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インベスコ世界厳選株式オープン<毎月決算型>の注意点と対策

2022年10月27日

こんにちは。かわ吉です。

インベスコ世界厳選株式オープン<毎月決算型>は、分配金が非常に安定しています。

Dコースについては、直近1年間は150円の分配金を継続して出しています。もっと遡ると、2017年1月以降に分配金が150円を切ったことは一度もありません。

この事実はインカム狙いの投資家からすれば、すごい魅力的なファンドに感じますね。

予想分配金提示型ファンドの代表的なファンドであるアライアンスバーンスタイン米国成長株投信C・Dコースの分配金は全く安定しない一方で、どのような相場でも分配金が安定しているインベスコ世界厳選株式オープン<毎月決算型>は、余計に輝いて見えます。

インカムを狙うならこのファンドで十分だと判断する人も多いかもしれません。

ただ、完璧なインカムファンドなど存在しませんから、このファンドへ投資する際は注意点があります。

そこで今回は、インベスコ世界厳選株式オープン<毎月決算型>の注意点とその対策についてまとめてみようと思います。

ではいきましょう。

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注意点:分配方針が明確ではない

インベスコ世界厳選株式オープン<毎月決算型>は、安定していません。

『え??2017年1月以降は、一度も分配金が150円を割ったことないはずでは??』と感じた人も多いと思います。

では何が安定していないのかというと、分配金ではなく『分配方針』です。

『分配方針』とは、そのファンドが分配金を出す基準のようなものを指します。

インベスコ世界厳選株式オープン<毎月決算型>に、明確な分配方針はありません。

一方で明確な分配方針があるのは、アライアンスバーンスタイン米国成長株投信C・Dコースなどの予想分配金提示型です。

たとえば、アライアンスバーンスタイン米国成長株投信C・Dコースの分配方針はこちらになります。

アライアンスバーンスタイン米国成長株投信C・Dコースの分配金は、その時の基準価格で決定します。だから、決算日の前営業日の基準価格を見れば投資家たちは、今月どのくらいの分配金がもらえるかある程度は予想できます。

一方で、インベスコ世界厳選株式オープン<毎月決算型>については、このような明確な分配方針はありませんので、基準価格を見て今月の分配金を予想することは不可能です。

つまり、このファンドの投資家が分配金もらえるかどうかは、このファンドの運用方針に依存するということです。言い換えると、これまで安定した分配金実績が出ていたのに、ある日分配金が大きく減配されたり無配になるリスクもあるということです。

だから、私はこのファンドの分配金は安定しているようで、実は安定していないファンドという認識になっています。

悪く言えば、いつ梯子を外されるか分からないファンドということです。

現時点では、毎月150円の分配金が安定して出されていますが、今後もこの流れが続くかどうかは分かりません。

この点には注意が必要です。

対策:基準価格をチェックする

このファンドの分配金が、無配になったり減配されるタイミングは誰にも分かりません。

ただ、無配や減配になるか可能性が高くなる要素が1つあります。

それは『基準価格の低下』です。もっと分かりやすく言うと、基準価格が2,000円や3,000円台に近づいてくると減配や無配になるリスクは高まります。

なぜかというと、『基準価格の低下』は減配や無配になる毎月分配型ファンドの大半の共通点だからです。

たとえば、こちらのファンドをご覧ください。

出所:楽天証券

アジア・オセアニア高配当成長株オープン(毎月分配型)は、絶頂期は8,500億円以上の純資産があった人気ファンドでした。なぜならどのような相場でも高い分配金が支払われていたからです。だから、退職して年金生活になったリタイアメント世代が、インカム収入を求めてこのファンドに投資していました。

ただ、高い分配金利回りは相場環境の良いと気であれば、運用収益の原資から支払うことができますが、相場環境が悪い期間でそれを続ければ分配金の原資を作るためには、投資元本を削るしかありません。

このファンドはその無理した分配金を出し続けたことで、基準価格が大きく下がりました。分配金も1万口あたり75円あったにもかかわらず、直近の1万口当たりの分配金は5円です。

分配金利回りも低下しています。

インベスコ世界厳選株式オープン<毎月決算型>がこのようなファンドになるかどうかは分かりませんが、少なくともこのような状況になるリスクがあることを念頭に投資すべきだと思います。

だから、このファンドのホルダーは、このファンドの基準価格の推移には注意を払うべきだと思います。あまりも買付以降にこのファンドの基準価格が右肩下がりでありながら、分配金が安定していれば、それはこのファンドが無理をして分配金を投資家に支払っていることに間違いありません。

そのような状況は長く続けることはできませんから、減配もしくは無配になる可能性が高くなります。

怪しくなったら途中で手放す決断も必要になると思います。

基準価格の推移はしっかりチェックしましょう。

このファンドを保有するなら松井証券がお得

いろいろ注意点はあるものの現段階では、インベスコ世界厳選株式オープン<毎月決算型>為替ヘッジなしをインカムファンドとして投資するメリットはあると考えています。

しかし、懸念点もあります。それは運用管理コストの高さです。このファンドの運用管理コストは年1.903%です。これは少し高すぎます。とはいえ、安定したインカムを得るには悪くない投資信託です。

分配金を取ることによって、高い運用管理コストを受け入れるしかないのでしょうか??いえそんなことはありません。諦めるのはまだ早いですよ。

分配金と低コストを両立させる方法があります。

それはこのファンドを松井証券で保有することです。

なぜなら松井証券では、松井証券が受け取る信託報酬の内、0.3%を超える部分を分割して毎月現金もしくはポイントで還元してくれる『投信毎月現金・ポイント還元サービス』があるからです。

ちなみにインベスコ世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(毎月決算型)の還元率は、年0.5%です。仮にこのファンドを1,000万円保有した場合、毎月4,166円の現金還元を受けることができます。もちろんこれとは別に分配金も受け取れます。

すでに他社でこれらのファンドを保有している人も安心して下さい。その証券会社から松井証券へ移管をすれば、本キャンペーンの還元を受けるとができます。

どこの証券会社も投信残高に応じてポイント還元をしていますが、還元率は松井証券が圧倒的です。

積立投信の面で見ると松井証券はクレカ積立ができない点がデメリットですが、運用管理コストが高いアクティブファンドを保有するなら松井証券一択です。

是非、口座開設して松井証券を活用してみてください!!

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