こんにちは。かわ吉です。
今回はベトナム株の魅力を解説します。私も分散投資の一環でベトナム株に投資をしていますが、ベトナムって投資妙味があって面白いです。
ベトナム株投資には魅力もありますが注意点もありますので総合的に解説していこうと思います。
ちなみにベトナムって株式市場としては新興国ではなく、フロンティア市場と呼ばれています。つまりは、将来的に新興国に格上げあれれば新興国株インデックスファンドの資金が流入し株価の上昇が期待できる点が一番の魅力だと先に言っておきます。
ではいきましょう。
ベトナムってどんな国??
主な概要は以下のようになります。
社会主義国ではありますが、人口も約1億人おり経済成長に必要なポイントである人口は満たしていると思います。
ベトナムの輸出品としては、水産物や木材といった一次産品から、加工された製品である二次産品にその主力を移しています。その中でも携帯電話や電子機器といったハイテク製品が大きな割合を占めてきています。
この輸出の成長によってベトナムの外貨準備高は、年々積み上がっています。
なぜベトナムは魅力的な投資先になるのか?
ベトナムの魅力は以前の日本と比較すると分かりやすいです。
ベトナムは1995年にアメリカと国交を樹立し、ASEANにも加盟しました。この頃から経済発展が加速していきます。この経済発展は1945年の終戦後に成長を始めた日本になぞらえることができるんです。
上の表を見ていただくと今のベトナムの経済状況は1970年前後の日本の状況によく似ています。
日経平均株価は1970年末から1989年末までの19年間に約20倍に上昇しました。ベトナムが日本の高度経済成長と同様の発展を今後も続けるとすれば、ベトナム株式の中長期的の上昇を期待することができるかもしれませんね。
ちなみにベトナムはアジアの中でも比較的生産年齢人口(15歳から64歳)が多い国の一つでもあります。お金をたくさん稼いでたくさん使ってくれる人が多いということですね。
さらに平均賃金も上海や北京の3分の1以下ですから、中国でモノを作るよりベトナムで作った方がトータル的なメリットは大きくなると思います。
政治的な安定度も高い国でアメリカとの関係も良好で輸出拠点としても価値があります。現に、米中貿易戦争の際は、中国でモノを作ることのリスクが高まったことでベトナムに製造の拠点を移す企業も多かったようです。
具体的な投資先は??
①ビングループ
ベトナム最大のコングロマリットで、事業は不動産、ホテル・リゾート開発、遊園地事業など多岐に渡り国産車製造にも力を入れている。
②ビンホームズ
ビングループの不動産開発部門が2018年5月にスピンアウトして上場。ベトナム最大の不動産開発業者。国内で1兆円を超える複合都市開発を続けている。
③FPT
ベトナム最大のIT&ソフトウェアアウトソーシング企業。アウトソーシング事業では多くの日本企業向けサービスを提供し、日本のITを陰で支えている。
④ビナミルク
日本でもよく知られているデアリー(乳製品)会社。ベトナムの証券市場発展の象徴的存在。牛乳を飲む文化のなかったベトナムに乳製品を根付かせることに成功。いまでも乳製品の国内シェアは50%を超える。最近燕の巣入り牛乳を発売している。
⑤ホアファット
ベトナムの大手鉄鋼メーカー。生産、消費面でともに東南アジア最大のベトナムの鉄鋼市場を支える。新型コロナの影響で世界が景気低迷に苦しむ中、同社の鉄鋼製品の販売量は絶好調をキープ。
ベトナム株投資の注意点
ベトナム株投資の注意点は、圧倒的にリスクの高さです。
ベトナム・中国・日本の株式市場の時価総額は以下になります。
時価総額はまだかなり小さいのでリスク度合いはリスク度合いはかなり大きくなります。
将来に10倍や100倍になればうれしいけど無くなっても生活に支障のない範囲で投資すべき資産だと思います。
投資する手段としては投信がオススメ
SBI証券(外国株式・海外ETF|SBI証券 (sbisec.co.jp))やアイザワ証券(ベトナム | アイザワ証券 (aizawa.co.jp))であれば、ベトナムに上場している個別銘柄を買うことができます。
ただ為替手数料が高い点や、銘柄数はしっかり分散して投資した方が良いので保有する銘柄数が増えて管理が煩雑になる可能性はあります。
そのため、ベトナム株に投資する場合、投資信託を使うのも有効だと思います。投資信託であれば1つ買うだけで複数の銘柄に分散投資できますから管理が楽です。ベトナム株投信であれば、『ベトナム・ロータス・ファンド(ファイブスター投信投資顧問株式会社 (fivestar-am.co.jp))』も面白いと思います。信託報酬が2%を超えるのでもう少し安くなれば便利なんですけどね。
新興国株への分散投資としてベトナム投資をご検討ください!!
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