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【積立投資家は閲覧禁止!!】DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール 【今すぐ積立投資をやめろ?!】 

2021年6月4日

こんにちは。かわ吉です。

積立投資の強みは、誰でも安定的に資産形成ができることです。

一方、積立投資の弱点は、成果が出るまでに時間が圧倒的にかかりすぎることです。

出所:SBI証券

なぜなら、積立投資の成果は右肩上がりの直線ではなく放物線を描くからです。30年後や40年後にまとまった資金を作る目的であれば積立投資は最適の手段です。ただ、そこに注力しすぎると間違いなく将来に後悔します。

その理由は、未来にばかり気を取られて今を犠牲にしすぎてしまうからです。

『未来も大事だけど今も同じくらい大事』という強いメッセージを私に残してくれた本が『DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール』です。

DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール [ ビル・パーキンス ]

価格:1,870円
(2021/5/31 20:09時点)
感想(6件)

この本は、老後資金のために無理してまでも積立投資をしている人に一度立ち止まってもらう本です。

投資やお金の勉強をすると、どうしても物事を考えるときにお金が先行してしまいます。お金について知れば知るほどお金の存在意義を見失ってしまいます。

つまり『今!!お金を使うこと』を忘れてしまうんです。

『お金さえあればいつでも何でもできる!!』

もちろんそんなわけはないんです。お金は、来るべきときにないと意味がないんです。

『愚者はお金をもってあの世にいくために貧乏暮らしをする』

ドキッとした人はいませんか??

この元ネタが分からない人はこの名作をご覧ください。

億男 (文春文庫) [ 川村 元気 ]

価格:748円
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感想(8件)

映画化もされています。

億男 [ 佐藤健 ]

価格:3,930円
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感想(0件)

今回は、なぜ明るい未来のために今を犠牲にしすぎることがいけないのか解説します。

お金の価値は一定ではない 

出所:株式投資の未来

『インフレによりお金の価値は下がり続けています。だからお金の価値は一定ではありません。』といつもなら言いますが、今回はそんなことどうでもいいんです。

すべては下の図で表せます。

同じ100万円でも100歳の人と30歳の人の100万円の価値はまったく異なります。その本質的な理由は、お金を使うエネルギーがあるかどうかです。

年齢を重ねると、体力の低下は避けられません。体力が無くなれば、何かに新しいことに挑戦する元気や欲も必然となくなっていきます。旅行に行くのも億劫だし、食べれる量も減って美味しいものを食べるのも限界、車を買い替えるのも面倒だし。つまり、お金の使い道がなくなっていきます。

一方、若い人には、圧倒的な体力とエネルギーがあります。旅行が好きなら海外でも行けるし、食べ歩きをできる胃もあり、高級車や豪邸も欲しい!!というエネルギーがあります。

お金は、体力や欲といったエネルギーと一緒になって初めて価値が生まれます。そう考えると、若い時にたくさんのお金があるということはかなりのアドバンテージになりますね。

お金を使う体力やエネルギーがある今を無視して、体力がない未来の自分にお金を渡しすぎるのはどうなんでしょうか??未来の自分に渡すお金は最低限でいいと思います。

今しかできない自分がやりたいことを考える

エネルギーがあるうちに、お金を使うことは大切です。ただお金は有限です。キャバクラで遊んで、いい服を着て、高級車を乗り回し、家もしっかりお金を掛けるようなことをしていては、大半の人はお金が尽きます。

人間の欲には際限がありません。人間のあらゆる欲を満たそうとすると破産します。

ではどのようにお金を使えばいいのでしょうか??

答えは単純で、自分の本当に好きなコトやモノにお金とエネルギーを使いましょう。旅行が好きであれば、徹底的にお金を使えばいいと思います。

逆に、そこまで興味がないことも誰にでもあると思います。一番いけないのが、自分の全く興味のないことになんとなくお金を使ってしまうことです。たとえば、車なんて何でもいいけど周りがSUVに乗っているから自分もSUV買おうかなとかはもったいない使い方だと思います。そこにエネルギーは存在していません。

だから、『今しかできないかつ自分がやりたいこと』を見つけることがとても大切です。これは、誰も教えてくれませんから自分と向き合って気付くしかありませんね。

積立ばかりに資金を回して、自分が今しかできないことを見逃すと絶対に将来後悔します。

まとめ

お金は、それを使うエネルギーと一緒になったときに最大級の効果を発揮します。年金制度や長寿化を考えると老後資金は不安です。ただ私たちは老後のために生きているわけではありませんから、今も未来と同じくらい大切にしないといけません。

未来の自分に渡すのは、必要最低限のお金のみでそれ以上渡す必要はありません。『お金はたんまりあるけど、それを使う気力や欲がありません』というのが、もしかしたら一番不幸な人生かもしれません。

そのようなお金に振り回される人生ではなく、お金は人生を豊かにするツールの1つであると再認識してお金と向き合っていきましょう。

でもまずは『DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール』を読んで欲しいです。お金との適切な距離感というものが分かってきて、お金への漠然とした不安もきっと小さくなると思います。

DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール [ ビル・パーキンス ]

価格:1,870円
(2021/5/31 23:04時点)
感想(6件)

少し高い本で私も買うのを少し躊躇いましたが、中古もまだ出回っていなかったので読んですぐに高値で売却しました。実質数百円で読むことができましたから、読みたいけどちょっと高いなと思う人はこの手法で安く済ませるのもよいかもしれません。

ではまた

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