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【これを待っていた】ピクテ・グローイング新興国株式ファンド(毎月決算・予想分配金提示型)の魅力とは??【青天井の分配金?】

2023年5月15日

こんにちは。かわ吉です。

インカム狙いの新興国株式ファンドの大半は、中国・台湾・韓国株で構成されていました。

ただ、これらの国はどちらかといえば先進国よりの新興国だと考えています。いずれも今後の人口は減少傾向にありますから。

だから、インカム狙いの投資家の中には、インドやブラジルなどの今後人口増加が期待できる新興国に投資しながらインカムを狙いたいと考えている人もいるでしょう。

そのような方に朗報です。

そのような国々に投資をしながら質の高いインカムを狙える(=予想分配金提示型)ファンドが誕生しました。

そのファンドとは、『ピクテ・グローイング新興国株式ファンド(毎月決算・予想分配金提示型)』です。

予想分配金提示型ファンド界隈で、唯一(?)手が届いていない部分をカバーするファンドが登場しました。

今回はこのファンドについて解説してみようと思います。

このファンドがインカム狙いの投資家のお役に立てれば幸いです。

ではいきましょう!!

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中国と韓国への投資は魅力的ではない理由

個人的に中国や韓国への投資のウエイトをそこまで高めたくないと考えています。

その理由はシンプルに人口です。

韓国は、予測よりも早く人口減少が起こると言われています。韓国政府は2020年末の人口が年々比で約2万人減少したと発表しました。統計開始以来、人口減は初めてで、政府の予想より9年も早く人口減少が始まったことになります。ソウル首都圏の人口も20年から21年にかけ約15万人減少しており、韓国が本格的な人口減少社会に突入したことを示しています。このまま減少が進めば国の存続が危ぶまれるとの悲観的な予測もあります。

中国においても、先日インドに人口を抜かれました。すでに『一人っ子政策』を撤廃していますが、少子化に歯止めがかからず容認する子どもの数を2人から3人へと増やしています。しかし、これでも将来的に人口増加を維持するのは厳しいと見られているため、出生率の低い省から産児制限を順次撤廃する流れとなっています。ただ、産児制限には人口増加率の高いウイグル人などのイスラム教徒の人口を抑える目的もあるため、制限撤廃を全国に拡大できるかは不透明です。

このように、中国・韓国ともに人口増加は期待できません。必ずしも『人口減少=経済が伸びない』とは限りませんが、人口増加は経済成長にとって重要なファクターだと思います。

少なくとも今後、人口減少が止まらない国をメインに投資するメリットはないと思います。

以上の理由から、中国や韓国など人口減少が予想される国ではなく、インドやブラジルなど人口増加が期待できる国に投資したいと考えています。

ピクテ・グローイング新興国株式ファンドの概要

まず初めに、このファンドの概要についてまとめてみます。

2023年4月21日に設定された比較的新しい投資信託です。現状、基準価格は10,000円を上回っています。

運用管理コストについては、1.7715%ということで比較的高めとなっています。

では続いてこのファンドの特色について説明します。

注目しているポイントは②です。

このファンドも経済の潜在成長力において労働力は重要な要素のひとつと考えています。そのため、労働人口の拡大に注目することで、相対的に高い経済成長が期待できる国を厳選しています。

労働人口の拡大に注目することで中国や韓国は自動的に外されます。この点が魅力ですね。

狙えるインカムは青天井

では一番大切なインカムについて見てみましょう。

このファンドは予想分配金提示型です。予想分配金提示型ということは、分配方針が決まっています。

分配方針が決まっているということは狙える分配金をざっくりイメージすることができます。

ではこのファンドの分配方針を見てみましょう。

このファンドの分配方針の特徴は以下になります。

アライアンスバーンスタイン米国成長株投信C・Dコースの分配方針と比較すると、この特徴が分かりやすいですね。アライアンスバーンスタイン米国成長株投信C・Dは5段階なのに対して、ピクテ・グローイング新興国株式ファンドは7段階あります。

さらに、アライアンスバーンスタイン米国成長株投信C・Dは基準価格が14,000円を超えると分配金は400円で固定されます。一方で、ピクテ・グローイング新興国株式ファンドについては、基準価格が15,000円を超えると『基準価格の水準等を勘案して決定する』形になっていますので、分配金は一時的に青天井となります。この点は面白い仕組みとなっています。

しかし、途中の分配金額はアライアンスバーンスタイン米国成長株投信より低い水準で設定されていますので、狙える分配金はアライアンスバーンスタイン米国成長株投信より少ない可能性が高いです。

販売会社は3社のみ

このファンドは運用管理コストが高いので、保有するのであれば松井証券を活用して『投信毎月ポイント・現金還元サービス』を活用したいところですが、残念ながら松井証券でこのファンドの取り扱いはまだありません。

販売会社は以下の3社になります。

SBI証券が入っているので比較的多くの投資家が買いやすいファンドと言えますね。

ただ、このファンドはまだまだ若いファンドなのですぐに投資する必要はないと思います。もう少し運用実績を見て投資しても遅くないと思います。『今すぐに投資したい!!』人は少しだけ試しに買ってみるのは面白いかもしれません。

このファンドについては、動向をブログ記事でチェックしてみようと考えています。

以上、ご参考になれば嬉しいです。

ぶっちゃけ証券会社は使い分けないと大きな機会損失になると考えています。

具体的には以下の記事で解説しています。





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