こんにちは。かわ吉です。
今回は、『今』から買うべき予想分配金提示型ファンドの条件を解説します。
この記事は以下のような方にお役に立てる内容となっております。
これから予想分配金提示型ファンドへの投資を検討している人
すぐにでも分配金が欲しい人
既に予想分配金提示型ファンドを保有しているけど減配続きでインカム収入が減ってしまった人
そしてこの記事を読んでいただくと以下のメリットがあります。
これから予想分配金提示型ファンドを買う場合にどのような点をチェックすべきか分かる
分配金を狙いたいならどのようなファンドを選ぶべきか分かるようになる
この記事が読者の資産運用の一助になれば幸いです。
ではいきましょう。
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はじめに
予想分配金提示型ファンドについて詳しく知らない人のために『予想分配金提示型』の仕組みについてさらっと触れておきます。仕組みについては十分理解されている人は、飛ばしてください。
予想分配金提示型を一言でまとめると以下になります。
相場が良い時は分配金を多めに出すが、相場が悪い時は分配金が減配されたり0にすることで分配金の原資を元本から取り崩すのを防ぐ仕組み
これまであった『毎月分配型』は、分配金を毎月出すことを重視していたため、相場が悪い時も良い時も同じ分配金を出していました。そうすると、相場が悪いときは、投資元本を無理やり崩して投資家に支払います。
受け取れる分配金の理想は、『定期預金の利息』のように使える分配金だと思います。
『毎月分配型』と『予想分配金提示型』の違いについて詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
しかし、『毎月分配型』ではそれが叶いませんでした。そこで誕生したのが『予想分配金提示型』でした。
予想分配金提示型ファンドは、予め分配方針が決まっており、それに準じて毎月の分配金が支払われます。
たとえば、人気の予想分配金提示型ファンドであるアライアンスバーンスタイン米国成長株投信Dコースの分配方針は以下になります。
ちなみに2022年4月の分配金は200円(1万口あたり)でした。なぜ200円出たのかというと決算日の前営業日(4月14日)の基準価格を見れば一目瞭然です。
そして3月は分配金は0だったんです。これも決算日の前営業日(3月14日)の基準価格を見れば一目瞭然です。
予想分配金提示型ファンドは、相場が良いときは天使に見えますが、悪いときは悪魔になります(笑)
ざっくり予想分配金提示型ファンドの仕組みが分かったところで本題に移しましょう!!
①基準価格が12,000円を超えている
1つ目の条件としては、基準価格が12,000円を超えていることです。
理由はシンプルで、予想分配金提示型の仕組み上、基準価格が高くないと分配金が出ないからです。
そして、予想分配金提示型ファンドはそれぞれ分配方針は決まっており大半のファンドは11,000円からまとまった分配金が出る方針になっています。
ただ11,000円前後の基準価格のファンドを買うと、基準価格が少し下落するだけで分配金が減配されたり0になる可能性がありますからインカムが狙えるかは少し不安です。
そのように考えるとインカムを狙うのであれば基準価格が12,000円を超えているファンドを検討すべきかなと思います。
ちなみに4月22日現在で基準価格が12,000円を超えている予想分配金提示型ファンドは以下になります。
ファンド名 | 基準価格(4/22) |
シュローダー・G・リートESGフォーカス(予配) | 12,085円 |
ダイワ 米国厳選株FイーグルアイⅡ豪ドル | 13,000円 |
M・Sグローバル・プレミアム株式(H無)予配 | 12,353円 |
次世代REIT<毎月>(H無)予配 | 13,539円 |
ストラテジック・リートF予想分配金提示型B | 12,040円 |
ダイワ 米国厳選株FイーグルアイⅡレアル | 12,312円 |
ダイワ 米国厳選株FイーグルアイⅡ米ドル | 12,868円 |
良さげなファンドから少し危なげな感じのファンドもありますね(笑)
今のような局面で基準価格が12,000円以上あるファンドって思ったより多かったです。
詳しいファンドの分析は、今後の記事で解説していこうと思いますが、この中だと『M・Sグローバル・プレミアム株式(H無)予配』と『ダイワ 米国厳選株FイーグルアイⅡ米ドル』のあたりが面白そうな気がしますね。
予想分配金提示型は分配方針があるので、インカムを狙いたいなら基準価格が高いファンドを検討すべき。4月22日時点でその条件を満たすファンドは7ファンド。
②投資セクターが分散されている
短期間でとりあえず分配金が狙えれば良いなら、とりあえず基準価格だけでファンド選びをすれば良いと思います。ただ、投資するならある程度は長期保有できるファンドを選びたいところですよね。
そのように考えると、投資対象はある特定のテーマに偏ったファンドよりは米国中心もしくは投資セクターがしっかり分散されているファンドを検討したいところです。
たとえば、『M・Sグローバル・プレミアム株式(H無)予配』と『ダイワ 米国厳選株FイーグルアイⅡ米ドル』の投資別セクターは個人的にはバランスが良いポートフォリオだと思います。
まずは『ダイワ 米国厳選株FイーグルアイⅡ米ドル』のポートフォリオをご覧ください。
米国の十八番であるコミュニケーションサービスや情報技術をメインにしてその他セクターにも分散されたポートフォリオになっています。
続いて『M・Sグローバル・プレミアム株式(H無)予配』のポートフォリオはこちらになります。
情報技術だけではなく金利動向や景気動向に左右されにくい生活必需品セクターの比率も高く個人的には好きなポートフォリオになっています。
アライアンスバーンスタイン米国成長株投信もこれらのファンドと比較すると基準価格は低いですが、ポートフォリオとしてはバランスが取れていて好きですね。長期保有には向いていると考えています。
長期投資できる予想分配金提示型ファンドを検討中なら基準価格だけではなく、中身であるポートフォリオの投資セクターが分散されているかはチェックすべき。
予想分配金提示型ファンドを保有するなら松井証券を使ってみるのもあり
もし、投資したい予想分配金提示型ファンドが見つかった場合はどこの証券会社で買いますか??
SBI証券??楽天証券??ノンノン!!
まずはそのファンドが松井証券で取り扱いがあるかチェックしてみてください。
なぜかというと、松井証券では『投信毎月ポイント・現金還元サービス』を行っており信託報酬の0.5%程度のキャッシュバックが受けられるので非常にお得です。
このサービスの概要については、過去の記事で解説しておりますのでご興味がある方はそちらをお読みください。
ちなみに松井証券では、『最大10万ポイントGET!はずれナシで投信お引越しが超オトクキャンペーン』を開催しています。6月30日までエントリーの上で他証券から1万円以上の投信移管&10万円買付するとポイントが当たるキャンペーン実施中ですので興味ある方は今がチャンスかもしれません。
ただ松井証券で取り扱いのあるファンドが対象になりますのでそちらをまずご確認ください。
まとめ
今回は、『今』から買うべき予想分配金提示型ファンドの条件を解説しました。
内容をまとめると以下になります。
①基準価格が12,000円を超えている
②投資セクターが分散されている
すぐにでもインカム収入が欲しくて、なおかつ安心して長期保有できる予想分配金提示型ファンドを検討中の方は以上の条件を満たすファンドを探してみると良いと思います。
とはいえ、いちいち調べるのも大変ですからかわ吉ブログでもそのようなファンドを解説していこうと思いますので、また見に来てくださいね!!お待ちしております。
以上、お役に立てると嬉しいです。
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