こんにちは。かわ吉です。
11月は、アライアンスバーンスタイン米国成長株投信を超えるファンドを見つけることを目標にしていることは先日の記事で解説しました。
そして前回に記事で三菱UFJNASDAQオープンBコースと比較してみたわけですが、早速アライアンスバーンスタイン米国成長株投信Bコースを超えてしまいました。
1本目の記事でアライアンスバーンスタイン米国成長株投信を超えるファンドを見つけてしまったので、さらにこのようなファンドを探す旅を続けましょう。
そして今回比較するファンドは、netWIN GSテクノロジー株式ファンドBコースです。このファンドは、運用歴20年を超えるベテランファンドなんですが概要は以下になります。
設定日 | 1999.11.29 |
償還日 | 無期限 |
委託会社 | GSアセットマネジメント |
投資対象 | 米国株式 |
netWIN GSテクノロジー株式ファンド Bコース(為替ヘッジなし) | 投資信託 | 楽天証券 (rakuten-sec.co.jp)
今回比較する項目は、前回同様以下のポイントで比較します。
①純資産
②運用管理コスト
③リターン
④リスク
⑤シャープレシオ
以上の5つのポイントをそれぞれ比較して、その勝敗数でどちらが優れているか決定していきます。
今回の記事を読んでいただくと以下のメリットがあります。
それぞれのファンドの特徴が分かるようになる
イメージではなく数字で比較することで意向と違うファンドを選ばずに済むようになる
この記事が読者の資産運用の一助になれば幸いです。
ではいきましょう。
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①純資産
まずは純資産から比較してみましょう。
純資産の差は倍まではいきませんが、 netWIN GSテクノロジー株式ファンドBコース の方がアライアンスバーンスタイン米国成長株投信Bコースよりも多い純資産があります。
ちなみに販売会社の数を比較した結果は以下になります。
販売会社数で比較してもnetWIN GSテクノロジー株式ファンドBコースの方が多い結果になりました。
やはり歴史があるファンドですので販売会社が多いと推測ができます。
純資産は、netWIN GSテクノロジー株式ファンドBコースの勝利!!ただし、アライアンスバーンスタイン米国成長株投信Bコースも十分な純資産があるため繰上償還のリスクはあまり気にしなくてOK!!
②運用管理コスト
続きまして運用管理コストを比較していきましょう。
運用管理コストは、netWIN GSテクノロジー株式ファンドBコースは2%を超えてしまいました。
運用管理コストが2%超えってかなり高いですよね??
これは高いです。アクティブファンドの平均である1.45%と比較するとより際立ちますね。昔のファンドは、運用管理コストが高いファンドほど販売会社が喜んで売ってくれていましたからその名残もあるかもしれませんね。
ちなみにこの2つのファンドの運用管理費の差は年0.363%です。仮にそれぞれを100万円ずつ1年間投資した場合にかかるコストの差は以下になります。
100万円×0.363%=3,630円
何とも言えない差ですね(笑)あとはこの少し高いコストをペイできるパフォーマンスが期待できるかどうかがポイントです。それを次に見てきましょう。
運用管理コストは、アライアンスバーンスタイン米国成長株投信Bコースの勝利!!ただその差はそこまで大きくないと判断している!!あとはパフォーマンス次第!!
③リターン
では次に、それぞれコストに見合ったパフォーマンスが期待できるかどうかを見ていきましょう。
直近1年で見るとアライアンスバーンスタイン米国成長株投信Bコースの方がアウトパフォームしていますが、それ以外の期間はnetWIN GSテクノロジー株式ファンドBコースがアウトパフォームしていますね。
意外とアライアンスバーンスタイン米国成長株投信Bコースのパフォーマンスって良いと思っていたけど、これを超えるファンドもあるもんなんですね。
そうですね。パフォーマンスだけで見ればアライアンスバーンスタイン米国成長株投信を上回るファンドは多いのかもしれません。
あと運用管理コストに対して割に合っているかどうかについては、パフォーマンスの差が0,363%以上あればとりあえず払う価値はあると判断してもよいでしょう。
それぞれの期間で比較した結果が以下になります。
6か月:3.8%(=51.22%-47.42)>0.363%
1年:▲0.43%(=42.24%-42.67%)<0.363%
3年:2.49%(=30.31%-27.82%)>0.363%
5年:2.12%(=29.72%-27.60%)>0.363%
直近1年については、アライアンスバーンスタイン米国成長株投信Bコースにアウトパフォームされていますからダメです。一方、他の期間についてはリターンが運用管理コストの差よりも大きくなっているので、現時点では運用管理コストに見合ったリターンはあると判断して良いと思います。
パフォーマンスはnetWIN GS株式テクノロジー株式ファンドBコースの勝利!!少しだけ高い運用管理コストもペイできるパフォーマンスも期待できるかな!!
④リスク
では次にリスクについて比較してみましょう。
リスク度合いは、直近5年で比較するとどの期間でとってもnetWIN GSテクノロジー株式ファンドBコースの方が高くなっています。
リスク度合いの差は意外と大きいかもしれませんね。
そうですね。リターンばかり見て商品を選ぶと危険な理由が分かりますね。
リスクの低さはアライアンスバーンスタイン米国成長株投信Bコースの勝利!!リターンだけではなくリスクもチェックする習慣を付けましょう!!
⑤シャープレシオ
では最後に、リターンとリスクのバランスについてシャープレシオを使って比較してみましょう。 シャープレシオとは、投資のリスク(価格変動)の大きさに比べてどれだけリターン(収益率)を得られるか、運用効率の高さを示します。このシャープレシオの数値は高ければ高いほど運用効率が高いことを表しています。
その結果がこちらになります。
シャープレシオについては、直近5年で比較するとどの期間においてもアライアンスバーンスタイン米国成長株投信Bコースの方が高くなります。
シャープレシオはアライアンスバーンスタイン米国成長株投信Bコースの勝利!!リスクとリターンのバランスは良いファンドと言えます!!
まとめ
今回は、アライアンスバーンスタイン米国成長株投信BコースとnetWIN GSテクノロジー株式ファンドBコースを比較してみました。
結果としては、、、
アライアンスバーンスタイン米国成長株投信Bコースが3勝で勝利!!
純資産とリターンでは netWIN GSテクノロジー株式ファンドBコースに負けましたが、運用管理コスト・リスク・シャープレシオについては勝利しました。
アライアンスバーンスタイン米国成長株投信の魅力って圧倒的なリターンでなく、バランス感覚の良さなどの総合力かもしれません。過度なリターンを期待している投資家には合わないかもしれませんが、安定感が欲しい投資家には最適なファンドかもしれませんね。
以上、お役に立てれば嬉しいです。
このファンドについてももっと知りたい方はアライアンスバーンスタイン米国成長株投信の総集編の記事がありますので是非ご覧ください。様々な視点でこのファンドを解説したブログはないと思います!!