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【HSBC ニューフロンティア株式オープン】フロンティア市場に投資しながらインカムを狙えるか??

こんにちは。かわ吉です。

楽天証券のネット講座で広瀬隆雄さんが2023年の有望な投資先として、フロンティア市場を挙げられていました。

有望な投資先として以下の4か国が挙げられていました。

・バングラディッシュ

・ルーマニア

・ベトナム

・インド

米国のインフレは収まりつつあり、金利も今後は高止まりからの下落の見通しとなったこともあり、株式には追い風になる可能性が高いことに加えて、GDP成長率を見ると先進国はかなり鈍化する見通しとなっています。

そうなれば、GDP成長率の高い新興国市場やフロンティア市場に投資マネーが流れやすい環境になるかもしれません。

このブログでは、主に予想分配金提示型などのインカムに着目した記事を書いていますが、投資先は米国などの先進国の株式であるファンドが非常に多いです。投資対象が新興国やフロンティア市場の株式のファンドについて着目したことはありませんでした。

しかし、仮に今後は新興国市場やフロンティア市場の株式ブームが来るのであれば、これらが投資対象であるインカム商品に投資しながらインカムを狙いたいと考える投資家も増えてくると思います。

そこで今回は、フロンティア市場に投資しながらインカムを狙える投資信託について解説してみようと思います。

そのファンドとは、『HSBC ニューフロンティア株式オープン』になります。現時点で、フロンティア市場の株式に投資するファンドであれば、こちらが最適なファンドの1つになると思います。ただ注意点もありますので併せて解説します。

この記事が読者の資産用の一助になれば幸いです。

ではいきましょう。

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①ファンドの概要

出所:HSBCアセットマネジメント

このファンドの概要は以下になります。

委託会社HSBCアセットマネジメント
純資産(1/5)6億300万円
基準価格(1/5)15,232円
信託報酬年率2.09%
信託財産留保額0.5%
設定日2013年12月12日
償還期限2023年11月20日
出所:モーニングスターのデータを元にかわ吉作成

概要から分かる率直な感想は以下になります。

・純資産は、6億円しかないため早期償還等のリスクは高い

・償還日までの期間がかなり短い

・決算は年1回のため、分配金がもらえる回数は少ない

・信託報酬等の運用管理コストは2%超であり高い

②ファンドのコンセプト

このファンドの特色は以下になります。

特色①:フロンティア諸国の株式に投資する

・投資対象企業は、フロンティア諸国の企業・フロンティア諸国における事業活動がかなりの部分の占める企業となります。

・そもそも『フロンティア』とは、経済が初期の発展段階にあり、将来的に高い成長が期待できる国を示します。

特色②:原則として為替ヘッジは行わない

・外貨建資産については、為替ヘッジを行いません。

③国別の投資比率と具体的な組入銘柄

まずは国別の投資比率から見てみましょう。

出所:HSBCアセットマネジメントのデータを元にかわ吉作成

このことから以下のことが分かります。

・比較的、中東の国の比率が高い

・ベトナムやルーマニアなど、GDP成長率が高いその他の地域の国も組み込まれている

続いて、組入銘柄上位10銘柄を見てみましょう。

出所:HSBCアセットマネジメントのデータを元にかわ吉作成

国別投資比率と同様に、組入上位銘柄についても偏りなく分散されています。

最後にセクター別投資比率を見てみましょう。

出所:HSBCアセットマネジメントのデータをもとにかわ吉作成

金融の比率が高いことが分かりますね。

ただ、これだけではこのファンドのリスク度合いがイメージしにくいので、この投資セクターを金利敏感株・景気敏感株・ディフェンシブ株の3つに分けて分析してみましょう。

参考:ポートフォリオを以下の3つに分けることで、そのファンドのリスクがざっくりではありますがイメージできます。

①金利敏感株:金利動向の影響を強く受ける銘柄でリスク度合いが大きい

②景気敏感株:景気動向の影響を強く受ける銘柄でリスク度合いは大きい

③ディフェンシブ株:金利動向や景気動向に左右されにくい銘柄で比較的リスク度合いが小さい

出所:HSBCアセットマネジメントのデータを元にかわ吉作成

このことから以下のことが分かります。

①ポートフォリオの大半は景気敏感株で構成されている

②ディフェンシブ株の比率も低いため、爆発力は期待できる

④分配金は年に1回

このファンドは、毎年11月の年1回決算のため、分配金は年に1回しか受け取れません。

設定来の分配金(1万口あたり)の推移は以下になります。

出所:楽天証券のデータを元にかわ吉作成

無配の年もありますが、300円から400円の分配金は期待できそうです。

つづいて分配金利回りの推移を見てみましょう。

出所:楽天証券のデータを元にかわ吉作成

過去の推移から見ると、分配金利回りは2%弱から3.5%あたりといったところでしょうか??

アライアンスバーンスタイン米国成長株投信などの予想分配金提示型ファンドや毎月分配型ファンドと比較すると馬力不足かもしれません。

⑤このファンドが買える販売会社は??

このファンドを買うことができる銀行・証券会社は以下になります。

株式会社SBI証券
東海東京証券株式会社
マネックス証券
むさし証券株式会社
楽天証券株式会社
株式会社イオン銀行
株式会社新生銀行
出所:HSBCアセットマネジメントのデータを元にかわ吉作成

販売会社の数は多くはありませんが、楽天証券やSBI証券で買えるので、多く投資家が買いやすいファンドですね。

まとめ

今回は、フロンティア市場に投資しながらインカムを狙える投資信託として、『HSBCニューフロンティア株式オープン』を解説しました。

結論としては、すぐに買いたいファンドではないと思います。

その理由は以下になります。

純資産が少ないので早期償還のリスクあり

償還期限が2023年11月と短い

中東の比率が高いので原油価格の動向に左右されやすいかもしれない

分配金が弱い

ルーマニアやベトナムなど成長著しいアジアやヨーロッパの国々も含まれている

このファンドでインカムを狙うを狙うことも可能ですが、毎月分配型や予想分配金提示型でフロンティア市場の株式に投資するファンドが出れば良いかもしれませんね。

以上、お役に立てればうれしいです。

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