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【100円減配】5月のアライアンスバーンスタイン米国成長株投信の分配金報告

こんにちは。かわ吉です。

5月のアライアンスバーンスタイン米国成長株投信C・Dコースの分配金が報告された。

5月はEコース( 隔月決算型)はお休み。Eコースは年間分配金はC・Dコースよりも少ないがNISA対象のため、税金対策にはなる。

とりあえず5月の分配金実績は以下。

ちなみに4月の分配金実績は以下。

Dコースは12カ月連続の分配金となった。ただ100円減配。ワンチャン400円狙えたかもしれないけど、1歩届かず。無念。

Cコースも5か月連続の100円。安定はしてきたけどもう一段伸びて欲しい。

いずれのコースも順調に推移。インカムファンドとしての役割は果たしてくれている。

とりあえず5月もアライアンスバーンスタインよりレポートが発行されているので内容をまとめていく。

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2024年4月の運用状況

4月の運用状況についてまとめる。相場全体だけではなく、このファンドの細かい動きについても把握することは大切。

以下はアライアンスバーンスタインのレポートから引用。

◆市況

米国株式市場において、S&P500株価指数は下落した(米ドルベース)。中旬にかけては、堅調な経済指標を背景に米連邦準備理事会(FRB)による利下げ観測が後退し長期金利が上昇したことが嫌気されて、軟調に推移。台湾の半導体大手企業による2024年の半導体市場の成長見通し引き下げを受けて、ハイテク関連銘柄が売られたことや中東情勢の緊迫化も、株式市場を下押した。その後月末にかけては、中東情勢悪化への過度な警戒感の後退や、主要企業の堅調な業績発表などから上昇に転じ、下げ幅を縮小した。
当月末のS&P500株価指数(配当金込み)は、前月末比-2.9%となった。ラッセル1000グロース指数のパフォーマンスは、同-2.7%、ラッセル1000バリュー指数は、同-3.4%となり、グロース株のパフォーマンスはバリュー株を上回った。(指数は全て米ドルベース)
米ドル円相場は、前月末比で円安米ドル高となる。米国の利下げ先送り観測や、中東情勢の緊迫化で安全資産としての米ドルの需要が高まったことなどから円安ドル高に推移した。下旬に日銀が金融政策を維持したことで、さらに円安が進行。月末の基準価額の算定に使用するレートは1米ドル=156円90銭となった。

■運用状況

Aコース(為替ヘッジあり)、Bコース(為替ヘッジなし)、Cコース毎月決算型(為替ヘッジあり)予想分配金提示型、Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型、Eコース隔月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型の基準価額は、それぞれ前月末比で下落。いずれのファンドも、保有証券の株価下落がマイナス要因となる。Bコース(為替ヘッジなし)、Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型、Eコース隔月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型については、円安米ドル高はプラス要因となった。また、4月はいずれのファンドもそれぞれのベンチマーク*を下回るパフォーマンスとなった。
ベンチマークとの相対比較では、情報技術セクターや生活必需品セクターの銘柄選択などが主なマイナス要因となった。一方、一般消費財・サービス・セクターの銘柄選択や不動産セクターを保有していなかったことなどはプラス要因となった。個別銘柄では、ヴィーヴァ・システムズ(ヘルスケア)、モンスター・ビバレッジ(生活必需品)、アリスタ・ネットワークス(情報技術)などがマイナス要因となった一方、チポトレ・メキシカン・グリル(一般消費財・サービス)、アルファベット(コミュニケーション・サービス)、トラクターサプライ(一般消費財・サービス)などはプラス要因となった。当月は、バーテックス・ファーマシューティカルズ(ヘルスケア)などを買い増し。一方、メタ・プラットフォームズ(コミュニケーション・サービス)などを一部売却した。

〇今後の見通し

足もとでは労働市場の堅調さが示され、高金利環境が想定より長引く可能性がある。その場合、負債を抱える企業にとっては厳しい環境となる一方、強固なバランスシートを持ち、外部からの資金調達に頼ることなく自らの利益を再投資できる企業は、その優位性が高まると考える。引き続き、革新的な商品やサービスを提供することで、外部環境に左右されにくい独自の成長要因をもつ「持続的な成長企業」に投資することで長期的に安定したリターンを創出することを目指す。

ポートフォリオの状況

次にポートフォリオの状況をチェックする。

上位10銘柄で48.1%を占めている。優良株へ集中投資するアクティブファンドだからこの比率でも問題なし。

ちなみにセクター別投資比率は以下。

このファンドは、情報技術・ヘルスケア・一般消費財の3本柱。ただこれだけではこのポートフォリオがどのようなものなのかイメージすることはできない。

だから、このブログでは、セクターを大きく3つに分けて考えるようにしている。それは金利敏感株・景気敏感株・ディフェンシブ株の3つ。

各セクターを3つに分けた図は以下。

参考:ポートフォリオを以下の3つに分けることで、そのファンドのリスクがざっくりではありますがイメージできる。

①金利敏感株:金利動向の影響を強く受ける銘柄でリスク度合いが大きい

②景気敏感株:景気動向の影響を強く受ける銘柄でリスク度合いは大きい

③ディフェンシブ株:金利動向や景気動向に左右されにくい銘柄で比較的リスク度合いが小さい

つまり、リスクは金利敏感株と景気敏感株の比率が高いほど大きい。一方で、ディフェンシブ株の比率が高いファンドほど小さい。という認識でOK。

ただし、リターンで比較すると、全く逆になる。大きくリターンを狙いたい人は、金利敏感株や景気敏感株の比率が高いファンドを選べばOK。

ちなみに、アライアンスバーンスタイン米国成長株投信のポートフォリオをこの3つに分けた結果が以下。

アライアンスバーンスタイン米国成長株投信のポートフォリオのバランスは良い。若干、金利敏感株の比率が高いけど、景気敏感株やディフェンシブ株の比率も低すぎない水準であり、攻守ともにバランスが良い。

その他のインカムファンドはこの比率が偏っているものが多い。グローバルAIファンドは金利敏感株の比率が60%と高いし、世界のベストは景気敏感株が80%を占める。

その点を考慮すれば、アライアンスバーンスタイン米国成長株投信のポートフォリオは絶妙なバランスなんだ。この絶妙なバランスが長期で生き残っている理由の1つかもしれない。

現時点で最高峰のインカムファンド

アライアンスバーンスタイン米国成長株投信のポートフォリオは絶妙なバランスであることは前述した通り。

とりあえずアライアンスバーンスタイン米国成長株投信C・Dコースは質の高いインカムを狙うには最適なファンドであることは間違いない。

質が高いインカムを狙える理由は、これらが予想分配金提示型だから。予想分配金提示型は、基準価格に応じて受け取れる分配金が決まる仕組み。この仕組みのお陰で、投資元本を切り崩して分配金を出すたこ足分配を避けることが可能。

ただこのファンドを含めて予想分配金提示型は、信託報酬等の運用管理コストが高い傾向があるんだ。

運用期間が長期になればなるほど高いコストは収益を圧迫してしまう。ジリ貧必須。

だから運用管理コストはなるべく低く抑えたい。ただ、運用管理コストはファンドごとに決められているので投資家が自由に決めることはできないんだ。しかし、このファンドを保有する証券会社を工夫することで、高いコストの一部の還元を受けることが可能。

その証券会社とは松井証券。なぜなら松井証券には、『最大1%貯まる投信残高ポイントサービス』があるから。

このサービスは、松井証券で投資信託を保有するだけ、最大残高の1%のポイント還元を受けることができる。

たとえば、アライアンスバーンスタイン米国成長株投信Dコースを松井証券で保有すると、年間0.75%のポイント還元を受けることができる。これにより、実質1%程度の運用管理コストでアライアンスバーンスタイン米国成長株投信Dコースを保有することが可能。素晴らしい。

さらにこのサービスはインデックスファンドにも適用される。還元率は下がるが、運用管理コストがバリ安のインデックスファンドもポイント還元の対象だから、投資信託を運用するなら松井証券を絶対に活用すべき。インカム投資家必須証券会社。

是非、活用を検討してほしい。

運用管理コストを下げることも大切だが、固定費を抑えることも同じくらい大切。いやそれ以上に大切。

ただ、全てを節約すると幸福度が下がる。食費や娯楽費がその最たる例。だから、節約するなら、幸福度が下がらない固定費を見直すべき。具体的にいうとそれは住宅ローン。

住宅ローンの金利を見直すだけでトータルで200万円以上返済額を抑えることが可能。検討しない手はない。ただ住宅ローンの借換は非常に手間がかかるのも事実。

しかし、あるサービスを活用すれば住宅ローン借り換えに掛かる手間を半分以下にしてくれる。詳細は以下の記事。



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