こんにちは。かわ吉です。
アライアンスバーンスタイン米国成長株投信は、優良は米国株式ファンドです。
アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Aコース(為替ヘッジあり) | 投資信託 | 楽天証券 (rakuten-sec.co.jp)
優良ファンドの1つなんですが、このファンドには4つのコースがあります。
そしてこのファンドには4つのコースがあります。その4つのコースとは以下になります。
①Aコース(為替ヘッジあり)
②Bコース(為替ヘッジなし)
③Cコース毎月決算型(為替ヘッジあり)予想分配金提示型
④Dコース毎月決算型(Dコース)予想分配金提示型
これらのコースはどのような基準で選べば良いのでしょうか??
そんなの簡単ですよ!!分配金が欲しい人はC・Dコースで、年2回の分配金で良い人はA・Bコース!!為替のリスクを取りたい人はB・Dコースで、取りたくない人はA・Cコース!!でしょ。
ざっくりだとそんな判断基準で良いと思うんですけど、この説明では自分に合ったコースを選べるとは思えないんですよね。説明としては少し不親切です。
この説明だと不親切な理由は以下になります。
インカムが狙いたい投資家でも欲しい分配金の水準は異なる
インカムは欲しいからC・Dコースを選んだものの、必要以上の分配金を受け取ってしまうことで元本の値上がり益を圧迫してしまうこともあると思います。。
なのでそのようなミスマッチを防ぐためにも、イメージではなく具体的な数字で比較した上で判断するのもありだと思います。
そこで今回は、直近1年間でそれぞれのコースの運用リターンを比較してみようと思います。
比較するにあたってイメージが湧きやすいように以下の条件で比較してみようと思います。
1年前にそれぞれのコースを100万円ずつ買付をする
この記事を読んでいただくと以下のメリットがあります。
それぞれのコースで直近1年間のキャピタルゲインとインカムゲインが分かる
具体的な数字でそれぞれのコースを比較することで自分に合ったコースを選択できるようになる
この記事が読者のお役に立てれば嬉しいです。
ではいきましょう。
①Aコース(為替ヘッジあり)
Aコースは、為替ヘッジありの年2回決算です。
では早速ですが直近1年のキャピタルゲインとインカムゲインを見ていきましょう。
まずはキャピタルゲインです。直近1年の基準価格の推移がこちらです。
基準価格は、+27.69%でした。100万円投資した際のキャピタルゲイン(税引前)は276,900円です。
次にインカムゲインを見てみましょう。
直近1年の分配金実績はこちらになります。
直近1年の分配金は420円でした。
1年前の基準価格(30,286円)で100万円投資した際の分配金(税引前)は以下になります。
分配金(税引前):13,867円 分配金利回り:1.3%
アライアンスバーンスタイン米国成長株投信Aコースのキャピタルゲインとインカムゲインをまとめると以下になります。
キャピタルゲイン | インカムゲイン | |
Aコース | 276,900 | 13,867 |
キャピタルゲインは約27%で分配利回りは約1.3%。定期預金よりも少しだけ利回りが欲しい投資家には十分な利回りだと言える。
②Bコース(為替ヘッジなし)
Bコースは、為替ヘッジなしの年2回決算です。
では、キャピタルゲインとインカムゲインを見てみましょう。
まずは、キャピタルゲインです。直近1年の基準価格の推移はこちらです。
基準価格は、+38.28%でした。100万円投資した際のキャピタルゲイン(税引前)は382,800円です。
次にインカムゲインを見てみましょう。
直近1年の分配金実績はこちらになります。
直近1年の分配金は470円でした。
1年前の基準価格(33,548円) で100万円投資した際の分配金(税引前)は以下になります。
分配金(税引前):14,009円 分配金利回り:1.4%
アライアンスバーンスタイン米国成長株投信Bコースのキャピタルゲインとインカムゲインをまとめると以下になります。
キャピタルゲイン | インカムゲイン | |
Bコース | 382,800 | 14,009 |
キャピタルゲインは、約38%で分配金利回りは1.4%。定期預金よりも少し高い金利が欲しい投資家には良い。為替リスクを気にしなければBコースを選ぼう。
③Cコース毎月決算型(為替ヘッジあり)予想分配金提示型
Cコースは、為替ヘッジありの予想分配金提示型です。
では、キャピタルゲインとインカムゲインを見てみましょう。
まずは、キャピタルゲインです。直近1年の基準価格の推移はこちらです。
基準価格は、▲0.69%でした。100万円投資した際のキャピタルゲイン(税引前)は▲6,900円です。
Cコースの直近1年におけるキャピタルゲインはマイナスでしたね。
次にインカムゲインを見てみましょう。
直近1年の分配金実績はこちらになります。
直近1年の分配金は3100円でした。
1年前の基準価格(11,715円) で100万円投資した際の分配金(税引前)は以下になります。
分配金(税引前):264,618円 分配金利回り:26.46%
アライアンスバーンスタイン米国成長株投信Cコースのキャピタルゲインとインカムゲインをまとめると以下になります。
キャピタルゲイン | インカムゲイン | |
Cコース | ▲6,900 | 264,618 |
キャピタルゲインは▲0.69%で分配金利回りは約26%でした。A・Bコースとは真反対の結果になり、本格的にインカムを狙いたい投資家はやはり予想分配金提示型を選ぶべき。
④Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型
Dコースは、為替ヘッジなしの予想分配金提示型です。
では、キャピタルゲインとインカムゲインを見てみましょう。
まずは、キャピタルゲインです。直近1年の基準価格の推移はこちらです。
基準価格は、+8.53%でした。100万円投資した際のキャピタルゲイン(税引前)は85,300円です。
Cコースとは違う結果になりましたね。
次にインカムゲインを見てみましょう。
直近1年の分配金実績はこちらになります。
直近1年の分配金はCコース同様3100円でした。
1年前の基準価格(11,431円) で100万円投資した際の分配金(税引前)は以下になります。
分配金(税引前):271,192円 分配金利回り:27.11%
アライアンスバーンスタイン米国成長株投信Dコースのキャピタルゲインとインカムゲインをまとめると以下になります。
キャピタルゲイン | インカムゲイン | |
Cコース | 85,300 | 271,192 |
キャピタルゲインは+8.53%で分配金利回りは約27%でした。値上がり益もあり高い分配金利回りを狙えたDコースはキャピタルとインカムのバランスがちょうどよいと感じる投資家も多いのでは??
まとめ
今回は優良ファンドであるアライアンスバーンスタイン米国成長株投信のコース選びをしやすくするためにそれぞれのコースの直近1年のインカムゲインとキャピタルゲインを比較してみました。
比較した結果は以下になります。
比較して分かる気づきとしては以下になります。
インカム狙いの投資家は間違いなくC・DコースでOK
定期預金の利息より少しだけ多めの分配金で十分な人はA・BコースでOK
A・BコースとC・Dコースはそれぞれ特性に大差はないから為替リスクを許容できるかどうかで判断してOK
迷ったらとりあえずバランスの取れたDコースからスタートしてOK
ただ結局、結論としてはこんなざっくりとした感じになりましたね。
でもA・BコースとC・Dコースの2組では、かなり特性が異なっていることが分かると思います。コース選びを適当にすると期待していた結果にならない可能性もありますからしっかり比較してコース選定をしましょう!!
そもそもキャピタルゲインを狙いたいのかインカムゲインを狙いたいのか良く分からないという人はこちらの書籍を絶対に読んでください。お金には『旬』があります。それについてしっかり考えてからコースを選んでも全く遅くありません。大きな機会損失を防ぐためにもこれを機会に考えてみましょう!!
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以上、お役に立てれば嬉しいです。
『アクティブファンドはコストが高いからインデックスファンドに投資するのが良い!!』という考え方がありますが、それは投資期間が長期の場合だと思います。投資期間が5,6年程度ならアクティブファンドがかなり有利になる可能性もあります。思考停止してインデックスファンドに投資するのは大きな機会損失につながる可能性があります。