こんにちは。かわ吉です。
アライアンスバーンスタイン米国成長株投信は、インカム狙いの投資家には最適な商品の1つです。
ただ最近は『インデックスファンドに投資しておけばOK!!』という風潮もあり『運用管理コストの高いアライアンスバーンスタイン米国成長株投信は買わない方が良い!!』と結論つけている記事もよく見かけるようになりました。
確かにこのファンドは運用管理コストは高いんです。。。楽天証券のつみたてNISAの人気No1であるeMAXISSlim米国株式と運用管理コストを比較すると以下になります。
年間にかかるコストが約1.6%も違うんですね。この差は大きすぎますね。
仮に1,000万円投資すると、その差は年間16万円ですよ。そりゃ投資するなと言いたくもなります。
だからこのファンドは運用管理コストを気にする人は絶対に買わない方が良いと思います。一方でコストは気にならないし、値上がり益よりインカムはしっかり狙いたい投資家には最適であると思います。
なのでコストが高いという理由だけで決めつけてしまうと大きな機会損失になる可能性があります。
ではどのようにしたら良いの??
このファンドの運用管理コストだけではなく強みを理解してそれが自分に適しているなら検討してOK!!そうでなければ敬遠しましょう。
そこで、今回はアライアンスバーンスタイン米国成長株投信はどのような人が買うべきなのか整理したいと思います。
今回の記事を読んでいただくと以下のメリットがあります。
アライアンスバーンスタイン米国成長株投信の強みについて理解できる
どのような人がこのファンドに適しているか分かるようになる
この記事が読者の資産運用の一助になれば幸いです。
ではいきましょう。
①運用期間は5年程度で検討している人
アクティブファンドは、インデックスファンドにアウトパフォームしないと言われています。ただこれはあくまで長期投資になった場合の結論であり、中短期であればアクティブファンドはインデックスファンドをアウトパフォームする可能性があります。
本当ですか??
少なくとも直近5年でアライアンスバーンスタイン米国成長株投信DコースとeMAXISlim米国株式を比較すると前者が大きくアウトパフォームしています。
約3年間の運用で、リターンには大きな差が出ています。
約3年間でアライアンスバーンスタイン米国成長株投信がeMAXISSlim米国株式を26.63%もアウトパフォームしています。運用管理コストの差は約1.6%(年)でしたから、仮に3年間で約4.8%も多めに運用管理コストを支払ったとしても十分に元は取れているのではないでしょうか??
10年や20年スパンで見れば結果は分からないけど、中短期でみれば高いコストでもそれに見合ったパフォーマンスは出ているんだね。
そうです。だからコストが高いからという理由だけで敬遠すると大きな機会損失になる可能性は大いにあります。
②安心して使えるインカムをしっかり狙いたい人
アライアンスバーンスタイン米国成長株投信の強みとしては、銘柄選定能力の高さによる高いパフォーマンスがあります。そして、これと抜群に相性が良いのが予想分配金提示型です。アライアンスバーンスタイン米国成長株投信でいうとC・Dコースがこれにあたります。
予想分配金提示型ってなんでしたっけ??
基準価格に応じて、支払われる分配金が異なる仕組みです。分かりやすくお伝えすると、相場が良くて基準価格が大きく上昇している月は多めの分配金を、逆に相場が悪くて基準価格が下がっているときは分配金を減らしたり0になります。
ちなみにこのファンドの分配方針は以下になります。
11月26日の基準価格である12,737円は、12,000円から13,000円になりますので1万口あたりの分配金は300円になります。
それだけ言われてもイメージが湧かないですね。もし仮に1年前にこのファンドを100万円買付けた場合の分配金と投資元本はそれぞれいくらになっているんですか??
そうですよね。。。ちなみに受取分配金は約22万円(税引後)で、元本の評価額は約110万円です。
え?分配金利回りでいうと22%って凄いですね。しかも投資元本も増えているって最高じゃん!!
これが米国優良株と予想分配金提示型を組み合わせるメリットですね。ただこれはあくまで直近1年の実績ですから今後もこの流れがずっと続くとは思わないほうが良いでしょう。良い期間もあれば悪い期間もありますから。
このように分配金利回りが20%超で投資元本も増えるというのは、株式や分配金を基本的に出さないようなインデックスファンドでは難しいと思います。
つまり、圧倒的なインカムを狙いたい投資家には、予想分配金提示型で米国優良株に投資するこのファンドは最適な選択肢になると思います。
まとめ
今回は、コストが高いアライアンスバーンスタイン米国成長株投信に投資すべきかどうか解説しました。
結論としては、以下になります。
運用期間が中短期で圧倒的なインカムを狙いたい投資家は検討すべき
一方で以下の投資家は投資しない方がよいと考えます。
運用管理コストには徹底的にこだわり長期投資でインカム不要の投資家
大きな線引きとしては以上のように考えていただくとミスマッチは起こりにくいと思います。
『コストが高いから投資しない!!』という考え方はあまりオススメしません。しっかり自分に合っているかどうか総合的に判断して商品選びをしましょう!!
以上、お役に立てれば嬉しいです。