こんにちは。かわ吉です。
AB米国成長株投信は、インカム狙いの投資家にとって最適なファンドの1つです。
それに負けじとメキメキ頭角を現しているのが『グローバルAIファンド(予想分配金提示型)』です。
グローバルAIファンド(予想分配金提示型)が登場するまでは、オススメの予想分配金提示型ファンドは間違いなくAB米国成長株投信Dコースでした。
ただ最近の『グローバルAIファンド(予想分配金提示型)』の動きを見ていると、予想分配金提示型の世代交代を予感させます。
そこで今回は、予想分配金提示型ファンドの2強である『AB米国成長株投信Dコース』と『グローバルAIファンド(予想分配金提示型)』を3つの項目で比較してみようと思います。
この記事が予想分配金提示型ファンドに投資を検討していてどちらに投資しようか悩んでいる人がどちらを自分が買うべきか判断する材料になればうれしいです。
ではいきましょう!
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①運用管理コスト 勝者:AB米国成長株投信
投資する上で運用管理コストは決して無視はできません。

運用管理コストの差は0.2%です。1年で見れば大した差にはならないかもしれませんが、長期運用すれば『塵積って山となる』ですから決してバカにはできません。
買付時の手数料は、利用する銀行や証券会社によって異なりますので今回は考慮しません。
運用管理コストは、AB米国成長株投信が勝利です。
②パフォーマンス 勝者:グローバルAIファンド
グローバルAIファンドの設定日は、2019年10月なので運用実績は約2年しかありません。このファンドの設定日以降でパフォーマンスを比較すると以下のようになります。

チャートではなく数値で表してみると以下のようになりました。

『グローバルAIファンド(予想分配金提示型)』のパフォーマンスは『AB米国成長株投信Dコース』の約1.7倍です。
ある一定期間のパフォーマンスだけで優劣を判断するのは危険ではありますが、少なくとも『グローバルAIファンド(予想分配金提示型)』の設定日以降で比較すると、『グローバルAIファンド(予想分配金提示型)』の圧勝です。
③分配金 勝者:グローバルAIファンド
予想分配金提示型ファンドを買う投資家にとって分配金は無視できない重要なポイントです。
直近1年の分配金の合計は以下になります。

直近1年の分配金の差は圧倒的です。『グローバルAIファンド(予想分配金提示型)』は、『AB米国成長株投信』の2倍の分配金がありました。
これは文句なしの『グローバルAIファンド(予想分配金提示型)』の圧勝です。
ただたった直近1年の比較ですから過信は禁物です。永遠にパフォーマンスの良いファンドなど存在しませんからね。どのファンドにも黒歴史はあるはずです。
④純資産 勝者:AB米国成長株投信
優良ファンドには、投資資金が集まりやすいものです。

国内で純資産が1兆円以上あるファンドは多くありません。そう考えると『AB米国成長株投信Dコース』の純資産は間違いなく国内トップクラスです。
純資産があまりにも少ないと繰上償還などのリスクが高まりますから、純資産は多いに越したことはないです。
ただどちらのファンドも十分な純資産はありますから繰上償還のリスクはあまり気にする必要はないと思います。
とりあえず相対的に比較すると『AB米国成長株投信Dコース』の圧勝です。
まとめ
比較した結果、『ドロー』でしたね(笑)
『AB米国成長株投信Dコース』が勝者の項目は、運用管理コストと純資産の2つでした。一方、『グローバルAIファンド(予想分配金提示型)』が勝者の項目は、パフォーマンスと分配金でした。
読者の方もなんとなく感じているかもしれませんが、投資家が欲しいのはパフォーマンスと分配金です。いくら運用管理コストが安くて純資産が多くても、パフォーマンスが悪く分配金も少なければ投資はしないはずです。
なので実質的には『グローバルAIファンド』の圧勝と言えるでしょう。
ただ、誰にでも適しているファンドではないのでその点はしっかり見極めて投資するか判断しましょう。
以上。お役に立てれば嬉しいです。
ではまた