こんにちは。かわ吉です。
インカム狙いの投資家において、インカムファンドの代表格であるアライアンスバーンスタイン米国成長株投信Dコースとインベスコ世界厳選株式オープン(毎月決算型)<為替ヘッジなし)の投資比率の決め方は以下ように考えています。
このツイートは、フォロワーの方から理想的な投資比率に関する質問を受けて回答したものですが、これは少し不親切だと後々感じました。
もう少し具体的な数字で解説した方が親切だし、自分自身で自分に合った投資比率を決めることができると考えたからです。
そこで今回は、アライアンスバーンスタイン米国成長株投信Dコースとインベスコ世界厳選株式オープン(毎月分配型)<為替ヘッジなし>に分散投資してインカムを狙う場合に、それぞれどの程度の分配金が狙えるのかを、投資比率について悩んでいる投資家向けに解説します。
参考になれば幸い。
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分配金の使い方は千差万別
分配金を含めたインカム収入の使い方は千差万別。
受け取った分配金は再投資することで運用効率をアップさせることもできるし、再投資せずに自分の趣味など人生の質を向上させるための投資資金としても使える。
私の場合は、インカム収入を後者として活用している。具体的には、マリオットGのMarriott Bonvoy®アメリカン·エキスプレス ® ・プレミアム·カードの年会費(49,500円)の支払に充当している。このカードで年間150万円決済すれば、マリオットやシェラトンなどの高級ラグジュアリーホテルに2人まで無料で宿泊することができる。それに加えて貯めたポイントを航空会社のマイルに交換も可能。年会費の元は余裕で取れるカードなんだ。高級ホテルにコスパ良く泊まりたい人は以下の記事を見て欲しい。
貯めたポイントはマイルだけではなく、ホテルの宿泊時に使える。最高級ラグジュアリーホテルのザ・リッツ・カールトンにも通常であれば10万円以上かかる部屋に1,000円で泊まれた。もはや魔法。
投資で得たインカムを原資にすることで、自分の給料では絶対に買わないモノや経験を買うハードルがグッと下がるから素敵。
いずれにせよ、大切なのは分配金を再投資するか趣味な度に使うかどうかではなく、どちらでも選択できる環境が大切。
インカムを狙うなら投資信託が有効
安定かつ大量のインカムを狙うなら投資信託が有効。これは、投資信託以外に、高い利回りと安定感を保証してくれる資産はないからだ。
分配金利回り15%以上も狙える
利回りが年15%を超えるインカム資産は少ない。株式でも10%あれば凄い。配当利回り10%の株式は基本訳ありで、異常値だと考えた方が良い。多分その利回りを長期間維持するのは無理。
しかし、投資信託で分配金利回り10%以上を持続させているファンドはある。それはインベスコ世界厳選株式オープン(毎月決算型)<為替ヘッジなし>だ。
なぜ株式にできなくて投資信託にできるのか?それは投資信託の原資が、組入銘柄の配当(インカムゲイン)だけではなく値上がり益(キャピタルゲイン)だからだ。だから、優良銘柄に投資し続けられるファンドは、インカムゲインに加えてキャピタルゲインを分配金原資にすることができる。これを継続できれば毎月、高配当の分配金を長期間継続することも可能。投資信託強い。
毎月決算型ファンドはゴミファンドが多いのも事実
大量のインカムを狙うには、投資信託は有効なのは述べた通り。中でも毎月決算型が有効。ただし、残念ながら毎月決算型はゴミファンドが多い。
分配金は出しているが、長期的には減配しているものもたくさんある。それに加えて分配金の原資の大半が利益ではなく、投資元本を充当しているものもある。さらに、毎年かかる運用管理コストは年2%程度もかかる。お粗末にもほどがある。
このようなファンドは絶対に避けなければいけない。
安心して保有できる優良ファンドに投資しながらインカムを狙わなければ意味がない。
AB米国成長株投信とインベスコ世界厳選株式オープンが現時点での最強ファンド
インカム狙いのファンドとして、投資家が検討すべきファンドは下記。
①アライアンスバーンスタイン米国成長株投信Dコース
②インベスコ世界厳選株式オープン(毎月決算型)<為替ヘッジなし>
AB米国成長株投信Dコースは分配金の質と量ともに最高品質のインカムファンド
AB米国成長株投信Dコースは、予想分配金提示型となっており、決算時の基準価格に応じて受け取れる分配金が確定する。これにより、相場環境が良いときは多めの分配金を受け取ることができる。一方で、相場環境が悪化した場合は、分配金を減配もしくは0にすることで元本を払戻す部分を少なくする。
この仕組みのお陰で、AB米国成長株投信Dの分配金は運用益から支払われやすい仕組みになっている。分配金の質を優先したい投資家には最適。そもそも予想分配金提示型と優良米国株との相性が最強すぎる。好き。
インベスコ世界厳選株式オープン(毎月決算型)<為替ヘッジなし>は最強のインカムファンド
2107年1月以降、1万口当たりの分配金が150円を下回ったことがない最強ファンド。それに加えて基準価格も9,000円台であり、分配金の原資が投資元本であるたこ足分配金ファンドではない。
毎月決算型でありながら、減配しない分配金&安定した基準価格のファンドは非常に珍しい。好き。
これら2つのファンドが現時点でインカムファンド2強であることが間違いない。最強過ぎて投信でインカムを狙う場合に、どちらに投資すべきか悩んでいる投資家を生んでいる。罪深い。
分散投資によるリスク低減効果はほぼ0
かなり前置きが長くなった。
ここからは、AB米国成長株投信Dコースとインベスコ世界厳選株式オープン(毎月決算型)<為替ヘッジ>の投資比率について考えていく。
分散投資によるリスク分散効果はほぼ0
基本的に、異なる動きをする資産を組み合わせて分散投資をすればリスク低減になる。
ただ今回においては、これら2つのファンドを組み合わせてもリスク低減にはならない。
基準価格の推移を見れば明白。
時折、逆の動きをしているが大半の期間は同じ方向に動いている。
そもそもファンドのコンセプトも優良銘柄を選別するものなので似たような動きになるは明白。
いずれにせよ、これら2つのファンドに分散投資してもリスク低減にはならないことは理解して欲しい。
投資比率は狙いたいインカムの量で決めてOK
分散投資してもリスク低減にはならないことは先ほど述べた通り。
分散投資してもリスク軽減にならなければ何で判断すればよいのか?
これはシンプルに分配金の量で判断すれば良いと思う。自分がどのくらいの分配金を受け取りたいのか。それに合わせて投資比率を決めれば良い。
具体的に狙える分配金とは?
ここからは、それぞれの投資比率に応じてどのくらいの分配金が狙えるのか整理したい。
以下の条件で分配金を比較してみたい。
共通:基準価格は2024年1月19日を使用・税金は考慮しない
投資金額:100万円
①AB米国成長株投信Dの最小値~最大値(0円~500円)と世界のベスト(150円)
②AB米国成長株投信(200円)と世界のベスト(150円)
①はあくまで最悪と最高のケースを把握するためであり、②は直近のリアルな分配金実績を想定している。
①AB米国成長株投信Dの最小値~最大値(0円~500円)と世界のベスト(150円)
AB米国成長株投信の100%で投資すれば、世界のベストに100%投資したときの3倍以上の分配金を受け取れる可能性があります。極端に言えば。
世界のベストに100%投資すれば、15,314円の分配金は安定して狙えそうです。
②AB米国成長株投信(200円)と世界のベスト(150円)
この水準が、均衡点。どの比率で投資しても狙える分配金は変わらない。
この水準であれば、わざわざAB米国成長株投信に投資せずに世界のベストに全振りでもいいと思う。AB米国成長株投信の比率を高めても受け取れる分配金は変わらない。
世界のベスト全振りの分配金で満足ならそれでいけばいい
インベスコ世界厳選株式オープン(毎月決算型)<為替ヘッジなし>に100%投資した場合の分配金で満足できるなら、ひとまずそれでもいいと思う。それで満足できなければ、AB米国成長株投信Dコースの比率を高めていけばOK。
ただし、インベスコ世界厳選株式オープン(毎月決算型)<為替ヘッジなし>に分配金実績には注意して欲しい。確かにこのファンドは、2017年1月以降150円の分配金(1万口あたり)を下回ったことはない。しかし、これからもこれが継続することは保証されていない。このファンドは具体的な分配方針はないため、急に分配金が0になったり減配するリスクもあることは念頭に置いてほしい。
かわ吉ブログでは、月1でこのファンド動向に変化がないかチェックしているので、興味ある人は参考にしてほしい。
新NISAは対象外
残念ながらAB米国成長株投信Dコースとインベスコ世界厳選株式オープン(毎月決算型)<為替ヘッジなし>ともに新NISA対象外。この国のためにしっかり税金を納めて欲しい。
各ファンドにそれぞれ新NISAに対応した隔月決算型ファンドも新設させているが、分配金が毎月決算型の半分以下しか期待できないため、役に立たない。
そもそも『毎月決算型=悪』という世論を何とかしたい。悪いのは、毎月決算型ではなく、ゴミパフォーマンスの毎月決算型ファンドなのだから。優良な毎月決算型ファンドは、間違いなく国民の役に立っているのだから、新NISAの対象にしてほしい。
松井証券で圧倒的なポイント還元を狙いたい
これら2つのファンドが、新NISA非対象であることは述べた通り。これは非常に残念なことではあるが、泣き寝入りするのはまだ早い。
新NISAが使えないのであれば、他の方法でお得になる方法を考えれば良い。前向きは正義。
その1つの方法として、各証券会社の投信キャンペーンを活用することだ。
余計な手間を掛けずに、大きな恩恵が期待できるキャンペーンとして、投信残高に応じてポイントが受け取れるサービスが狙い目。
このサービスも証券会社によって還元率が大きく異なる。
例えば、『GS 日本小型株ファンド』というアクティブファンドを保有したときの還元比較は以下。
結論、この手のサービスで圧倒的な還元率の証券会社は松井証券。大手ネット証券である楽天証券やSBI証券は相手にならない。
還元率はファンドによって異なるが、アライアンスバーンスタイン米国成長株投信Dコースを保有する場合、年間0.75%のポイント還元を受けることができる。インベスコ世界厳選株式オープンにおいては、年間0.80%の還元率となります。松井証券しゅごい。
さらに還元されたポイント使い方は汎用性が高い。
主な使い方は以下。
①投資信託を積立する
※ポイント積立対象ファンドは3つのみ
②PayPayポイントと交換する
※交換レート:松井証券ポイント100㌽=PayPayポイント90㌽
③dポイントと交換する
※交換レート:松井証券ポイント1㌽=dポイント1㌽
④Amazonギフトカードと交換する
※交換レート:1ポイント=1円
⑤商品と交換する
※3000種類以上の商品を交換可能
個人的にはAmazonギフトカードとの交換がコスパ良好と考えている。
いずれにせよ、どうせアライアンスバーンスタイン米国成長株投信やインベスコ世界厳選株式オープンを長期保有するなら少しでも有利になる証券会社を選択すべき。短期的には大きな差ではないかもしれないけど、長期的に見るとバカにできないくらい大きな差が生まれる。1円を笑う者は1円に泣く。
すでにこれらのファンドを他社で保有している人も安心して欲しい。
他社から移管した投信も対象であり、ポイントの還元率が下がることもない。
当社で買付した投信も、移し替えた投信も同ポイントを付与される。
なお、松井証券には「移管手数料負担サービス」があるので、無料で移管をすることが可能。
是非参考にしてほしい。