こんにちは。かわ吉です。
このブログでは、毎月アライアンスバーンスタイン米国成長株投信C・Dコースの分配金報告を行っています。
この分配金報告記事はアクセス数が多い傾向があります。なぜならアライアンスバーンスタイン米国成長株投信C・Dコースは非常に人気のあるファンドだからです。
一方で、このファンドに負けないくらい投資家の関心を集めているファンドがあります。
それは『インベスコ世界厳選株式オープン<毎月決算型>』です。
為替ヘッジなしのコースについては2017年以降1万口あたりの分配金が150円を下回ったことがないくらい、分配金が安定しているファンドです。
為替ヘッジありのコースについても分配金は比較的安定しています。
ただ、このファンドはアライアンスバーンスタイン米国成長株投信C・Dコースと異なり、明確な分配方針はありません。
だから、ある日突然、分配金が減配や無配になるリスクもあると考えています。
つまりこのファンドを保有する際は、ファンドの変化について注意する必要があると思います。
どのような点に注意すべきかは以下の記事で解説しました。
結論としては、分配金と基準価格の推移をチェックすることが大切です。
ただ、ホルダーの方が毎回チェックするのは面倒ですから、このブログ記事で毎月解説してみようと思います。
ニーズがあれば続けます。
この記事が、このファンドのホルダーやこれからこのファンドへの投資を検討している人のお役に立てれば幸いです。
ではいきましょう。
11月の分配金実績と基準価格
まずは、11月の分配金実績から確認しましょう。
為替ヘッジあり | 為替ヘッジなし | |
分配金(1万口当たり、税引前) | 40円 | 150円 |
基準価格(1万口あたり、2022年10月24日時点) | 11,518円 | 8,667円 |
ちなみに前月の分配金実績と基準価格はこちらになります。
為替ヘッジあり | 為替ヘッジなし | |
分配金(1万口当たり、税引前) | 40円 | 150円 |
基準価格(1万口あたり、2022年10月24日時点) | 10,331円 | 8,174円 |
分配金(1万口あたり)は、為替ヘッジあり・なしともに10月と同じになりました。
基準価格は、為替ヘッジありが+1,187円(+11.48%)で為替ヘッジなしが+493円(+6.03%)となっております。
1か月前に投資した人であれば、今回の分配金はほぼ運用益という認識でOKです。
10月からの大きな変化はなし
ポートフォリオ等は10月と比較して大きな変化はありません。
投資セクターの比率についても大きな変動はないです。
そしてポートフォリオを金利敏感株・景気敏感株・ディフェンシブ株・その他に分けた結果が以下になります。
金利敏感株(金利動向に大きな影響を受ける株式)の比率は、2割程度なのでFRBの金融政策の影響は小さいと見て良いでしょう。一方で、景気敏感株(景気動向の影響を大きく受ける株式)の比率は約6割と高めなので、景気減速・後退局面には弱いポートフォリオだと考えています。
たとえば、金利敏感株(金利動向に大きな影響を受ける株式)の比率が高いアライアンスバーンスタイン米国成長株投信Dコースと、景気敏感株(景気動向の影響を大きく受ける株式)の比率が高いインベスコ世界厳選株式オープン<毎月決算型>為替ヘッジなしの直近1年の基準価格を比較した結果が以下になります。
今のようなFRBの金融政策の行方が分からないかつ景気が良い局面では、金利敏感株中心のポートフォリオよりも景気敏感株中心のポートフォリオの方が有利かもしれませんね。
いずれにせよ10月と比較して、このファンドの運用方針に大きな変化は無さそうです。
継続保有でOK
10月と比較した結果、大きな変化はありませんでしたので、ひとまず継続保有でOKだと考えます。
ただ、このファンドは長期的には投資元本を崩して支払われるたこ足分配ファンドになる可能性が十分にあるという認識には変わりありません。
多少、たこ足分配になってでも安定した分配金が欲しい投資家は是非検討してみてください。そうでない人は、これに投資しなくてOKだと思います。
ご自身の投資方針とリスク許容度に合わせてしっかり商品を吟味してみてください。
あと、このファンドの信託報酬は、年1.903%と投資信託の中では高めとなっております。『コスト高=悪いファンド』とは思いません。コストが高くても良いパフォーマンスを発揮しているファンドもたくさんあります。
問題は、『投資家はコストの高い優良ファンドをお得に運用できる証券会社を知らない』ということです。
結論から言うと、その証券会社とは『松井証券』です。
詳しくは以下の記事で解説しておりますので、絶対にチェックしてください。