予想分配金提示型

【決定版】2022年予想分配金提示型ファンドの分配金利回りランキング

こんにちは。かわ吉です。

今回は、2022年の予想分配金提示型ファンドの分配金利回りランキングを作ってみました。

基準価格は、作成日の理由で2023年1月6日付で分配金利回りを算出しています。

この記事が読者の資産運用の一助になれば幸いです。

ではいきましょう。

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予想分配金提示型ファンドの分配金利回りランキング

ファンド名年間分配金(円)基準価格(1/6)分配金利回り(%)信託報酬(%)
1ダイワ米国厳選株F 米ドル1,70010,63215.991.89
2ダイワ米国厳選株F 豪ドル1,4509,67114.991.93
3フィデリティ世界バリュー株 D1,40010,01313.981.65
4次世代REIT<毎月>H無1,2609,73912.941.69
5米国ツインスターズファンド B1,3009,73912.942.09
6AB・米国成長株投信 D1,1009,19411.961.73
7MSグローバルプレミアム株式H無1,25010,68011.701.98
8ダイワ米国厳選株F レアル1,0609,42411.251.93
9野村ACI先進医療インパクト投資D1,1009,93011.081.82
10ストラテジックリート B8209,5958.551.91
11フィデリティ世界割安成長株D70010,2586.821.65
12ダイワ米国厳選株F 通貨S5808,5296.802.05
13フィデリティ米国株式F H無6009,3716.401.65
14グローバルAIファンド H無4507,7265.821.93
15野村未来トレンド発見 D5009,2365.411.71
16AB・世界SDGs株式5009,2615.401.62
17HSBC世界資産選抜 収穫コース5009,5865.221.30
18次世代REIT<毎月>H有4308,5455.031.69
19ロボットテクノロジー関連株4008,7764.561.82
20JPM・アメリカ成長株 H無4009,1803.811.62
21ダイワ米国厳選株F 日本円3509,1803.811.93
22シュローダー・G・リートESG3009,2223.251.65
23クリーンテック株式&グリーンボンド3009,9693.011.66
24ストラテジックリート A2207,7262.851.91
25米国ツインスターズファンド A2509,0392.772.09
26AB・米国成長株投信 C2007,8202.561.73
27ダイワ豪ドル建高利回り証券2309,5152.421.91
28グローバルAIファンド H有1506,3562.361.93
29MSグローバルプレミアム株式 H有2209,3572.351.98
30脱炭素テクノロジー株式ファンド1509,1541.641.84
31サイバーセキュリティ株式 H無1006,9111.451.87
32ダイワ・USーREIT H無1209,0901.321.61
33UBSグローバルDX株式1008,1211.231.90
34米国中小型成長株式 H無1008,2551.212.07
35脱炭素関連 世界株式戦略ファンド1008,8111.131.84
36フィデリティ世界バリュー株 C1009,1161.101.65
37ニッセイ気候変動関連G株式1009,6051.041.93
38MSインフラ株式 H無609,6800.621.73
39ニューチャイナファンド509,5650.521.91
40ニッセイSDGsインカム H無409,7490.410.91
41MSインフラ株式 H有209,6770.211.73
出所:モーニングスターのデータを元にかわ吉作成

隔月決算のファンドが上位を占める

ランキングでワンツーフィニッシュを決めたダイワ米国厳選株Fシリーズは、毎月決算ではなく年4回決算(2月・5月・8月・11月)となっています。

5位にランクインした米国ツインスターズファンドも毎月決算ではなく、年4回決算(3月・6月・9月・12月)となっております。

このファンドについては過去の記事で解説しています。

隔月決算型のファンドの弱点としては、分配金を受け取れる回数が少ない点です。投資家の中には、毎月の分配金を受け取れることを前提に投資計画や資金計画を立てているケースもあると思いますし、そもそも分配金は毎月入ってきたほうが嬉しいですしね。

分配金の回数より利回りを重視したい投資家にとっては、隔月決算の予想分配金提示型ファンドは最適な投資商品の1つになるかもしれません。

全82ファンドのうち無配のファンドは41ファンド

現時点(2023/1/9)で予想分配金提示型ファンドは82つあります。

2022年で分配金が出たファンドは、41ファンドでした。つまり、予想分配金提示型ファンドの半分は分配金が出ていないということです。

つまり、予想分配金提示型ファンドを活用してインカムを狙う場合は、間違ったファンドを避ける必要があります。

どのような判断基準で、予想分配金提示型ファンドを選べばよいかは以下の記事で解説しています。

安定したインカムを狙うためには、しっかりファンドの目利きをしましょう。

円高リスクが気になる方投資家向けの記事も書いています。

金利敏感株より景気敏感株が有利だった

2022年は、FRBの金融政策の影響で金利敏感株の比率が高いファンドのパフォーマンスは軟調でした。

金利の上昇局面と金利敏感株の相性は、非常に悪いです。

金利敏感株の比率が高いAB米国成長株投信Dコースよりもフィデリティ世界バリュー株Dコースの方が分配金利回りが高かったという結果がそれを表していると思います。

出所:モーニングスター

かわ吉ブログでは、投資信託のポートフォリオを金利敏感株・景気敏感株・ディフェンシブ株の3つに分解してリスク度合いを分析するようにしています。

参考:ポートフォリオを以下の3つに分けることで、そのファンドのリスクがざっくりではありますがイメージできます。

①金利敏感株:金利動向の影響を強く受ける銘柄でリスク度合いが大きい

②景気敏感株:景気動向の影響を強く受ける銘柄でリスク度合いは大きい

③ディフェンシブ株:金利動向や景気動向に左右されにくい銘柄で比較的リスク度合いが小さい

2022年は景気敏感株が底堅い動きをしたことにより、そのような銘柄が多かったファンドのパフォーマンスが良かったです。

ちなみに予想分配金提示型ファンドでディフェンシブ株の比率が高いMSグローバルプレミアム株式オープンH無もあわせて比較してみると、リスク度合いの違いが分かります。

出所:モーニングスター

予想分配金提示型ファンドでインカムを狙う際は、しっかり投資するファンドのポートフォリオを見て投資判断をすることが大切です。

狙える分配金とリスク度合いを天秤にかけて投資するファンドを選択しましょう。

予想分配金提示型ファンドの運用管理コストは高い

予想分配金提示型ファンドは、分配金の『質』に拘りたい投資家にとっては最適な仕組みの1つです。

しかし、この仕組みのデメリットの1つとして、運用管理コストの高さが挙げられます。

予想分配金提示型ファンドの運用管理コストは、非常に高いです。

今回、ランクインした予想分配金提示型ファンドの信託報酬の平均は1.79%となっています。

インカムの『量』と『質』をバランスよく狙う手段として、予想分配金提示型ファンドは最適なものですが、コスト高の問題は無視できません。

ただ、この問題は、これらのファンドを保有する証券会社を選別することで解決できます。

その証券会社とは『松井証券』です。

松井証券には、投資家が松井証券に支払う信託報酬のうち0.3%を超える部分をすべて投資家に還元してくれる『投信毎月ポイント・現金還元サービス』があるからです。

この『投信毎月ポイント・現金還元サービス』を簡単にまとめると、松井証券で保有している投資信託の残高の最大0.85%(ポイント還元時)もしくは0.78%の現金還元を受けることができるサービスです。

松井証券が受け取る信託報酬の0.3%(税抜)を超える投資信託が対象です。

たとえば、アライアンスバーンスタイン米国成長株投信Dコースであれば、下の図の赤枠で囲った部分が松井証券が受け取る信託報酬部分です。つまり、還元されるのは0.75%-0.3%=0.45%となります。

出所:アライアンスバーンのデータを元にかわ吉作成

仮にこのファンドを3,000万円保有した場合の還元分は以下になります。

出所:松井証券

もちろんこの還元分とは別に分配金も併せてもらえますから、インパクトはかなり大きいと思いませんか??

是非、松井証券を活用してみてください。

以上、お役に立てれば嬉しいです。

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