経済の話

【含み損も挽回できる!?】米ドル建外貨定期預金で含み損を抱えている人の打開策

2021年5月17日

こんにちは。かわ吉です。

貨定期預金は、銀行でも人気の商品の1つです。人気の理由は商品性のシンプルさだと思います。変動要因が、為替のみなので儲かっているか損しているかが保有者からすると分かりやすいんです。特に米ドル建てであれば、ニュースの最後などに米ドルの為替はキャスターがよく言っていますから自分で調べなくても勝手に情報が入ってきやすいです。一方、投資信託は仕組みが複雑なので元本割れしているときは、下がっている理由が分かりにくいため不安材料となり途中で解約してしまいがちです。米ドル建外貨定期預金はこれから投資を検討している方の入口としては悪くはない商品です。

外貨定期は汎用性が高い

ただ、米ドル建外貨定期預金を保有していて為替が円安のタイミングで購入された方は、含み損を抱えてしまいます。そして、為替が戻るまで継続保有をされる方も多いんです。

でもこれって大きな機会損失になっているケースもあります。含み損を抱えている状態で放置しなくても米ドルには様々な資産に切り替えて持ち方を変えることができます。

そうするとことで、含み損を取り戻すことができたり、投資家としてステップアップすることもできるかもしれません。

そこで今回は、米ドル建て外貨定期預金で含み損を抱えている人の打開策を紹介します。

この記事を読んでいただくことで、米ドル建て定期預金で含み損を抱えている人が含み損を抱える状態で円安を待たなくて済み、投資家としてステップアップできるようになる可能性があります。

今回紹介する打開策の基本的な手順としては、外貨定期預金を解約して外貨普通預金へ入金し、証券会社へ振込が完了してからのお話です。証券口座をまだ開設されていない人は、おすすめの証券会社もご紹介しますのでご安心ください。

世界最強のアメリカ株へ切り替え

米ドルを定期預金のままでは、為替の円安を待たなければいけません。これを世界最強のアメリカ株へ切り替えることで、為替だけはなく、株価の値上がりや銘柄によっては年4回の配当金を受け取ることができるようになります。

マイクロソフトやアマゾンなど世界を代表する企業の株式を購入するのも良いですが、個別銘柄は少しリスクが高いと思う人は、指数に連動するETFなどの複数の銘柄に分散投資された商品を購入するのも良いです。

むしろ投資経験が外貨定期預金のみの人は、ETFなどから始めてみると良いです。おすすめのETFは、SPDR® S&P 500® ETF(ティッカーコード:SPY)です。これは、アメリカを代表する株式指数の1つであるS&P500種指数に連動するETFです。

これはS&P500種指数の1990年からのチャートです。長期的にはきれいな右肩上がりの指数です。

きれいな右肩上がりのチャートです。ちなみにSPYの設定日(1993年1月22日)からの実績リターンは年10.36%です。圧倒的なリターンです。持ち方を変えるだけで同じ米ドルでも結果がかなり異なります。

ちなみにこちらがドル円レートの推移です。S&P500種指数のきれいな右肩上がりのチャートと比較すると冴えないチャートですよね。これで高金利であれば、まだ継続保有する意義もありそうですが、今の米ドル建て定期預金の基準金利は年0.3%(大和ネクスト銀行の場合)ですから、外貨定期の長期保有についてはよく考えるべきですね。

ちなみにオススメの証券会社はSBI証券(【SBI証券】ネット証券口座開設数No.1|SBI証券 (sbisec.co.jp))と楽天証券(【楽天証券】口座開設キャンペーン | 楽天証券 (rakuten-sec.co.jp))です。手数料を業界最低水準で良心的な証券会社です。ただアドバイザーは基本的にはいないのでアドバイザーが欲しい人は、担当者がいる証券会社などに相談されても良いと思います。

米国債へ切り替え

『株式はリスクが高いからちょっと、、、』という方には、米国債がオススメです。

米国債には主に2種類あります。

出所:楽天証券

利子を定期的に受け取りたい人は利付債で、最後にまとめて受取たい人はゼロクーポン債がオススメです。

債券は株式と違って、少し仕組みが分かりにくいところがあります。しっかり仕組みを理解して投資をしましょう。

詳しい解説については以下が大変参考になります。

米国債投資について。初めての方でもお得に始められる!その情報とは - (rakuten.co.jp)

まとめ

資産運用の入口としては人気の米ドル建て定期預金ですが、含み損を抱えて悩んでいる人は打開策として、アメリカ株へ切り替えと米国債の切り替えをご紹介しました。

もちろん、必ずしもこれらの資産へ切り替えた方が良いとは限りませんが、選択肢は多い方が良いと思います。

選択肢を多く持つことで冷静に正しい判断がしやすくなります。

ではまた

以下のような記事も書いています。

刺激が欲しい投資家にはベトナム株が最適です。

リスク許容度は絶対に無視してはいけません。

-経済の話