こんにちは。かわ吉です。
最近の株式市場は好調です。このまま続けば大変うれしいですが、絶対どこかで調整はあります。資産運用において下落を回避するのは至難の業です。
下落を避けることはできませんが、リスク(下落幅)をコントロールすることはできます。国内には、なるべくリスクを低減しながら中長期的にリターンを狙っていくファンドもたくさんあります。
そのようなファンドの中で、しっかり実績を残しているファンドがあります。それは『ピクテ・マルチアセット・アロケーションファンド』です。
このファンドの特徴を1言で言うと、
下落相場でも低リスクで安心して長期保有できるファンド
といったところでしょうか。
このファンドが適している人はこんな人です。
下落相場が何より怖い。大きな利益はいらないから下落幅を徹底的に抑えて運用したい人。
定期預金より少しだけリターンが良ければよいと考える人
投資初心者でとりあえず投資にチャレンジしてみようと考えている人
どちらかといえばリスクをガンガン取りたい人よりは、慎重に投資をしたい人向けですね。
そこで今回は、初心者に優しいピクテ・マルチアセット・アロケーションファンドの魅力を紹介してみようと思います。
この記事を読んでいただくと以下のメリットがあります。
このファンドの特徴がしっかり理解できる
どのような人が適しているかも分かる
あなたにとって必要なファンドかどうか分かる
ファンド選びであなたの投資パフォーマンスは大きく変わります。誤った投資商品を選択して機会損失にならないように気を付けましょう。
この記事が読者の正しいファンド選びのお役に立てれば嬉しいです。
ではいきましょう。
①徹底的な分散投資
このファンドでは、様々なアセット・クラス(資産)へ分散投資し、ポートフォリオ効果を追求し、リスクに対するリターンの向上を狙います。
投資対象は、王道資産である株式・債券に加えオルタナティブやキャッシュポジションも臨機応変に組み合わせていきます。
株式だけで見ても、世界株式や中国株式だけでなくテーマ型投資も組み合わせるなど多くのファンドを組み入れています。
債券についても米ドル建ての債券に加え中国人民元建て債券なども組み入れるなど投資対象は多彩です。
最近はグローバル経済の影響もあり、各資産の相関性はかなり高まっています。つまり、単純な分散投資では効果が十分に得られないということです。
そのような時代に役立つのがオルタナティブ投資です。オルタナティブとは株式や債券などの代表的な資産以外の資産を指します。それは例えば金地金だったりロングショート戦略などがこれにあたりますが今回は詳しく解説しません。
詳しく知りたい人は以下のリンクをご覧ください。
さらに資産を全て投資するのではなくキャッシュポジション(現金比率)を高めることで、下落相場に備えることもできるファンドです。
伝統的な資産(株式・債券)以外の投資対象(オルタナティブ・キャッシュ)などにも分散投資することでリスクを徹底的に管理している
②機動的な資産配分を行う
このファンドは、市場環境に応じてアセット・クラスやその配分比率を機動的に変更してくれます。
市場環境は、常に変化していますからそれに合わせてアセット・クラスやその配分比率を機動的に変更してくれるのは投資家が安心する材料になりそうですね。
実際の投資対象別構成比は以下になります。
株式の比率はおおよそ20%~25%で推移し、債券と現金でおおよそ60%を占めるポートフォリオですね。
ぶっちゃけ株式の比率は大きく変動していませんが、債券とキャッシュポジション(現金比率)を機動的に変更してリスクをコントロールしている感じですね。
『攻め』の投資信託ではなく『守り』の投資信託であることがこのポートフォリオからもよく分かりますね。
相場に応じて機動的に資産配分比率を見直す仕組みは『守り』を重視する長期保有する投資家にとって安心を与えてくれます
③最新の投資手法も活用される
このファンドは、株式や債券などの伝統的な投資とは異なる投資戦略、オルタナティブ戦略を採用する投資信託証券への投資も行い、更なる分散投資効果を追求します。
経済状況に応じて有効な投資手法が年々変化していきます。
時代の合っていない投資手法で投資し続けるのは機会損失になりますし、リスクもコントロールできなくなる可能性があります。
常にその時代に合った投資手法を選択してくれるファンドは長期保有には適した仕組みだと言えます。
1つのファンドでその時代に合った投資手段を選択してくれるのであれば、投資信託の乗り換えをする手間も省けますからありがたいですね。
最新の手法が必ずしも良いとは限らないが、古い投資手法をやむを得ず続けるよりはマシかもしれない。
まとめ
今回は、『負けない運用』がコンセプトであるピクテ・マルチアセット・アロケーションファンドの魅力TOP3を紹介しました。
その3つとは、
①徹底的な分散投資:伝統的な資産だけではなくオルタナティブ・現金への投資も行い徹底的分散投資してくれる
②機動的な資産配分を行う:相場に応じて機動的な資産配分を行ってくれる仕組みは、『守り』を重視する投資家には安心
③最近の投資手法も活用される:時代に適した投資手法で運用してくれる仕組みは、無駄な投信の乗り換えの手間が省ける
でした。
基本的には、『守り』を意識する投資家にとって有効な投信になると思われます。
以下の投資家は絶対に買わないでください。
リスク許容度が高く、リスクよりもリターンを狙いたい人:多分、モノ足りず中途売却したくなります
元本割れは絶対に嫌な人:リスクは抑えてくれるけど元本が割れないわけではない
以上、参考になれば嬉しいです。
『守り』の投資信託で有名なファンドがもう1つあります。それは投資のソムリエです。ピクテ・マルチアセット・アロケーションファンドよりもリスクを抑えて運用してくれる優良ファンドです。こちらも是非読んでいただき2つのファンドを比較してみてどちらが自分い合うか考えてみてください!