき商品とファンドラップをオススメします。
理由としては、あなたのリスク許容度に合った運用を自動でしてくれるからです。
ファンドラップのメリットについては過去の記事で解説しています。
投資のパフォーマンスは、どの企業に投資するかではなく『株式や債券をどのような比率で投資するか』で大半が決まります。
ファンドラップは、この投資比率に着目しあなたの資産運用をサポートします。申し込みのタイミングでしっかりリスク度合いをあなたに合わせて投資することで、『投資をしていて予想以上に損をした』ということは防げます。
商品のリスクをしっかり把握して保有することで、『安心』して投資ができます。『安心』して投資をすることで長期運用ができて安定したリターンを生むことができます。
買付時と売却時には手数料がかからない商品が多いですが、保有時には運用管理コストが発生します。この運用管理コストは、証券会社や銀行によってバラバラです。ただ傾向としては大手証券会社のファンドラップは比較的コストが高くなります。
コストを気にするなら楽天証券などのネット証券のファンドラップを検討すると良いです。
②劣後債 【インカム重視】
キャピタルゲイン(値上がり益)よりインカムゲイン(配当金など)を狙って今を楽しむお金が欲しい投資家には『劣後債』がオススメです。
配当金を狙うのであれば、株式でも十分狙えます。俗にいう高配当株式ってやつですね。国内株であればJTやソフトバンクやKDDIなどですね。
株式と債券(劣後債)のイメージは以下になります。

株式で配当金を狙うメリットとしては、配当金と値上がり益が両方狙えることです。その代償として満期という概念はありませんから、出口戦略(いつ売却するか)についてはあなたが決める必要があります。その代わりに利益は青天井です。
一方、債券(劣後債)は満期があります。債券(劣後債)を買うということは、その債券の発行体にお金を貸すということです。つまり貸したお金は、いつか返してもらわないといけませんから満期があります。満期までに発行体が倒産しなければ基本的にはお金が返ってきます。つまり、債券(劣後債)は良くも悪くもどのくらい儲かるかが分かってしまうんです。
投資初心者の人からすれば、どのくらい儲かるかが分かることは『安心』に繋がりますから、インカム狙い(配当金など)の投資家は債券(劣後債)を検討してみると良いです。
ちなみに円建ての債券は金利が低いためオススメしません。為替リスクは発生しますが外貨建ての債券をおすすめします。
外貨建てでも新興国通貨はオススメしません。基軸通貨である米ドル建ての債券(劣後債)から始めてみましょう。
③バランス型投資信託 【キャピタル&インカム】
キャピタルゲイン(値上がり益)とインカムゲイン(配当金など)をバランスよく狙えるのがバランス型投資信託です。
バランス型投資信託とは、株式や債券など様々な金融資産に分散して投資する投資信託のことです。
投資信託で毎月決算型や予想分配金提示型などを使えば、値上がりも狙いながら分配金を毎月受け取ることもできます。
予想分配金提示型であればバランス型ファンドではないですがアライアンスバーンスタイン米国成長株投資がオススメです。ただ、この商品の投資対象はアメリカ株100%ですから、リスク許容度が高い投資家にオススメです。
あまりリスク許容度が高いない投資家には『投資のソムリエ』がオススメです。下落局面で圧倒的に輝く投資信託です。この投資信託は、分配金などのインカムはありませんからご注意ください。
まとめ
60代の人は投資で致命的な失敗はできません。だから、投資商品は慎重に選択する必要があります。
今回は60代の人が投資を検討すべき商品を3つご紹介しました。
参考になれば嬉しいです。
ではまた