こんにちは。かわ吉です。
銀行で働いていて強く感じていることがあります。
それは顧客へ資産運用を提案するときに、日本株ではなく米国を中心とした先進国株式を提案する機会が圧倒的に増えたということです。
その理由はシンプルで、米国株の方が長期的に見れば儲かる可能性が高いからです。
1969年以降のパフォーマンスを比較すると、米国を含めた先進国株式は日本株式の2倍のパフォーマンスがありました。
資産運用は、『お金を増やすこと』がメインの目的ですから、投資するなら少しでもお金が増えやすい投資対象を選ぶことはなんら問題ないと思います。
現に私のポートフォリオの90%程度は米国株を中心とした先進国株式で構成されています。
ただ、資産運用の効率を重視しすぎて国内株に投資をしないというのもデメリットがあるとも感じています。
そこで今回は、日本人が日本株に投資しないことのデメリットと日本株に投資するならどのような選択肢があるか解説してみようと思います。
ではよろしくお願いします!!
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日本に関心が無くなる
投資対象が日本以外になると日本に関心が無くなります。
なぜなら米国を中心とした先進国の株式をメインで保有すると、関心事は海外の情勢に目が行きがちになるからです。そのようになるのは、日本国内で起こっていることと海外株式の動向はそれほど関係ないからです。
たとえば米国株に投資しているのであれば、日本の政治経済よりも、米国の政治経済にアンテナを張っていた方が良いです。
自分の大切なお金を投資しているのですから、そちらに関心を向けるべきです。
しかし、そちらに関心を向けると日本国内に興味がなくなります。日本に住んでいるのに。
それって少し寂しいことだと思います。
だから、日本株のパフォーマンスは米国株などと比較すると見劣りする面もありますが、『日本に関心を持つ』という観点でみれば日本株への投資はそのきっかけになるかもしれません。
日本のことを見下してしまう
最近は、『日本の賃金は上がらない、経済も成長しない、政治もダメ』そんな悪いニュースやコメントを見る機会が増えた気がします。
自分たちが住んでいる国なのに、自分たちの国ついて悪く言ったり、他国と比較して見下したりしているのってなんか寂しいですよね?
確かに賃金は上がっていないし、GDPの成長率の見通しもよくありません。政治だってなぜそのようなことをするのか意味の分からない政策もたくさんあります。それは事実だと思います。
ただ日本に住んでいる人たちが日本に絶望して文句ばかり言っているのはそれこそ悪循環になってしまうと思います。
その悪循環を断ち切りためには希望が必要です。
投資においてその『希望』とは、日本国内にも成長して世界と戦いながら成長している企業があることを知ることだと思います。
日本でも成長している企業はたくさんある
では、今後も成長が期待できる日本企業にはどのようなものがあるのでしょうか??
ユニクロやソフトバンクは世界でも名が通ってりる企業ですが、それ以外にもたくさんあります。
例えば、味の素(2802)は、調味料や冷凍食品などで高いシェアを持ち、海外でも独自に子駆逐した販売チャネルを幅広く展開しており、食品事業の他に、半導体向けの材料やバイオ向けサービスなど高収益な事業も伸びており、成長が期待できます。
その他にも任天堂(7974)は1889年に花札メーカーとして創業するも、1983年に『ファミリーコンピュータ』が大ヒットし大変貌を遂げました。最近は、「Nintendo Switch」据え置きゲーム機と携帯ゲーム機の融合系を発表するなど、老舗ゲームメーカーの新しいチャレンジが始まっています。
また、インターネットイニシアティブ(3774)は企業向けのプロバイダーや個人向けの格安スマホが主力事業の会社で、近年はインターネットのセキュリティ分野やシステム開発などでも成長が期待されています。
このように日本国内でも成長が期待されている企業はたくさんあります。
そのような企業を見つけてくれるのは『ひふみ投信』
日本にも成長企業はあります。ただこれらの企業を自力で見つけるのには多くの時間とエネルギーが必要になります。
それに費やす時間とエネルギーがあるならば自力で成長企業を探してみるのも良いかもしれませんが、そうでなければ投資信託を通して投資してみませんか??
個人的に好きな日本株投信は『ひふみ投信』です。
(私が社会人2,3年目くらいに一度転職でこの会社にチャレンジして落ちたのは内緒です。。。)
ひふみ投信は国内最大級のファンドで多くの投資家から信頼されています。
『ひふみ投信』は、『お金が増える』以外の投資の楽しみを教えてくれます。
私もこのファンドに毎月5,000円ずつ積立投資をしていますが、米国株などに投資するのとはまた別の楽しみがあります。
そのように感じる理由は、こまめな運用状況の報告であったり、ファンドマネージャーの顔が投資家からも良く分かる仕組みづくりなどがされているからだと思います。
このファンドには、他の運用会社にはない『親近感』があります。心地よさと言い換えることもできるかもしれません。
今後、日本ファンドに投資を検討されている方には自信を持って『ひふみ投信』を紹介できます。
ご興味ある方は、是非ひふみ投信の口座開設をしてみてください。
なお『ひふみ投信』についてもっと知りたい方は、ひふみ投信の創業者の1人である藤野英人さんの書籍も是非読んでみてください。
オススメはこの2冊です。
投資家が「お金」よりも大切にしていること (星海社新書) [ 藤野 英人 ] 価格:902円 |
投資家みたいに生きろ 将来の不安を打ち破る人生戦略 [ 藤野 英人 ] 価格:1,650円 |
以上、お役に立てれば嬉しいです。