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【投資妙味なし】グローバル・ストックDは優良インカムファンドか??

2024年6月12日

こんにちは。かわ吉です。

かわ吉ブログでは、優良インカムファンドを探し続けている。

アライアンスバーンスタイン米国成長株投信Dや世界のベストを上回るインカムファンドはそうそう見つからない。それどころか、比較すればするほどこの2ファンドが最強であることが証明される。

言われなくてもそんなことは分かっている。

でも分かっていても新しいインカムファンドは探さなければならない。

なぜならブログのネタがないから。というのは半分本気で半分冗談。

確かにかわ吉ブログはネタ切れがち。でもね、新しいインカムをファンドを探し続ける合理的な理由ももちろんある。

個人的に考える探し続けるメリットは以下。

メリット

①機会損失を避けることができる

⇒未来永劫繁栄し続けるファンドはない。そのように考えると特定のファンドを妄信し続けるのは危険。これはABDや世界のベストも同じ。インカムを狙うにあたってこれらのエース級インカムファンドより優れたインカムファンドがあるのであれば乗り換えるべき。

②自分の保有しているインカムファンドがいかに優秀か再認識することができる

⇒特にエース級の毎月決算型ファンドであるABDや世界のベストを比較対象にすると大半のファンドがぼろ負け。もはやABDや世界のベスト以外のインカムファンドのホルダーは比較しない方が良いかもしれないと思うほど。

いずれにせよ良いインカムファンドを探し続けることは大きなメリットがある。悪いパフォーマンスのファンドを長期間保有することによって発生する機会損生を避けることができるし、自分の保有しているファンドがいかに素晴らしいか再認識することができる。

でもファンドを分析するのは手間がかかるし時間がかかるし時間がもったいない。

投資はあくまで人生を豊かにする1つの手段に過ぎない。だから、投信の分析に大切な時間を使うべきではない。みなさんの大切な時間を守りたい。だから、投信の分析は私に任せてほしい。
ということで今回もABDや世界のベストを上回るかもしれないインカムファンドを発掘していこうと思う。

今回、紹介するインカムファンドは、『グローバル・ストック Dコース』。愛称は世界樹。結論、このファンドは、中身はABD!!パフォーマンスは世界のベスト!!という不思議なインカムファンド。つまり、微妙なインカムファンド。という結論になったんだけど、どうしてそのような結論になったのか今回は解説したい。

もちろん将来的には検討の余地があるインカムファンド。になるかもしれない。

この記事が読者のインカムライフのお役に立てれば幸い。

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グローバル・ストックDコースの概要

まずはこのファンドの概要について解説する。

ファンドの特色は以下。

主なファンド概要は以下。

設定日は2015年12月であり、運用歴は10年弱。

注目すべきポイントは以下。

①純資産

純資産は87億円であり、ぶっちゃけ多くはない。現時点で早期償還のリスクは高くはないけど、今後の動き次第でそのリスクが高まる可能性はある。

②基準価格

運用歴10年弱で基準価格は10,000円以上をキープしており、たこ足分配になっている可能性は高い。それに加えて、予想分配金提示型であることから分配金の質も担保してくれている。たこちゃんじゃなくて良かった。

③運用管理コスト

運用管理コストは2.0%とめっちゃ高い。ABDや世界のベストと比較しても高い。ただ運用管理コストの高さは、松井証券を活用すればリカバリー可能。なぜなら、投信残高ポイント還元サービスがあるから。このサービスを活用すれば、運用管理コストは実質的に1.0%程度に抑えることが可能になる。絶対に活用してほしい。

④投資対象は全世界株式

投資対象は全世界株式。今流行りのオルカン。安心安全のオルカン。

ポートフォリオの構造と特徴

次にグローバル・ストックDコースのポートフォリオについて解説する。

組入上位10銘柄

誰もが知っているIT企業が上位にランクイン。組入上位10銘柄はABD寄りの構成。

国別投資比率

米国株の比率は70%超。ほぼ米国株で構成されている。

セクター別投資比率

情報技術、金融、ヘルスケアの3本柱。

ただ、これだけではポートフォリオの特徴がイメージしにくい。情報技術セクターの比率が高いことでどのような影響があるのか理解することが大切。

そのためにもまずは、セクター別投資比率をもっとシンプルに整理する必要がある。

かわ吉ブログでは、各セクターを大きく3つに分けて考えるようにしている。

参考:ポートフォリオを以下の3つに分けることで、そのファンドのリスクがざっくりではありますがイメージできる。

①金利敏感株:金利動向の影響を強く受ける銘柄でリスク度合いが大きい

②景気敏感株:景気動向の影響を強く受ける銘柄でリスク度合いは大きい

③ディフェンシブ株:金利動向や景気動向に左右されにくい銘柄で比較的リスク度合いが小さい

このファンドのポートフォリオを3つに分けた結果は以下。

金利動向より景気動向の影響を大きく受けやすいポートフォリオ。利上げ局面では比較的下落率は限定的。かも。逆を言えば金利急落局面ではABDやグローバルAIファンドより上昇率は小さくなると思う。

これはエース級のインカムファンドとの比較で後述する。

このファンドの得意な局面と苦手な局面

このファンドの得意な局面と苦手な局面は以下。

得意な局面:高金利の継続が予想される局面

苦手な局面:低金利の継続が予想される局面

このファンドの中身はバリュー株中心。それを前提に分析すると以上の結果になる。長期金利が今後下がる見方が強い場合は、グロース株に資金が集まりやすいからバリュー株中心の当ファンドは辛いかも。

グローバル・ストックDの分配金利回り

ここからはグローバル・ストックDの分配金利回りについてチェックする。ドキドキ。一番大切。

参考:グローバル・ストックDの分配金利回り(予配)は予想分配金提示型。予想分配金提示型は、基準価格に応じて受け取れる分配金があらかじめ決まっている。このファンドの分配方針は以下。アライアンスバーンスタイン米国成長株投信C・Dと全く同じ。

グローバル・ストックDの最高分配金利回りは20%程度。悪くはない。インカムファンドとして土俵には十分上がれる。という感じ。
設定来の分配金利回り実績は5%~20%の間を推移。

具体的な分配金利回りの推移は以下。

分配金利回りは安定していないけど、アベレージは10%程度であり、実績は悪くない。

エース級のインカムファンドとの比較

ここからは、エース級のインカムファンドであるアライアンスバーンスタイン米国成長株投信Dコース・世界のベストとこのファンドを比較してみる。

比較ポイントは以下の4つ。

①リターン

②リスク

③組入上位10銘柄

④分配金利回り

これらを比較すればこのファンドの特徴がイメージしやすくなると思われる。

①リターン

リターンの比較結果が以下。(1年と3年で比較)

まずは期間1年から。

直近1年はABDに大敗。一方で世界のベストとは同水準のパフォーマンスで推移。

続いて3年。

直近3年で比較すると、最もパフォーマンスが悪い。

②リスク

見るべきはリターンだけではダメ。リスクも見ないと、下落局面で予想以上の含み損を抱えて狼狽売りリスクが高まるから。投資は、良いところも悪いところも知って投資しよう。結婚は、良いところしか見ずに判断するから失敗するんだよ??

ということで比較した結果が以下。

期間5年以内で比較すると、グローバルストックDのリスクが最も小さい。ただ、あくまでも相対的にリスクが低いだけであり、絶対的なリスクは小さくないことは認識しておくべき。

最大下落幅は、30%を超えてもおかしくないから。

組入上位10銘柄

続いて組入上位10銘柄について比較する。ぶっちゃけ優良なインカムファンドのポートフォリオってアライアンスバーンスタイン米国成長株投信か世界のベストに似たものが多い。どちらにも似せずに良い分配金実績を出すファンドは見たことない。

だから、分配金実績のみでファンド選びをすると似たようなポートフォリオのファンドに投資してしまうリスクが高い。商品を分散してもポートフォリオが似ていれば分散投資にはならない。ということは、組入上位10銘柄はチェックしておいた方が良いんだ。

と言うことで組入上位10銘柄と比較した結果は以下。

組入銘柄はABDと5銘柄被っている。世界のベストの被りは0。

ただ、前述したセクターを3つ(金利敏感株・景気敏感株・ディフェンシブ株)に分けるとグローバル・ストックDは世界のベストと構成が似ている。

組入上位10銘柄はABD寄りだけど、全体で見ると世界のベスト寄り。これは過去にない傾向。面白い。

④分配金利回り

最後に分配金利回りの比較をする。

毎回、分配金利回りを比較するタイミングで俺は絶望するんだ。だって紹介するファンドの分配金が毎回弱すぎるから。頑張って良いとことを見つけようと頑張るけどフォローもできないお粗末レベル。

今回はその悪い予想が的中。ぶっちゃけ微妙な結果となった。比較したグラフは以下。

分配金利回りは、ABDと似たような動きになる。だけど、実績はABD未満。辛い。

グローバル・ストックDに投資する必要はない

いつもであれば、ここで紹介したファンドに投資すべき人を解説しているけど、今回はしない。

なぜなら、投資する明確な理由がないから。このファンドに投資してインカムを狙うくらいならABDもしくは世界のベストでOK。

この2ファンドと比較して運用管理コストも高いし、分配金利回りも雑魚い。

現時点の認識はそんな感じ。

しかも、販売会社は野村證券1社のみ。なんかいろいろ残念。

やっぱり松井証券が使えるか否かの差はかなり大きい。

松井証券が活用できるファンドを分析した記事は以下。

以上お役に立てれば幸い。



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