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【マル秘情報あります】ファンドの人気ランキングの罠と正しい活用方法

2022年12月9日

こんにちは。かわ吉です。

読者の皆さまの投資信託を買う時ときの判断基準って何ですか??

銀行員や証券マンの紹介??ネットの記事??友人からのオススメ??いろいろあると思います。

中でも多くの人がチェックしていると思われるのが、ファンドの人気ランキングです。

M銀行でいえば以下のようなものです。

ファンド選びに迷ったとき、このようなランキングを見ると『とりあえずランキング上位のファンドを買っておけば安心だろう』と考えます。

もちろん1つの判断基準として人気ランキングを活用するのはアリだと思います。ただ、判断材料を人気ランキングのみに依存することは大きなリスクだと思います。

だから、ファンドの人気ランキングは鵜呑みにせず、程よい距離のでの付き合い方が大切です。

そのためには、ファンドの人気ランキングを正しく最大限活用するためのマル秘情報が必要です。そのマル秘情報について、私がよく読んでいる書籍『家庭の金銭学』に分かりやすくまとめられていたので、今回はそのことについて解説してみようと思います。

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この記事が読者の資産運用の一助になれば幸いです。

ではいきましょう。

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①マル秘情報その1:昨年の勝者が同じ成績をあげることは滅多にない

ある年のファンド成績は、翌年の成績とほとんど関係がありません。そのために、よりルールの厳密なアメリカではすべての投資信託の目論見書には以下の記述があるわけです。

『過去の成績は、将来の結果を保証するものではありません』

それにもかかわらず、何百万人問い投資家がこうしたアドバイスを無視して、マネー誌のランキング上位に載っていたという理由だけで、莫大な資金を投入していきます。

ペース大学の2人の教授の調査によれば、アメリカでは、モーニングスターから5つ星をもらっただけでファンドの残高は53%も膨れ上がる一方、格付が下がったファンドは残高が急激に減ってしまったそうです。

一時的な資金の大量流入が生じると、ファンドの保有する銘柄を追加購入することとなり、一時的に高値買いをすることでファンドのパフォーマンスは上がります。しかし、高値買いのあと資金の流入が細れば、当然ファンドのパフォーマンスは下がります。

『ファンドの格付が高い』という理由だけで、高い格付を維持することは難しいことなのです。

②マル秘情報その2:上昇率に焦点を定めるな

昨年の勝者(ABCファンド)の上昇率が100%であったのに対して、今年の勝者(DFGファンド)の上昇率が50%でしかないならば、ABCファンドのほうが勝っているといえるでしょうか??

そんなことは決してありません。

今年と昨年の経済状況は異なりますから、ファンドの成績はそれらの違いを反映していると考えるべきなのです。

そのために重要なことは、ある特定の期間に1つのファンドが同じ期間の類似のファンドと比較してどうであったのか、という点です。相対性が重要であり、孤立した統計はあまり意味がありません。

③マル秘情報その3:短期は無視すべし

データの対象期間が長くなればそれだけ、ランキングは正確になってきます。四半期の成績データは意味がありませんし、プロの投資家は、1年間のデータに基づいて投資決定を下すわけではありません。統計的に言えば、もっとも有益なデータは10年かそれ以上の長期データです。

こんな理由から、アメリカの証券取引委員会(SEC)では、ファンドの広告データとしては過去10年のものを使用するように要請されていますが、ファンド会社側は、表面上の成績をよく見せるためにもっと短い期間のデータも用意します。

(注意)日本の金融庁では、ここまで厳しく広告規制を行っているわけではありませんが、ファンド分析にはできるだけ10年以上の実績のあるものを選びましょう。

しかし、過去10年のデータが重要であるにもかかわらず、マネー雑誌では、過去1年と過去3年のデータを持ち出して大騒ぎしているのが現状です。それどころか、過去90日間のデータを使うケースも少なくありません。アメリカのとあるラジオ番組に至っては過去数週間のデータを利用しています。

これは、メディアの多くが短期間の成績を強調することで、視聴者や購読者の関心を引き付けることができるからです。要するに、彼らが仕事を続けるには、放送や記事に毎回利用する新しいネタが必要ということです。

このように金融メディアにとって重要なことは、必ずしも投資家にとっては重要ではありません。

それは投資ブロガーにも言えることかもしれません。

④マル秘情報その4:確実に正確なランキングを使用する

アメリカでファンドのランキングを提供するマネー雑誌は数十冊にのぼりますが、多くのマネー雑誌には欠点があります。なかには、異なる運用目的をもつファンド同士が比較されており、運用成績の成果が読者をミスリードするかたちで表示されています。

たとえば、株式ファンドと債券ファンドを比べるなんて馬鹿げたことですが、多くのランキングでは実際に行われています。ファンドのリスクがリターンの反映であることから分かるように、りんごはりんごと比較する必要があります。

あるいは、数百のファンドだけ取り出してランキングを行ったため、ランキング1位となったものが、実際には数千のファンド中数十番に過ぎないということもありました。

とはいえ、ランキングは、以下のように適切に使用すればファンド選びに役立ちます。

・同じ分類のなかで、他のファンドと比べても、長期的に一貫して成績のよいものはどれであるか??

・同じ分類のなかで、他のファンドと比べて、変動が同等以下であるものはどれであるか??

・運用成績が良いか悪いかではなく、自分の目的に適しているか否か??

今度ランキングを利用する際には、以上の点を念頭に置いていれば投資家としての成功に一歩近づくかもしれません。

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