AB米国成長株投信 予想分配金提示型

【うまく使い分けよう!!】予想分配金提示型と毎月分配型の違いTOP3

こんにちは。かわ吉です。

今回は、『予想分配金提示型』と『毎月分配型』の違いTOP3を解説します。

この記事は以下の読者のお役に立てる内容となっております。

投資信託を使ってインカムを狙いたいけど『毎月決算型』と『予想分配金提示型』のどちらを選べば良いか分からない人

『毎月分配型』と『予想分配金提示型』の違いを知りたい人

『毎月分配型』より『予想分配金提示型』の方が絶対に有利だと思っている人

この記事を読んでいただくと以下のメリットがあります。

『毎月分配型』と『予想分配金提示型』のどちらを選ぶべきか判断できるようになる

『毎月分配型』と『予想分配金提示型』の違いが分かるようになる

『毎月分配型』にも使い道があることが分かる

ちなみに『毎月分配型』と『予想分配金提示型』の3つの違いは以下になります。

毎月分配型予想分配金提示型
①分配金の安定感安定不安定
②元本払戻金の有無ありなし(一部あり)
③ファンドの選択肢多い少ない

①分配金の安定感

②元本払戻金の有無

③ファンドの選択肢

この3つの違いについて順番に解説していきます。

この記事が読者の資産運用の一助になれば幸いです。

ではいきましょう。

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①分配金の安定感

分配金の安定感については毎月分配型が勝っています。

これは実際の分配金実績を比較すると非常に分かりやすいです。

出所:楽天証券のデータを元にかわ吉作成

予想分配金提示型であるAB米国成長株投信D(青色)とグローバルAIファンド(オレンジ)は、分配金が変動しています。一方で世界のベスト(赤色)とピクテGインカム(黄色)は安定した分配金実績になっています。

これは『毎月分配型』は毎月分配金を出すことに拘りますが、『予想分配金提示型』は分配金の質に拘ります。その分配方針の差が、この分配金実績の安定感に繋がっています。

だから、毎月に安定した分配金を狙いたい投資家は『毎月分配型』ファンドを選べば良いと思います。直近でオススメの『毎月分配型』ファンドは、インベスコ世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(毎月決算型)です。このファンドについて知りたい方は以下の記事をご覧ください。

ただ、毎月分配に拘る『毎月分配型』にも注意点があります。それは、長期的に見れば『毎月分配型』の分配金は減配傾向にあるということです。

ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月分配型)の分配金実績を長期で見るとそれがよく分かります。

出所:楽天証券のデータを元にかわ吉作成

1万口あたりの分配金は、徐々に減配されています。だから、短期的には『毎月分配型』は分配金が安定しているように見えますが、長期的には減配される傾向があることは理解しておくべきだと思います。それを前提で『毎月分配型』を選択するなら良いですが、この事実を知らずに『毎月決算型』ファンドへ投資すると予想外の結果になる可能性があります。

毎月の分配金の安定感は『毎月分配型』が有利。ただ、短期的には安定しているが長期的には減配傾向にあることをは理解しておくべき。

②元本払戻金の有無

2つ目の違いは、元本払戻金の有無です。

結論から言うと、『毎月分配型』と『予想分配金提示型』ともに元本払戻金が出る可能性があります。

ただ元本払戻金になる可能性が高いのは『毎月分配型』です。この理由は、『毎月分配型』は分配金を安定的に出すことに拘る仕組みなので分配金原資が収益か元本はさほど重要視しないからです。

一方で『予想分配金提示型』は、以下のように基準価格に応じて支払う分配金が異なりますから、分配金の原資は収益から出やすい仕組みになっています。

出所:アライアンスバーンスタイン

基準価格が高い時(相場が良い時)は、利益も多く出ているので分配金を多めに出します。一方で、基準価格が低い時(相場が悪い時)は、利益が出ていないので分配金を減配したり0にすることでたこ足分配を防いでくれます。

ただ『予想分配金提示型』も完璧な仕組みではありません。『予想分配金提示型』を買ってもたこ足分配になるパターンが2つあります。

①基準価格が11,000円以上で買付している場合(11,000円はアライアンスバーンスタイン米国成長株投信の場合)

②決算日の2営業日前に買付した場合

詳しくは過去の記事で解説していますのでご興味がある方はそちらをご覧ください。

元本払戻金の有無については、『予想分配金提示型』が有利。ただ、買うタイミング次第で元本払戻金が発生する点には注意が必要。

③ファンドの選択肢の多さ

3つ目の違いは、ファンドの数です。

出所:楽天証券のデータを元にかわ吉作成

『毎月分配型』は歴史のある仕組みです。少なくとも2010年のタイミングでこの仕組みはある程度普及していました。一方で『予想分配金提示型』についてはまだまだ歴史が浅いです。有名になったのもアライアンスバーンスタイン米国成長株投信C・Dコースが先駆けではないでしょうか??今、予想分配金提示型の中で一番人気のアライアンスバーン米国成長株投信C・Dコースでさえも設定年は2014年ですからね。

そうなると歴史が浅い分、まだまだファンド数は『毎月分配型』と比較すると少ないです。ただ、ファンド数が多くても優良ファンドが無ければその数に意味はありません。ただ、質は量から生まれると思いますから、しっかり競争した先に優良ファンドが残ると思います。

そう考えると『予想分配金提示型』ファンド数はまだまだ少ないと思います。これから新しいファンドがどんどん出てきてもらいたいところです。そうすれば投資家の選択肢も広がりますからね。

ファンド数は『毎月分配型』の方が多い。ただ『予想分配金提示型』のファンド数もジワジワ増加傾向にはあるが、やはりまだまだ少ない。

共通のデメリット:高い運用管理コスト

少し番外編になりますが、『毎月分配型』と『予想分配金提示型』には今回紹介した3つの異なる点があります。一方で、共通しているものもあります。

それは高い運用管理コストです。

『毎月分配型』、『予想分配金提示型』ともに、保有しているだけでかかる信託報酬などの運用管理費は年1.5%以上のものが多いです。運用するのであれば、当たり前ですが運用管理コストは抑えたいところですよね。

ただ信託報酬等のコストは既に決まっているので、この点はどうしようもありません。

しかし、これを挽回する方法が1つあります。それは、松井証券でこれらの運用管理コストの高いファンドを保有することです。松井証券では『投信毎月ポイント・現金還元サービス』を行っています。これは松井証券で投資信託を保有するだけで、ファンドによって異なりますが毎月0.5%程度のポイントまたは現金で還元を受けることができます。

このサービスを使えば、『毎月分配型』や『予想分配金提示型』ファンドの弱点であった運用管理コストの高さを少しだけ克服できます。

このサービスの概要については、過去の記事で解説しておりますのでご興味がある方はそちらをお読みください。

ちなみに松井証券では、『最大10万ポイントGET!はずれナシで投信お引越しが超オトクキャンペーン』を開催しています。6月30日までエントリーの上で他証券から1万円以上の投信移管&10万円買付するとポイントが当たるキャンペーン実施中ですので興味ある方は今がチャンスかもしれません。

すでに他社で『毎月分配型』と『予想分配金提示型』を保有している人は今が特にチャンスです。ただ松井証券で取り扱いのあるファンドが対象になりますのでそちらをまずご確認ください。

『毎月分配型』と『予想分配金提示型』の共通の弱点は運用管理コストの高さ。これを少しでも挽回したいならこれらのファンドは松井証券で保有すべき。その理由は、『投信毎月ポイント・現金還元サービス』を利用することで、高い信託報酬の一部をポイントまたは現金で還元してくれるから。

まとめ

今回は、『毎月分配型』と『予想分配金提示型』の違いについて解説しました。今回の内容をまとめると以下になります。

毎月の分配金の安定感は『毎月分配型』が有利。ただ、短期的には安定しているが長期的には減配傾向にあることをは理解しておくべき。

元本払戻金の有無については、『予想分配金提示型』が有利。ただ、買うタイミング次第で元本払戻金が発生する点には注意が必要。

ファンド数は『毎月分配型』の方が多い。ただ『予想分配金提示型』のファンド数もジワジワ増加傾向にはあるが、やはりまだまだ少ない。

『毎月分配型』と『予想分配金提示型』の共通の弱点は運用管理コストの高さ。これを少しでも挽回したいならこれらのファンドは松井証券で保有すべき。その理由は、『投信毎月ポイント・現金還元サービス』を利用することで、高い信託報酬の一部をポイントまたは現金で還元してくれるから。

以上、お役に立てればうれしいです。

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