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【インカム投資は株だけではない】劣後債投資の魅力

2021年3月26日

こんにちは。かわ吉です。

インカムゲインが狙える資産は株式の配当だけではありません。もちろん株価が割安だと判断できる状態で株を買えば配当&値上がりも狙うことができます。しかし、現状では株式でインカムを狙っていくのをためらう投資家の人も多いと思います。そのような方は、劣後債投資を検討してみてはいかがでしょうか??

劣後債投資ってあまり聞きませんよね??そこで本日は劣後債について解説します。インカム狙いで株式の比率が高すぎる投資家には最適な選択肢になるかもしれません。最後までお付き合いください。

劣後債は債券の一種

劣後債は債券の一種です。債券の特徴は以下の表のようになります。

出所:みずほ証券

株式と債券の大きな違いの一つは、『満期という概念があるかどうか』です。債券は満期があることで、満期まで保有すれば額面金額が返ってきます。なので発行体が倒産しなければある程度の安定したリターンが期待できます。一方、株式は『満期という概念』はありませんので、リスク度合いは高くなります。なのである程度株式の比率を高めている方は、一部安全資産の債券を一部組み入れるのは理に適っていると思います。

債券の中でも金利が高いのが『劣後債』です。

出所:SBI証券

劣後債が金利が高い理由は、普通社債よりも法的弁済順位が低いからです。通常、債券の発行体が倒産した場合、その残された資産は債権者などに分配されます。分配される順番は普通社債の債権者から分配されその後、劣後債の債権者に分配されます。なので劣後債の債権者は、発行体の倒産時に、お金がまったく返ってこない可能性があります。そのようなリスクを取っている分、高い利回りが期待できるのです。

今、劣後債投資を始めるのはありか?

出所:SBI証券

このチャートはアメリカ10年国債の金利です。金利上昇も一服したと考えるとこのあたりで買うのも悪くないタイミングだと思います。

出所:みずほ証券

債券価格は金利上昇には弱い資産です。なので買うタイミングとしては、金利上昇が一服したタイミングが良いと思います。今くらいの相場も買うタイミングとしてはありです。

楽天証券やSBI証券でも買うことができますので是非ご検討ください。

ではまた

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