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【どちらに投資すべき??】S&P500指数とナスダック100指数 【積立投資編】

2021年4月27日

こんにちは。かわ吉です。

世界一結婚したい株価指数はおそらくS&P500種指数です。

だから、積立投資をするときはS&P500種指数に連動するインデックスファンドをオススメする人も多いですね。

でも本当にそれが最適解でしょうか??

もう1つ忘れてはいけないアメリカの株価指数があります。それがナスダック100指数です。

そもそもナスダックとは、元々は主に新興企業を中心とした株式市場でしたが、IT業界の大きな発展があり、今のナスダックに上場しているのはマイクロソフトやアップルなど時価総額の大きな企業の比率が高くなっています。

そしてナスダック100指数は、アメリカを代表する株価指数の1つであり、ナスダックに上場している銘柄のうち、金融関連の銘柄を除いた時価総額の大きい上位100銘柄を時価総額加重平均で算出した数値です。

つまりは、アメリカを代表するIT関連企業の詰め合わせパックというイメージでいいと思います。

このナスダック100指数もパフォーマンスってめちゃくちゃ良いんです。

そこで今回は、積立投資をするときにS&P500種指数とナスダック100指数どちらに投資すべきか解説しようと思います。

これから積立投資を始めようと考えている人や、とりあえずS&P500種指数やナスダック100指数に連動するインデックスファンドで積立投資を始めたけど本当にこれでいいか不安な人のお役に立てれば嬉しいです。

このブログを見ることで、どちらの指数に連動するインデックスファンドを積み立てるのが良いか分かります。

パフォーマンスはナスダック100指数の圧勝

まず条件としては、運用期間を(1999年から2018年)の約20年間とします。そして毎月3万円を投資したと仮定します。評価額は円ベースで計算します。

その条件で投資をすると評価額は以下になります。

出所:大和アセットマネジメント

長期投資の結果、S&P500種指数の評価額は約1,700万円です。一方、ナスダック100指数は約2,500万円で、ナスダック100指数の圧勝です。

20年間で約800万円の差は大きいですね。

でもどうしてここまで差が開いたのでしょうか??

GAFAの威力は半端ない

この20年間のアメリカ市場を上昇させたのは、グーグル・アップル・フェイスブック、アマゾンの総称GAFA、巨大ハイテク企業です。

これらの会社は、どちらの指数にも組み込まれていますが、構成比率が実は違います。

出所:大和アセットマネジメント

これらの企業が組入銘柄上位にあるのは変わりませんが、ナスダック100指数に占めるGAFAの割合はS&P500種指数の約3倍です。

出所:大和アセットマネジメント

直近20年のアメリカ市場のけん引役はGAFAなどの巨大ハイテク企業です。ナスダック100指数はハイテク企業に偏っており、その偏りゆえに高いパフォーマンスを達成することができたんです。

ナスダック100指数のリスクは高い

ポートフォリオが偏るとリスク度合いは高まります。

この20年はナスダック100指数の圧勝でしたが、ハイテク企業に偏ったポートフォリオは、一転してパフォーマンスが大きく悪化する可能性もあるということです。

一方、S&P500種指数は、セクターなども分散されていることからナスダック100指数にパフォーマンスは劣後するかもしれませんが、下落率はナスダック100指数より小さくなる可能性があります。

リスク許容度高めであればナスダック100指数でOK

リスク許容度が高く投資期間を長期で検討できる人はナスダック100指数に連動するインデックスファンドで積立投資するのが良いと思います。

ただ、パフォーマンスだけではなく、投資している指数がどのような特性のものなのかというのはしっかり把握した上で投資できたらいいですね。

しっかり把握することで安心して長期投資を実践しやくなると思います。

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