こんにちは。かわ吉です。
私の感覚的に予想分配金提示型ファンドの代表格は、アライアンスバーンスタイン米国成長株投信とグローバルAIファンドです。個人的には、2つとも良いファンドだと思っています。ただ、この2つのうちどっちを買えばいいのか悩まれる方もいらっしゃると思います。結論、両方買ってみて比較するのが一番です。ただ今回は悩まれている人が両方買わずにどちらのファンドが自分に合っているのかを判断していただくために両ファンドを分かりやすく比較します。
商品の特徴はもちろんのことリスク度合いなどもしっかり考慮した上であなたに合ったファンドを選んでみてください。
ではいきましょう!!
①まずはざっくり比較
まずは基本的な項目を比較してみましょう。
AB米国成長株 | グローバルAIファンド | |
基準価格(3/26 ) | 11,461円 | 14,911円 |
純資産 | 7813.58億円 | 1003.7億円 |
信託報酬 | 1.727% | 1.925% |
リターン(6か月) | 16.41 | 43.51 |
リターン(1年) | 45.57 | 122.4 |
リターン(3年) | 78.97 | ー |
分配金累計(1年) | 2,300円 | 4,650円 |
楽天証券(閲覧回数) | 22,474回 | 16,580回 |
純資産はAB米国成長株が約7,800億円でグローバルAIファンドが約1,000億円ということでAB米国成長株の方が多いですが、一般的にはそれぞれある程度の純資産はありますから繰り上げ償還等のリスクは低いと思います。
信託報酬は、AB米国成長株が1.727%、グローバルAIファンドが1.925%ということで前者の勝ちです。手数料水準としては、両ファンド少し高めですね。
リターンに関しては、グローバルAIファンドは設定日からまだ3年たっておりませんので約1年半の期間で比較するとグローバルAIファンドの圧勝です。
ここまでの情報で判断すればコストは少し高くてもパフォーマンスが良いグローバルAIファンド一択かなと思います。ただ、このたった1年半の運用成果だけで判断するのは少し危険です。組み込まれている銘柄を少し詳しく見て、短期的な視点だけではなく長期的な視点でも比較してみましょう。
②もう少し長期的な視点で比較してみよう
AB米国成長株投信は設定日から約7年ほど経過しております。一方、グローバルAIファンドは設定日からまだ1年半しか経過していません。よって過去のパフォーマンスで長期的な視点で比較することはできません。なので組み込まれている銘柄やセクターをまずは把握することで今後の動きやリスク度合いを比較してみましょう。
まずはAB米国成長株投信の中身を見てみましょう。
市場別配分に関しては、NASDAQが約6割を占めています。ただセクター別配分に関しては、ある程度分散されて銘柄が選別されています。組入上位10銘柄についてもある程度時価総額の大きい企業が上位を占めています。
続いてグローバルAIファンドです。
大型株式中心でアメリカ市場が中心のポートフォリオになっています。
セクター別配分については、AB米国成長株投信と少し違い、情報技術やコミュニケーションサービスの比率が少し高い傾向があります。
組入上位10銘柄の顔ぶれは少しAB成長株と異なっていますね。テスラの比率が高い点もファンドの特徴が出ていると思います。
この2つのファンドを比較して個人的な見解としては、AB米国成長株投信はS&P500種指数で、グローバルAIファンドはナスダック指数のような動きをすると考えています。
1988年以降のS&P500種指数とNASDAQの比較です。長期的に見てもナスダック指数に投資する方がパフォーマンスが良いです。ただ問題は、その途中経過なんです。2000年代のITや2008年のリーマンショック時の下落率はかなり大きいんです。そのような大きな下落に遭ってしまったとしてもしっかり長期保有できる人はナスダック指数を買ってもらうと良いと思います。
結論:リスク許容度の高い人はグローバルAIファンド
ある程度、リスク許容度の高い人は、グローバルAIファンドで良いと思います。ただリスク許容度って自分が思っているほど高くないことの方が多いので、1回で全力投資をせずに複数回に分けて投資してみるのも良いかもしれませんね。
ちなみに私は、リスク許容度が高くないのでアライアンスバーンスタイン米国成長株派です。
商品の特性を知り自分にあった商品を選びましょう!!
ではまた