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【ぶっちゃけどちらを買う??】楽天VTI VS アライアンス・バーンスタイン米国成長株投信Bコース

2021年9月12日

こんにちは。かわ吉です。

アライアンスバーンスタイン米国成長株投信は優良ファンドです。

ただ、最近はコストが安くてパフォーマンスも良い米株ファンドも増えてきました。そのようなファンドの1つとして『楽天VTI』があります。

『楽天VTI』は、米国株式市場の投資可能銘柄である約4,000銘柄にこのファンド1つで広く分散投資できます。誰もが知っている大企業だけではなく中小型株も網羅されています。このファンド1つで米国株式市場全体に投資することができます。

出所:楽天証券

『高いコストを払ってまでアクティブファンドに投資すべきか??インデックスファンドに投資するだけでいいんじゃないか??』という疑問はいつも付きまといます。

『楽天VTI』は、米株インデックス投信の代表格でもあります。そこで今回は、米株インデックス投信である『楽天VTI』と米株アクティブファンド代表でもある『アライアンスバーンスタイン米国成長株投信Bコース』を比較してみます。

ファンド選びで重要なことは、投資しようと検討しているファンドが自分に合っているかどうかが大切です。コストやパフォーマンスもかなり大切ですが。。。

自分に合っているかどうかの判断基準は、リスク度合いや分配金の有無などがあります。

様々なファンドを比較して自分に合っているかどうかをしっかり判断して投資をしましょう!ネットの評判だけで判断すると誤った商品選びをしてしまうかもしれませんから。

この記事が、ファンド選びの一助になれば幸いです。

ではいきましょう。

①運用管理コスト

まずは運用管理コストから比較していきましょう。インデックスファンドとアクティブファンドの比較ですから言わずもがなかもしれませんが。。。

出所:楽天証券のデータを元にかわ吉作成

その差は圧倒的です。約1.6%の差があります。

投資金額が1,000万円であれば、運用管理コストの差は単純計算で約16万円です。

これだけの差があるので『アライアンスバーンスタイン米国成長株投信』には、これを取り戻すくらいの圧倒的なパフォーマンスが必要ですね。

『アライアンスバーンスタイン米国成長株投信』の信託報酬1.727%は、アクティブファンドの信託報酬の平均である1.4%を少し上回っていますからコストは高いファンドに分類されますね。

とりあえず運用管理コストについては、『楽天VTI』の圧勝です。

②パフォーマンス

コストの安さだけで商品選びをするのは危険です。しっかりパフォーマンスを比較した上で、手数料が割に合っているか判断しましょう。

出所:楽天証券

直近3か月で比較するとアライアンスバーンスタイン米国成長株の圧勝です。

出所:楽天証券のデータを元にかわ吉作成

次に直近6か月で比較してみます。

出所:楽天証券

こちらもアライアンスバーンスタイン米国成長株の勝ちです。

出所:楽天証券のデータを元にかわ吉作成

最後に『楽天VTI』 の設定年である2017年から比較してみましょう。

出所:楽天証券

2017年9月以降のパフォーマンスは『アライアンスバーンスタイン米国成長株投信』の勝利です。

ちょっとだけ安心しました。オススメしているファンドがただのコストが高いファンドに成り下がったらどうしよかと思っていましたから(笑)

出所:楽天証券のデータを元にかわ吉作成

どの期間で比較するかでパフォーマンスの良し悪しは分かれますが、楽天VTIの設定日以降で比較するとAB米国成長株投信の勝ちでした。

なのでパフォーマンスについてはAB米国成長株投信の勝利です。

③分配金

この2つのファンドは基本的にはキャピタルを狙うファンドです。ですが、AB米国成長株投信Bコースは年に2回分配金が支払われる可能性があります。楽天VTIも年1回分配金が支払われる可能性がありますが今のところ分配金実績はありません。

2017年9月以降の分配金実績はそれぞれ以下になります。

出所:楽天証券のデータを元にかわ吉作成

AB米国成長株投信Bコースの直近の分配金は、1万口当たり230円でしたから仮に100万円の投資であれば分配金は約5,000円(税引き前)です。

仮に1,000万円だったとしても5万円ですから、あまり大差はないかもしれませんね。

ただ一応、分配金で比較すると『AB米国成長株投信Bコース』の勝利です。

④リスク度合い

最後にリスク度合いを比較してみましょう。

出所:楽天証券

ぶっちゃけそこまで大差はないのでリスク度合いは、この2つのファンドについては判断材料にはなりませんので無視しましょう。

リスク度合いはドローです。

まとめ

今回は、『楽天VTI』と『アライアンスバーンスタイン米国成長株投信Bコース』を比較してみました。

一般的には、運用期間が長くなればなるほどインデックスファンドの方がパフォーマンスが良くなる可能性が高まりますから長期投資をするつもりなら『楽天VTI』で3年から5年くらいの投資期間であれば『AB米国成長株投信Bコース』を選択するのが良いと思います。

ただAB米国成長株投信Bコースは運用歴が約15年もある実力派のファンドですから、個人的には長期保有で持っても全く問題のないファンドかなと現段階では判断しています。

あなたはどちらを選びますか??

ではまた

過去の記事で徹底的にコストに拘るインデックスファンド『eMAXISSlim 米国株式』と『AB米国成長株投信Bコース』も比較しています。

その他にも日本株のアクティブファンドも比較しています。1兆円ファンドひふみ投信の実力はいかに?!

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