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【米国株投信頂上決戦!!】三菱UFJNASDAQオープンVSアライアンスバーンスタイン米国成長株投信

2021年5月5日

こんにちは。かわ吉です。

長期投資の視点で米国株式投信を選ぶなら『アライアンスバーンスタイン米国成長株投信』が今のところ最強だと考えています。

ただ最近、それに匹敵するファンドを見つけました。

そのファンドは、三菱UFJ投信国際投信の『三菱UFJNASDAQオープン Bコース』です。

そこで今回はこのファンドが米国株への長期投資をするのにふさわしいファンドかどうかを分析してみようと思います。

今回の内容は、『投信を使って米国株への投資を検討されている方』や『他の米国株投信を保有しているけど他の米国株投信について知りたい方』が、三菱UFJNASDAQオープンの魅力とどのような人が適しているか分かるようになります。

ではいきましょう。

三菱UFJNASDAQオープンとは??

このファンドは、三菱UFJ国際投信が委託会社の米国株投信です。主にはNASDAQに上場している企業を主要投資対象とし、新技術。新製品開発力、すぐれたビジネスモデル、マーケティング力に着目し、長期的な成長が期待できる企業を選定しています。

出所:三菱UFJ国際投信

成長期待の高い銘柄に投資するため、成長のシナリオを崩れたときなどは大きく下落する可能性もあることから割安であるかどうかも着目しているようです。

出所:三菱UFJ国際投信

ただ時価総額上位から選定するため、値動きもなるべく大きくならないような工夫もされていると思います。

組入銘柄はどう??

組入上位10銘柄は以下になります。

出所:三菱UFJ国際投信

上位5銘柄のGAFAMでポートフォリオの35%を占めています。S&P500種指数のGAFAMが占める割合は約20%ですからそれと比較してもGAFAMの依存度が高いと言えますね。

ちなみにアライアンスバーンスタイン米国成長株の上位10銘柄は以下になります。

出所:アライアンスバーンスタイン

アップルは組み込まれていませんが、巨大ハイテク企業の割合は、NASDAQオープンよりも小さいです。

GAFAMへの依存度が高いことは、別に悪いことではありませんがこれらが良くも悪くもリスク要因になる可能性はありますから注意が必要です。あと組入できる銘柄もNASDAQ市場という縛りもありますからその点もアライアンスバーンスタイン米国成長株投信との違いになりますね。

三菱UFJNASDAQオープンはアライアンスバーンスタイン米国成長株投信と比較すると、GAFAMに依存したポートフォリオだと言えます。

パフォーマンスはどう??

パフォーマンスはめちゃくちゃ良いです。

三菱UFJNASDAQオープンとアライアンスバーンスタイン米国成長株のパフォーマンスの比較が以下になります。

まずは投資期間1年の比較です。

出所:楽天証券

NASDAQオープンがアライアンスを約15%ほどアウトパフォームしています。

次に5年です。

出所:楽天証券

こちらもNASDAQオープンが約25%アウトパフォームしています。

最後に10年で比較しています。

出所:楽天証券

10年で見ると、アライアンスに100%以上アウトパフォームされています。

5年までの期間であれば、三菱UFJNASDAQオープンの方がパフォーマンスが良いですが、10年で比較するとアライアンスの方がパフォーマンスが良くなります。

直近10年だけで見れば、短期勝負は三菱UFJNASDAQオープンで、長期で見ればアライアンスバーンスタイン米国成長株投信の勝ちといったところでしょうか??

コストはどう??

それぞれのコストは以下になります。

運用コストの水準はどちらも低いとは言えませんが、NASDAQオープンの方が少しだけ運用コストは安くなります。

圧倒的な差があるとは言えませんね。

結論はアライアンス米国成長株投信でオッケー

総合的に判断して、長期保有するのであればアライアンスバーンスタイン米国成長株投信でオッケーです。

10年のパフォーマンスで見れば、アライアンスバーンスタイン米国成長株投信の方が良いです。三菱UFJNASDAQオープンは、NASDAQ市場にしか投資ができない仕組みになっていますからITバブルの崩壊などがあればリスク度合いは高くなる傾向はあります。組入銘柄もGAFAMといった巨大ハイテク企業のウエイトが約35%も占めておりこのれらに企業の株価に振り回される可能性もあります。コストは少し安いですが、それ以外のポイントを考慮するとアライアンスバーンスタイン米国成長株投信で十分だと思います。

短期的にリターンを狙いに行くサテライト投資としてであれば検討しても面白いかもしれませんね。

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ではまた

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