インカム投資

あなたにとってインカムを狙うベストな方法とは??

2023年1月9日

こんにちは。かわ吉です。

インカムゲインはあなたの人生の選択肢を広げてくれます。

なぜなら死に金にならないからです。再投資による複利の効果は偉大ですが、投資効率を優先することでお金を使う楽しみが無くなる点がデメリットです。人間いつ死ぬか分かりませんから、投資するのであればインカムゲインとキャピタルゲインはバランスよく狙っていきたいですね。

このブログではインカムを狙う商品として予想分配金提示型ファンドを中心に紹介しています。しかし、インカムを狙える手段は予想分配金提示型ファンドなどの投資信託に限りません。

予想分配金提示型ファンドなどの投資信託を活用するのは、あくまでも1つの手段であり、本来は投資家それぞれに適した商品を組み合わせてインカムを狙いたいところですね。

1つの商品に依存すると、その商品の運用が悪化したときに受け取れる分配金が大きく変動してしまいますが、分散することで受け取れる分配金を安定させることができるかもしれません。

ただ、商品によって受け取れる分配金の回数や量などメリットとデメリットがありますので、その点はしっかり理解した上で分散投資をしていきましょう。

そこで今回は、一般的なインカムを得る手段として以下の4つの投資商品についてインカムの回数(年間)、インカムの量、メリット、デメリットについて整理してみます。

①株式(個別銘柄)

②債券

③投資信託

④ETF

この記事が読者のインカムを狙う選択肢を増やすきっかけになれば幸いです。

ではいきましょう。

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①株式

配当金の受取回数:年1回から年4回程度

→日本株:年1回または2回 米国株:年4回

インカムの量(最大):利回り17%程度(参考資料)

→日本株であれば17%、米国株であれば2022年10月時点で約8.0%程度(参考資料)が最大利回り

メリット:高いリターンが狙える・株主優待がもらえる

→配当金とは別に大きなキャピタルゲインを狙うことも可能であり、それに加えて株主優待も銘柄によっては狙うこともできる。

デメリット:業績が悪化すると元本が大きく毀損するリスクがある銘柄に対する深い理解が必要

→大きなキャピタルゲインが狙える一方で、大きく元本を毀損するリスクも高い。保有銘柄の強いや弱点を把握し売買するタイミングをある程度自分で判断する必要がある。配当利回りも業績次第で大きく変動するリスクもある。

②債券

・インカムの受取回数:年2回程度

・インカムの量:利回り10%程度

→円建債券は3%弱、外貨建債券であれば10%程度は狙える

・メリット:発行体のデフォルト等がなければ額面で償還される・株式と比較してリスクが低い

→債券は額面で償還されるため、ある程度の着地がイメージできる

・デメリット:ハイリスクな債券もある・中途解約すると大きく元本割れするリスクあり

→新興国通貨建ての債券は為替リスクが大きいため金利だけで投資判断はダメ。償還前に解約するとその時点での債券価格で売買されるため元本割れのリスクがある。

具体的な個別の債券は以下をご参考ください。

③投資信託

インカムの受取回数:年12回

→毎月決算型を選択すれば毎月インカム収入を狙うこともできる

インカムの量:分配金利回り25%程度(参考)

→株式や債券では中々難しい利回りも狙える

メリット:1つの商品を保有するだけで多数の銘柄への分散投資ができる・株式にはない比較的安定したインカム収入が狙える

→1つの商品で数百銘柄への投資も可能。毎月分配型や予想分配金提示型など様々な仕組みがあり投資家に適した受取方法が選べる。

予想分配金提示型と毎月分配型について知りたい方はこちらの記事をどうぞ。

デメリット:運用管理コストは高いものが多い・分配金の原資が元本部分から払い戻される可能性がある・減配のリスクがある・本数が多いためファンド選びが大変

→株式や債券以上の利回りが狙えるということは、分配金の原資は組入銘柄の配当金等のみではないということです。つまりそれは、分配金の原資がキャピタルゲインや投資元本そのものであるということです。分配金の『質』よりも量を優先したい人は株式や債券ではなく投資信託の分配金を狙ってみてはいかがでしょうか?投資するメリットがあるかどうかはこのブログを参考にしていただければと思います!!

④ETF

インカムの受取回数:年12回

→国内ETFは年2回で1月と7月が多い。米国株ETFは年4回のものが多い。毎月分配は外貨建債券ETFが多い。

インカムの量:5%程度

→投資信託よりは見劣りする

メリット:投資信託より低コストの商品が多い・分散投資も可能

→仕組みはほぼ投資信託と同じ。違いは上場されているか否か。

デメリット:分配金利回りは投資信託ほど狙えない

→ETFの配当金は投資している株式・債券の配当や受取利息のため、キャピタルゲイン分や投資元本部分を原資に分配金は支払われないため、分配金は投資信託より少なめになる

投資信託とETFの違いは以下の記事で解説しています。

どの商品を使ってインカムを狙うべきか??

インカムを狙うためにどの商品を使うべきか投資家によって異なります。

運用に関して、手間を掛けたくなければ投資信託やETFを中心に組み込むことをオススメします。

個別の株式や債券については、投資中級者などある程度、ご自身で投資判断ができる、企業の業績などを分析することが苦でない投資家の方であれば投資メリットがあるかもしれませんね。

以上、お役に立てればうれしいです。

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