AB米国成長株投信 予想分配金提示型

【緊急レポート】アライアンスバーンスタイン米国成長株投信の見通しと投資方針

2022年5月20日

こんにちは。かわ吉です。

アライアンスバーンスタイン社より、アライアンスバーンスタイン米国成長株投信の緊急レポートが発行されました。

このレポートの主な概要は以下になります。

米国金融政策、ウクライナ情勢や中国ロックダウンなどの複合的リスク要因から、米国株式市場は年初来安を更新するも、米国企業の2022年1-3月期決算は事前予想を上回る良好な結果

企業ファンダメンタルズの見通しは引き続き強固。長期金利上昇がピークアウトすれば、市場参加者の関心はいずれ堅調な企業業績に回帰すると想定

外的要因による株式市場の調整は、「持続的な成長企業」への魅力的な投資機会

基準価格も低迷して5月の分配金もC・Dコースともに0円となっており不安を感じているホルダーも多いと思います。

そこで今回は、その不安を解消するためにこの緊急レポートの内容をまとめていきます。

この記事を読んでいただくと以下のメリットがあります。

足元の米国株式市場の動向と、今後の見通しと投資方針について理解できる

レポートの内容を踏まえた上で、かわ吉の所見についても知ることができる←いるか??

この記事が読者の資産運用の一助になれば幸いです。

ではいきましょう。

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足元の米国株式市場

・米国株式市場は、引き続き下値を模索する展開が続いている

→2022年5月11日時点で、S&P500種指数は年初来▲17.4%、3月末比でも▲13.1%と米ドルベースで下落幅が拡大している

出所:アライアンスバーンスタイン

・その理由は??

インフレの高止まりから米国金融政策に対する警戒感が依然として拭えないなか、ロシア・ウクライナ情勢は膠着化の様相となり、ゼロ・コロナ政策を堅持する中国は厳格なロックダウンを実施し、世界経済の減速懸念が増大しているため

・悪い材料だけではなく良い材料もある??

米国主要企業の約9割が発表を終えた1-3月期決算をみると、売上で73%、利益で77%の企業が事前予想を上回り、企業ファンダメンタルズは総じて堅調と言える。事前予想の利益は+6.4%(前年同月比)と一桁成長が見込まれていたが5月6日時点で+10.4%と大きく上昇修正されていることは良い材料

出所:アライアンスバーンスタイン

米国株式市場の見通し

・長期金利上昇がピークアウトすれば、市場の関心は堅調な企業業績に戻ると想定

→国際通貨基金(IMF)による2022年米国実質GDP成長率の予想は、2021年10月時点の5.2%から、2022年4月に3.7%へ大幅に下方修正された。

しかし、この下方修正は、昨今のインフレ上昇を受けて、実質成長率を算出するための物価調整分が大きく修正されたことが大きな要因。

名目成長率の予想が、8.1%から10.2%へ上方修正されていることがその証左。

・企業の売上高は名目GDPとの関連の方が高い

→企業の投入コストも上昇しているが、値上げを通じて売上を大きく伸ばせているため、利益も拡大ペースを維持できている構図になっている。特にアライアンスバーンスタイン米国成長株投信に組み込まれているような『持続的な成長企業』(強い価格決定力を有する企業)にとっては十分に対応可能な事業環境と言える。

事実、株式市場を取り巻くリスク要因は多くあるものの、市場コンセンサスの予想利益は引き続き堅調に推移している。株式市場の下落は、バリュエーション(PER)の修正により主導されていることは明らか。

出所:アライアンスバーンスタイン

・長期金利と予想PERの推移を見ると、近年は連動して動いている

→このことは、長期金利の上昇がピークアウトすれば、株式市場の下落も止まる可能性を示している。

・5月11日時点の予想PERは16.6倍とコロナショック後にしばらく推移していた22倍前後から大きく低下

→10年国債利回りが前回3%前後で推移していた2018年の水準(16倍前後)に近づいてきたことは、1つの明るい兆しと言える

・今後の企業業績見通しは、2022年ー2024年にかけて10%弱の増益が予想されている

→インフレのピークアウトを市場が織り込みはじめ、長期金利の動きが落ち着きを取り戻せば、市場参加者の視線はいずれ堅調な企業業績に回帰し、株価は企業の利益成長を織り込む緩やかな上昇トレンドに戻ることが予想される。

出所:アライアンスバーンスタイン

今後の投資方針

地政学的リスクやサプライチェーン混乱のような外部環境の要因で株式市場が下落する現在のような状況は、「持続的な成長企業」に割安な価格で投資できる魅力的な投資機会と言える。

また、インフレが高止まりするような事業環境においても、強い価格決定力を有する「持続的な成長企業」は、上昇するコストを製品・サービス価格に転嫁することができ、高い収益率を維持することは十分可能と言える。

アライアンスバーンスタイン米国成長株投信では、引き続き、革新的な商品/サービスで高いシェアを持つ「卓越したビジネス」を擁し、「外部環境に左右されにくく」、「健全な財務体質」を有する「持続的な成長企業」に投資することで、長期的に安定したリターンを創出することを目指している。

予想分配金提示型ファンドはアライアンスバーンスタイン米国成長株投信だけではない

長期的な視点でみれば、このレポートに書かれている内容に同意です。ただ、金利上昇がピークアウトするのがいつになるかが現時点で一番の問題だと思います。

アライアンスバーンスタイン米国成長株投信のポートフォリオを金利敏感株・景気敏感株・ディフェンシブ株の3つ分けると以下のようになります。

出所:アライアンスバーンスタインのデータを元にかわ吉作成

アライアンスバーンスタイン米国成長株投信に組み込まれている銘柄の大半は情報技術やバイオなどの金利敏感株です。金利敏感株は金利上昇に弱い特徴があります。

今後、金利上昇が続けばアライアンスバーンスタイン米国成長株投信の基準価格はさらに下落するリスクもあります。そのように考えると、インカム収入をアライアンスバーンスタイン米国成長株投信だけに依存するのはオススメできません。

予想分配金提示型ファンドはアライアンスバーンスタイン米国成長株投信だけではありません。たまたま直近の数年はアライアンスバーンスタイン米国成長株投信のポートフォリオと相場環境がバチッとハマっていただけです。正直言って、今の相場環境はアライアンスバーンスタイン米国成長株投信が苦手な局面だと思います。

そうであれば、アライアンスバーンスタイン米国成長株投信1本勝負ではなく、景気敏感株やディフェンシブ株の比率が高い予想分配金提示型ファンドも組み込む選択肢も検討して良いと思います。

現に、それらのファンドは直近の相場でアライアンスバーンスタイン米国成長株投信をアウトパフォームしています。分散投資することでポートフォリオのリスクを下げると同時にインカムを安定させることができますから、是非今一度ポートフォリオを見直してみましょう!!

出所:モーニングスター

ちなみにアライアンスバーンスタイン米国成長株投信以外の予想分配金提示型ファンドを使って分散投資をするのであれば、楽天証券やSBI証券で買うのは大きな機会損失になります。

新たに予想分配金提示型ファンドを買付するなら、松井証券がオススメです。

その理由は、松井証券で投資信託を購入すると毎月最大0.5%の現金もしくはポイントの還元を受けることができるからです。仮に1,000万円分の投資信託を1年間保有すると約50,000円の現金もしくはポイントがもらえます。これを使わない手はないでしょう。

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以上、お役に立てれば嬉しいです。

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