こんにちは。かわ吉です。
予想分配金提示型のメリットやデメリットは過去のブログで解説しました。
今回は、具体的にどのようなファンドがオススメなのかを紹介します。あくまでもかわ吉の独断と偏見です。投資は自己責任です。
ただランキングのポイントとしては、『安心して長期保有できるか』という視点で決めています。具体的には、パフォーマンスだけではなく、投資対象が過度に偏っていないか(しっかりセクターなどが分散されているか)、純資産は少なすぎないか(早期償還の可能性はないか)などで判断しています。
なので今回の内容は、『インカムを狙っていきたい!!けど極力相場を見ながら売買する回数は減らしたい!!』という人向けになっています。ちなみに今回は為替ヘッジなしで紹介しますが、為替ヘッジをするかしないかは為替動向を見ながら決めてみてください。
ではよろしくお願いします!
第1位:アライアンスバーンスタイン米国成長株Dコース
委託会社はアライアンスバーンスタインで、投資対象してしては主に米国の成長株です。
設定日は2014年9月16日です。
純資産 | 信託報酬 |
7723億円 | 1.727% |
6か月 | 1年 | 3年 | |
リターン | 14.78% | 62.23% | 69.61% |
分配金について直近1年は200円から300円の分配金を安定的に出しています。
セクターについては、米国の十八番である情報技術やヘルスケアを中心に配分されており、その他のセクターにも分散されて投資されています。
組入銘柄も米国を代表する企業が上位を占めています。まさに王道の投資銘柄です。
総合的に判断して、純資産も十分あり・分配金も安定的・投資対象も分散されいるという点で長期で保有するには一番だと思います。
第2位:グローバルAIファンド
委託会社は三井住友DSであり、設定日は2019年10月7日です。
純資産 | 信託報酬 |
990億円 | 1.925% |
6か月 | 1年 | 3年 | |
リターン | 46.44% | 175.89% | ー |
分配金のブレは少しありますが直近1年の受取分配金は1位のアライアンスバーンスタイン米国成長株よりも多かったです。
投資国は、ほぼアメリカです。
IT関連の比率が比較的高い印象です。アライアンスバーンスタイン米国成長株がS&P500種指数でグローバルAIファンドはナスダック指数といったところでしょうか。
テスラが上位に組み込まれているのが面白いですね。少し尖った銘柄が多いので短期的にはパフォーマンスは刺激的かもしれません。ある程度リスクが取れて分配金をがっつり狙っていきたい投資家向けかもしれませんね。
第3位 グローバルDX関連株式ファンド
委託会社は三井住友DSで、設定日は2020年9月14日です。
純資産 | 信託報酬 |
278億円 | 1.243% |
6か月 | 1年 | 3年 | |
リターン | 25.33% | ー | ー |
設定日からまだ1年も経過していませんが、今のところは分配金が安定的に出ています。
このファンドは、世界のDX(デジタルトランスフォーメーション)関連企業の株式を実質的な投資対象となっております。
投資国も7割以上が米国市場になっています。
投資セクターも分散されており、規模別の構成比率も大型株の比率が大きいので比較的安心して保有できると思います。
王道からは少し外した銘柄が中心です。アライアンスバーンスタイン米国成長株と合わせて保有すると面白いかもしれませんね。
第4位 ベイリー・ギフォード世界長期成長株ファンド
委託会社は三菱国際UFJ投信で、設定日は2021年1月19日です。
純資産 | 信託報酬 |
143億円 | 1.5895% |
6か月 | 1年 | 3年 | |
リターン | ー | ー | ー |
設定日以降、まだ2回の決算日しかありません。しかもまだ分配金の実績は0です。
投資国が、アメリカだけではなく中国も30%程度含まれているのは他のファンドとの違いです。セクターに関してもしっかり分散されているので面白いファンドかもしれません。
テスラが1位はどうでしょうか。。。ただテンセントやアマゾン・アリババ・ネットフリックスなどの銘柄も組み込まれているのある意味バランスは良いかもしれません。ただ設定日からまだ日が浅いので少し時間を空けてパフォーマンスを確認してからでも遅くないかもしれません。
第5位 サイバーセキュリティ株式オープン
委託会社は三菱UFJ国際投信で、設定日は2021年1月21日です。
主にインターネットセキュリティ関連の株式に投資をするファンドです。
純資産 | 信託報酬 |
60億円 | 1.8700% |
6か月 | 1年 | 3年 | |
リターン | ー | ー | ー |
分配金実績はまだありません。
月次レポートはまだ発行されていませんので、予想分配金提示型ではないサイバーセキュリティ株式オープンのレポートを参考にします。
投資対象はもちろんアメリカ市場中心です。
テーマ型なので、ソフトウェアサービスが中心です。
本家のパフォーマンスは絶好調です。ただ長期保有できるかどうかの判断は難しいところです。
まとめ
運用歴が長いのは、圧倒的にアライアンスバーンスタイン米国成長株です。予想分配金提示型のファンドが増えだしたのはかなり最近かもしれません。それもあり、運用実績が未知数なファンドも多いです。総合的に考えるとインカム狙いの投資家は、アライアンスバーンスタイン米国成長株をメインでアクセントとしてその他のファンドを組み合わせるのが今のところ最適解だと思います。
ではまた