AB米国成長株投信 予想分配金提示型

【今月はありません】3月のアライアンスバーンスタイン米国成長株投信C・Dコースの分配金報告

こんにちは。かわ吉です。

3月のアライアンスバーンスタイン米国成長株投信C・Dコースが出ました。

結果は以下になります。

出所:アライアンスバーンスタイン

ちなみに先月はこちらになります。

出所:アライアンスバーンスタイン

ついにC・Dコースともに分配金が0になってしまいましたね。

辛すぎますね。分配金が0になったのはコロナショック以来で初ですね。ちなみに分配金が決まる計算期末の前営業日である3月14日の基準価格は以下になります。

CコースDコース
基準価格(3/14)9,33210,074

復習ですが、アライアンスバーンスタイン米国成長株投信C・Dコースは予想分配金提示型です。この仕組みは一言でまとめると以下になります。

基準価格が上昇しているときは分配金を多めに出し、基準価格が下落しているときは分配金を減配もしくは0にします。

基準価格がどの水準でいくらの分配金を受け取れるかは既に決まっています。アライアンスバーンスタイン米国成長株投信C・Dコースの分配方針は以下になります。

出所:アライアンスバーンスタイン

過去の流れから推測するとC・Dコースともに基準価格が10,000円を切ると分配金が0になる可能性が高まることは知っていました。そのように考えると、今月はDコースも怪しいなと感じていましたが、その嫌な予感は的中してしまいました。。。

そうですね。基準価格も下がって分配金も0になると精神的にはダブルパンチですね。ここは歯を食いしばって耐えましょう!!

ちなみにアライアンスバーンスタイン米国成長株投信の分配金報告レポートには、市況概要と今後の見通しについて軽く触れられているので、まとめてみようと思います。

直近1か月の株式市場の振り返り

2月中旬からウクライナ情勢の緊迫度の高まりなどを背景に下落基調で推移

下旬以降は、対ロシア経済・金融制裁の強化から、原油などの資源価格が高騰し、インフレ懸念の高まりから、株式市場はさらに下げ幅を拡大した

為替相場は、リスク回避の円買いが続く一方で、有事のドル買いが下支えとなり、115円/1米ドル近辺での狭いレンジ内で推移した

出所:アライアンスバーンスタイン

FRBの金融政策の行方の方が重要なのについついウクライナ情勢のニュースに振り回された1か月だった感じがします。

そうですね。中々辛い日々が続きましたね。今夜のFOMCの結果次第でまた株価は大きく動く可能性がありますから注意が必要ですね。

FRBの金融政策が株価がどのような影響を与える可能性があるかをもう一度整理したい方は、こちらの記事をご覧ください。

米国株式市場の見通し

米国経済は引き続き、成長ペースは鈍化するものの景気回復基調が続くと期待される

エネルギー価格高騰でインフレ圧力が高まる一方、対ロシア制裁が景気を冷やすとの警戒感から、金融当局は難しい舵取りを迫られる

ウクライナ情勢の緊迫化を受け、しばらくは神経質な展開は続くと予想されるが、堅調な企業業績への期待を背景に、米国株式市場はいずれ落ち着きを取り戻すと考えられる

アライアンスバーンスタイン社は、安定的な収益性と長期的な成長を併せ持つと期待される、持続的な成長企業に注目していく

金融政策の行方は要注意ですが、業績が良い企業は長期的に株価も上昇しやすいという基本に戻って耐えるしかないですね。

そうですね。ただ景況感が悪化している可能性もあるので、金融政策だけではなく景気の悪化にも注意したいところですね。

予想分配金提示型の特性の1つが発揮される局面へ

3月の分配金は残念ながらC・Dコースともに0になりました。このファンドに投資している投資家の大半は、定期預金や債券などよりも多くのインカム収入を得るために保有していると思います。しかし、その一番の投資目的が達成されない今、このファンドを保有することに疑問を持ち始められた投資家も多いと思います。

しかし、基準価格が大きく下落した局面で分配を見送ることは、将来の分配再開に向けた前向きな一歩になります。

2022年3月決算は、2020年4月以来、約2年ぶりの分配見送りとなりました。しかし、アライアンスバーンスタイン米国成長株投信が設定した2014年9月以来、様々な市場環境を経験してきたなか、分配金が支払われなかった期間も存在します。

代表的な例として以下の2つがあります。

①2015年-16年、原油価格急落などに伴い世界的な景気後退懸念が台頭し、株式市場が下落した時期

②2020年3月、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を契機に株式市場が急落した時期

これらの時期に分配を見送ったことで、分配金支払いによる更なる基準価格の下落を回避することとなりました。その結果、その後の株式市場の反転局面で、基準価格がより早期に回復することに繋がり、分配を再開することができました。この事実は、予想分配金提示型の特性の1つを表しています。

出所:アライアンスバーンスタイン

分配金が出ないことは必ずしも悪いことばかりではないということですね。

長期投資を希望する投資家のことがしっかり考えられた仕組みということですね。今は我慢して、将来の上昇相場に備えている期間として割り切りましょう!!良い期間は悪い期間を乗り越えた人だけに訪れます!!

以上、お役に立てれば嬉しいです。

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