こんにちは。かわ吉です。
今回は、予想分配金提示型ファンドで失敗する方法を紹介します。
『予想分配金提示型ファンドに投資して、失敗したい!!』という人には非常にお役に立てる情報となっています。
一方で、予想分配金提示型ファンドを活用してしっかりインカムを狙いたい人は、今回紹介する方法を絶対にマネしないでください。
この記事が読者の資産運用の一助になれば幸いです。
ではいきましょう。
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①分配方針を把握せずにファンドを選ぶ
分配方針を把握せずに予想分配金提示型ファンドに投資すると失敗します。
なぜなら、分配方針はファンドによって異なるので、分配方針を把握しないで投資をすると、期待していた分配金が受け取れない可能性があります。
分配方針は、ファンドによって異なるため、基準価格が同水準でも狙える分配金は同じではありません。
例えば、アライアンスバーンスタイン米国成長株投信C・Dコースとピクテ・グローイング新興国株式ファンドの分配方針を比較するとその違いが良く分かります。
基準価格が11,300円の場合、狙える分配金はアライアンスバーンスタイン米国成長株投信が200円、ピクテ・グローイング新興国株式ファンドが75円となっています。
同水準の基準価格でも、ピクテ・グローイング新興国株式ファンドで受け取れる分配金は、アライアンスバーンスタイン米国成長株投信のそれと比較すると、半分以下です。
つまり、分配方針を確認せずに、思い込みで予想分配金提示型ファンドを選択すると、想定外の分配金になる可能性があります。
予想分配金提示型ファンドに投資する際は、分配方針を必ずチェックすることをオススメします。
逆に失敗したい人は、ノールックで雰囲気でファンドを選ぼう!!
②頻繁な投信の乗り換え
分配金が出ていないファンドから分配金がたくさん出ているファンドに積極的に乗りかえると失敗します。
なぜなら基準価格が下がったものを売却して基準価格が上昇しているものを買付しているからです。株式も債券も安いときに買わないと意味がありません。リバランスする際は、上がり過ぎたものを売却して下がり過ぎたものを買わなければいけません。
しかし、予想分配金提示型ファンドを頻繁に乗りかえる人はこの逆の動きをしがちです。なぜなら、予想分配金提示型ファンドを手放したいと考えるときは、基準価格が下がり過ぎて長期間、分配金を受け取れないタイミングだからです。
このように乗りかえることで分配金を受け取れるようになるかもしれません。しかし、これには高値つかみしてしまうリスクに加えて、たこ足分配になるリスクも高まります。
なぜなら、予想分配金提示型ファンドも取得価格によってはたこ足分配になる特性があるからです。たとえば、取得単価が12,000円でアライアンスバーンスタイン米国成長株投信Dコースに投資したとします。その後、基準価格が大きく変動せず、1回目の決算日の基準価格が12,000円だった場合、分配金は300円受け取れます。このケースでは、運用益が出ていないため、分配金の原資は投資元本となり、元本払戻金となります。
このように考えると、運用成績が良くない予配ファンドを売却し、好調な予配ファンドに乗り換えると、高値つかみのリスクに加えて、分配金の質が低下するリスクも高まります。
③基準価格の水準を確認せずにファンドを選ぶ
基準価格の水準をチェックせずに予想分配金提示型ファンドを選択すると、間違いなく失敗します。
前述しましたが、予想分配金提示型ファンドには、分配方針が決まっています。
基本的に基準価格が10,000円を超えてくると、分配金が支払われるファンドが大半です。だから、基準価格が7,000円の予想分配金提示型ファンドなんかを買うと、長期間分配金を受け取れないリスクが高まります。(キャピタルゲインは狙えるかもしれませんが)
アライアンスバーンスタイン米国成長株投信Cコースについては、長期間に渡って基準価格が10,000円を下回っているため、約1年半も無配となっています。
予想分配金提示型ファンドは、その性質から分配金の質はある程度担保してくれますが、基準価格が10,000円を下回った場合、分配金が受け取れないデメリットがあります。
だから、予想分配金提示型ファンドは絶対に基準価格を確認して投資しましょう。
予想分配金提示型ファンドは松井証券で保有するな
今回は、予想分配金提示型ファンドで失敗する方法TOP3を紹介しました。失敗したい人は是非、今回の方法を試してみてください(笑)
もっと失敗したい人は、信託報酬などの運用管理コストが高い予想分配金提示型ファンドを選びましょう。高い信託報酬があなたの運用益をガシガシ削ってくれます。そして、そのようなファンドを保有する際は、絶対に松井証券は活用してはいけません。
なぜなら、これらのファンドを松井証券で保有すると、最大1%のポイント還元を受けてしまうからです。アライアンスバーンスタイン米国成長株投信Dコースを松井証券で保有すると年間0.75%のポイント還元を受けてしまうので、実質1%の運用コストでこのファンドが保有できてしまいます。
失敗したい人が、そんなお得な証券会社を活用してはいけません。
松井証券のリンクは貼っておきますが、失敗したい人は絶対に活用しないでください。