経済の話

【クレカリ賃貸】今住んでいる物件の家賃や初期費用をクレジットカード払いにする方法 

2022年11月30日

こんにちは。かわ吉です。

私は現在、単身赴任中です。家具や家電を新たなに買いたくなかったので、レオパレスを借りています。

レオパレスは、家具家電付きなので引っ越しで初期投資を抑えたい人や、単身赴任の方には最適な賃貸物件です。

ただ、1つだけ不満があります。それは、家賃支払いをクレジットカード決済にできないことです。(もしかしたらクレカ決済ができるレオパレスもあるかもしれません)

家賃は比較的、通常の買い物と比較すると金額が大きくなります。だから、家賃はクレジットカードでポイントを貯めるには最適な固定費です。

しかし、家賃をクレジットカード決済できるかは、不動産会社や大家さんの意向によって決まりますので、入居者に選択権はありません。そうであれば、クレジットカード決済ができる物件を選べば良いわけですが、意外と決済条件に加えて立地などの条件が最適な物件を見つけるのもかなり大変です。

その問題の解決策としては、『クレジットカード決済ができない賃貸物件でも、クレジットカード決済ができるサービスを使う』といったところでしょうか??

そのような都合の良いサービスはないだろうか??いやある(反語)

それは、全国の賃貸物件に対応可能な家賃クレジット決済『クレカリ賃貸』です。

そこで今回は、この『クレカリ賃貸』について紹介してみようと思います。

ちなみに結論として、私個人としてはこのサービスの利用を見送りました。。。

なぜ見送ったのかも併せて解説してみようと思います。

この記事が、クレジットカード決済ができない賃貸物件の入居者のお役に立てれば幸いです。

ではいきましょう。

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なぜ、クレジットカード決済できない賃貸物件があるのか??

そもそも、家賃がクレジットカード決済できない賃貸物件があるのはなぜでしょうか??

それは、クレジットカード決済を導入することで大家または不動産会社にデメリットがあるからです。

そのデメリットは以下の4つと言われています。

①クレジットカードの決済手数料がかかる

②クレジットカード決済導入の初期費用が掛かる

③クレジットカード決済導入に手間がかかる

④入金サイクルにタイムラグがある

ようは、クレジットカード決済を導入することで、大家や不動産会社としては手間と費用がかかり、短期的には手数料がかかるため利益も減ってしまうリスクが高いからです。

長期的に見ればクレジットカード決済は、悪くない選択肢とは個人的に考えています。

『クレカリ賃貸』の仕組みとは??

『クレカリ賃貸』とは、物件を限定しない家賃クレジットカード自動支払いシステムです。

毎月の家賃をクレジットカードで払うにはお住いの物件がクレジットカード払いに対応している必要があります。

しかし、『クレカリ賃貸』では、物件がクレジットカード払いに対応していない場合でも、お客様に変わって『クレカリ賃貸』が支払先の銀行口座へ家賃を支払いますので、物件が対応していなくても大丈夫です。

毎月の家賃をクレジットカード払いにすると、カード会社のポイントやマイルもたくさん貯まり、月末に銀行のATMに並ばずに済むので便利です。

出所:クレカリ賃貸

クレカリ賃貸の4つのメリット

クレジットカード決済できない賃貸物件にお住いの方も、『クレカリ賃貸』を利用すれば、家賃をクレジットカード決済することができるようになります。

『クレカリ賃貸』が考える具体的なメリットは以下になります。

①家賃をクレジットカード払いにすると、カードのポイントやマイルがたくさん貯まる

②クレジットカード払いにすることで、実際の支払いを遅らせて無理なく家賃を払えます

③賃貸契約時の初期費用や、更新料をクレジットカード払いできる

④クレカリ賃貸ならスマホで簡単手続きができるため、銀行への振込手数料もかからない

①がメインのメリットですね。②は支払いを遅らせないといけない資金繰りをしている時点でアウト、③も資金繰りをしっかりすれば問題にならない、④については口座振替の設定をすれば銀行に行く必要もない。

個人的には①が1番のメリットです。それ以外についてはあまりメリットに感じませんでしたが、①のメリットだけで十分に魅力のあるサービスと感じました。

では、なぜ魅力を感じていた『クレカリ賃貸』の利用を、私は見送ったのでしょうか??

次にその理由を解説します。

デメリットは高い手数料

私が『クレカリ賃貸』を検討する理由は、『家賃をクレジットカード払いにすると、カードのポイントやマイルがたくさん貯める』ためです。それ以外のメリットは特にありません。

そのように考えた時に天秤にかけるのは、『貯まるポイントと決済にかかる手数料』です。

毎月の家賃自動払いの手数料は家賃に対して3.6%です。

毎月80,000円の家賃であれば、2,880円です。ぶっちゃけ高すぎます。単純計算すれば、カードのポイントが3.6%以上付かないとマイナスになります。

ポイント還元率が3.6%を超えるクレジットカードもありましたが、対象の店舗で利用したときのみなどの条件があるカードが大半なので、元を取るのは非常に難しいと考えます。

年会費無料ではなく、年会費がかかるカードであれば、もしかすると手数料以上のポイント還元が受けられるかもしれませんが、そのためだけにそのようなカードを契約するのは本末転倒ですね。

将来的にもう少し利用手数料が安くなれば検討の余地がありましたが、現時点ではメリットがないと判断しました。

良いサービスとは思いますが。。。

このサービスを利用すべき人とは??

『クレカリ賃貸』は私にとっては現時点でメリットがないサービスと判断しましたが、サービスとしては非常に面白いと感じましたので、このサービスを利用すべき人について、最後に考えてみようと思います。

①家賃の3.6%<銀行の振込手数料

このケースであれば、銀行に振り込みに行く手間も省けて、決済手数料の方が振込手数料よりも安いので、時間とお金が節約できます。

みずほ銀行の窓口での振込手数料が710円の場合で想定すると、支払う家賃が19,722円以下であればメリットがあります。かなり少数派かもしれません。カードのポイントも考慮すれば、メリットある家賃額は上がるかもしれません。

②事業用のテナントの家賃を支払う場合

個人目線で考えれば、手間・ポイントと費用のコスパは悪いですが、事業用のテナント代の支払いであれば検討の余地があるかもしれません。従業員が少なくて、家賃振込で毎回銀行に行く手間を省き、空いた時間を他の業務に従事できるならメリットはあるかもしれません。

③不動産管理会社やオーナー

このケースは入居者が手数料を支払うのではなく、入居者がカード決済するために不動産管理会社やオーナーが手数料を支払うケースです。このケースは、手数料云々よりも入居者を確保するためのツールとして使う形になります。

おそらくこの3つのパターンであれば、このサービスを検討する余地があると考えます。

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