こんにちは。かわ吉です。
南アフリカ政府は新型コロナウイルスの新たな変異株による感染が急速に拡大していることを受けて、封じ込めに向けた新たな制限措置の導入を検討しているようですね。
これを受けて先物指数も少しだけ荒れているようです。
かわ吉ブログの読者の方は、アメリカ株のアクティブファンド代表であるアライアンスバーンスタイン米国成長株投信を保有されているケースが多いと思います。
こんな状態だけど本当にアライアンスバーンスタイン米国成長株投信は大丈夫そう??
不安になりますよね。でもこのようなときこそアライアンスバーンスタイン米国成長株投信が何に投資しているか再認識してみませんか??
それはつまり米国株の強さについて再認識しようということ??
そうです。ちょうどアライアンスバーンスタイン社が米国株の見通しのレポートが出てたのでそれをベースに解説してみようと思います。
この記事を読んでいただくと以下のメリットがあります。
AB米国成長株投信が投資している米国株の強さについて再認識できる
その強さを支えているアメリカの構造が理解できる
それらを理解することでアライアンスバーンスタイン米国成長株投信を安心してコア資産として長期保有できる
この記事が読者の方の資産運用の一助になれば幸いです。
ではいきましょう。
①米国株式は、過去30年以上の長期にわたって世界株式市場を牽引してきた
アメリカ株式市場は世界最大というのは聞いたことがあるけど本当なの??
本当です。まずはこちらをご覧ください。
米国株式市場は、間違いなく世界の株式市場を牽引しています。
そうなんだ。でも規模が大きくてもパフォーマンスが悪いと意味ないよね??
仰る通りです。ただ市場規模が大きいということは投資マネーが大量に集まっているということですから悪い市場ではないはずです。実際に米国株に投資した場合と米国を除く世界株式に投資した場合のパフォーマンスには大きな差があります。
その差は約40年間で5倍の差が生じています。この差がアメリカ株の強さを物語っていますね。
②過去100年超にわたり、高値を更新し続ける米国株式
米国株式って基本的に高値圏にいるイメージがあるんですけどどうですか??
仰る通りです。ただ最高値の95%以上の高値圏にいるのは全体の52%です。
感覚としては70%くらいかと予想していましたが意外と半々なんですね。だから意外と下落して株価が冴えない時期は多いかもしれませんね。
常に高値圏にあると勘違いしていると、大きく下落して戻りが遅いときなどに『アメリカ株の時代は終わったのか?!』と焦ってしまい狼狽内売りをしてしまうかもしれませんね。
間違ったイメージは間違った行動をする原因になりますから、数字で確認することは大切ですね。
③構造的かつ持続可能な経済成長力を有する唯一の大国
なぜアメリカ株はこんなにも強いんですか??
その理由はアメリカの構造的で持続可能な圧倒的な競争力の高さにあります。
それは具体的にどのようなことですか??
まず重要なのは人口です。特に生産年齢人口は重要です。
そもそも生産年齢人口とは、各国の国内で行われている生産活動に就いている中核の労働力となるような年齢の人口のことをいいます。OECDでは15歳から64歳の人口と定義しています。
つまりは、景気はお金がたくさん回らないと良くなりません。お金をたくさん稼いで使う人がどのくらいいるのかが経済発展には非常に重要なことなんです。
その生産年齢人口の予想が以下になります。
日本はかなり厳しいのは知っていたけど、中国や欧州もかなり厳しい見通しね。その中でもアメリカは増え続ける予想なんですね。
それに加え、アメリカは事業を始めたりするときに大量の投資マネーで応援してくれます。
何か新しいことにチャレンジすると失敗はつきものです。基本的には何事も試行錯誤しながらでないと成功は難しいです。そして、成功するまでに必要なものは間違いなく『お金』です。
その『お金』の支援をしてもらうことでアメリカ企業は試行錯誤して他国にない製品やサービスを生み出しているわけですね。
さらに!!アメリカ企業は潤沢な投資資金で得た特許などの知的財産で稼ぐ力が半端ないんです。
日本も悪くないけどアメリカとはかなり差がついているんですね。
このあたりがアメリカの構造的な強みでしょうね。
これらの点が揺らいでくれば、もしかするとアメリカ株も危ないということですね。
まとめ
今回は、南アフリカで新型コロナウイルスの変異株が急速に感染していることを受けアライアンスバーンスタイン米国成長株投信を保有している投資家の不安を取り除くためにアメリカ株の強さの原点について解説しました。
最近はかなりコロナ関連のニュースで株価が大きく動いている気がします。ウイルスについては予想しづらい部分も多いですから、悪いニュースが出たときはしっかり状況を見極めて冷静な判断をしたいところですね。
以上、お役に立てれば嬉しいです。