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【加入者増加中】iDeCoはどこの金融機関で始めるべきか??

2022年7月7日

こんにちは。かわ吉です。

iDeCoの加入者は右肩上がりで増加しています。

モーニングスターの記事で、iDeCoの5月新規加入者は、4.36万人と前年同月比8.5%増と出ていました。

国民年金基金連合会が発表した業務状況によると5月の新規加入者は、4万3,606人で加入者総数は246万3,137人となりました。

出所:モーニングスター

加入者が右肩上がりということは、iDeCoも少しずつではありますが、世の中に浸透してきていることの現れだと思います。

まだiDeCoを始めていない人はヤバいのか??

別にヤバくはないと思います。お金に対する考え方は人それぞれですからね。ただ、老後資金が不安なのに、まだiDeCoを始めていない人はもったいないかもしれません。

なぜならiDeCoは、老後のためにお金を貯めたい!!しかも賢く節税しながら!!さらに元本よりもさらに増えていたら嬉しい!!といったような贅沢な希望を叶えてくれる制度だからです。

具体的にどのようなメリットがある?

つみたてNISA同様、iDeCoも運用益は非課税になりますが、NISAと違って積み立てた金額が所得控除の対象となり、毎年の所得税や住民税を減らすことができます。60歳時に一時金として、これまで積み立ててきたお金を受け取るときは、退職所得控除を受けることができます。

つまり、iDeCoは、積み立てるとき・運用しているとき・受け取るときの3つのタイミングで節税ができるお得な仕組みなんです。

もちろんデメリットもある

何事もメリットがあればデメリットもあります。

それは、運用できる期間は、60歳未満と決まっていて(一部ルールは改正)、それまでは基本的に引き出すことができません。

つまり、資産運用をしたいけど、その目的は必ずしも老後資金のためだけではなく、住宅資金や教育資金をして使う可能性があるのであれば、iDeCoではなく、いつでも解約して資金化が可能なつみたてNISAを使った方が良いかもしれません。

iDeCoについてもっと詳しく知りたい方にはこちらの書籍をオススメします。

iDeCoを始めるならどこの金融機関がオススメ??

ではiDeCoを始めるならどこの金融機関が良いのでしょうか??

特にこだわりが無ければSBI証券でOKです!!

一方で、毎月分配型ファンドや予想分配金提示型ファンドなどの運用管理コストの高いアクティブファンドのホルダーの方は、松井証券でOKです!!

その理由をそれぞれ解説していきます。

SBI証券をオススメする理由と注意点

SBI証券をオススメする理由は、圧倒的な商品ラインナップです。商品数は67種類と全金融機関のiDeCoの中で最多です。

『種類が増える=投資家の選択肢が広がること』に変わりありませんから、迷ったらSBI証券でOKだと思います。

SBI証券の注意点としては、米国株式100%のインデックスファンドはダウ平均に連動するものしかない点です。あとは種類が多すぎて投資初心者にとって、選びきれないリスクがあることにも注意が必要です。

NASDAQやS&P500に連動するインデックスファンドを絶対にポートフォリオに入れたい人には不向きです。

かわ吉がSBI証券でiDeCoを始めるならどのファンドを選ぶ??

もし仮に、私がSBI証券でiDeCoを始めるなら、DCニッセイ外国株式インデックスに100%投資します。信託報酬も年0.15%と低水準ですし、中身も米国株70%で構成されているため、安心して長期保有ができると思います。

松井証券をオススメする理由と注意点

松井証券のiDeCoの取り扱いファンド数は12種類とめちゃくちゃ少ないです。ではなぜ、松井証券がオススメなのかというと理由は2つあります。

1つ目は、ファンド選びに体力を使わなくて済む点です。松井証券のiDeCoの取り扱いファンド数は、確かに少ないです。SBI証券と比較してもかなりの差があります。ただ、中身を見てみると、かなり選別されていることが分かります。

なぜなら、取り扱いファンドを見ると、アクティブファンドは日本株のアクティブファンド代表であるひふみ投信の確定拠出年金版のひふみ年金のみで、その他はコストの安いインデックスファンドに絞られているからです。

投資初心者の方は、iDeCoを始めるなら本数は少ないですが、選別されている松井証券を使ってみるのもありかもしれませんね。

かわ吉が松井証券でiDeCoを始めるならどのファンドを選ぶ??

私が、松井証券でiDeCoを始めるなら、eMAXIS Slim先進国株式インデックスを選びます。理由は、コストの安い先進国インデックスファンドはこれしかないからです。これ以外の先進国株式のインデックスファンドはないので選びようがありません(笑)

ただ、このファンドは長期投資する観点でみれば、最適なファンドの1つです。これ以外のファンドは選べないけど、このファンドでも別に問題はないって感じです。しっかり松井証券が目利きしてくれていますね。

アクティブファンドのホルダーは松井証券でiDeCoを始めてもOKかも

iDeCoとは別の話になりますが、既に投資信託や株式投資をしている人の中で、運用管理コストの高いアクティブファンド(毎月決算型や予想分配金提示型)をメインで運用されている方は松井証券と非常に相性が良いです。

なぜなら、松井証券では、対象の投信の信託報酬のうち松井証券が受け取っている分の一部を現金またはポイントで投資家に還元する『投信毎月ポイント・現金還元サービス』を行っているからです。

詳しくは以下の記事で解説しておりますので、ご興味ある方は是非ご覧ください!!

結論

特に金融機関に拘りが無ければ、取り扱いファンドの本数が多いSBI証券でOK!!

運用管理コストの高いファンドのホルダーの方でiDeCoを開設する金融機関を迷っている人は松井証券でOK!!他社で保有しているアクティブファンドも松井証券に移管しよう!!

以上、お役に立てれば嬉しいです。質問等があれば、気軽にコメントください!!

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