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【安定安定安定】5月のインベスコ世界厳選株式オープンの分配金報告

2024年5月25日

こんにちは。かわ吉です。

『インベスコ世界厳選株式オープン<毎月決算型>』の5月の分配金報告。

このファンドの為替ヘッジなしのコースについては2017年以降1万口あたりの分配金が150円を下回ったことはない。つまり、分配金は安定しているファンド。

為替ヘッジありのコースについても分配金は比較的安定している。

ただ、このファンドはアライアンスバーンスタイン米国成長株投信C・Dコースと異なり、明確な分配方針はない。分配金がどの程度出るかは分からない。雰囲気。ただ長期的には分配金実績が安定しているだけ。

つまり、ある日突然、分配金が減配されたり無配になるリスクがあると考えている。

だから、このファンドを保有する際は、ファンドの変化をチェックする必要がある。

どのような点に注意すべきかは以下の記事で解説している。

チェックすべき項目は2点。それは、分配金と基準価格。

ただ、ホルダーの方が毎回チェックするのは面倒ですから、このブログ記事で毎月解説する。

この記事が、このファンドのホルダーやこれからこのファンドへの投資を検討している人のお役に立てればうれピーマン。

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5月の分配金実績と基準価格

5月の分配金実績と基準価格は以下。

ちなみに先月の分配金実績と決算時の基準価格は以下。

分配金は、現状維持。NISAの成長投資枠対象の奇数月決算型も同じく現状維持。

現時点では奇数月決算型の分配金実績は微妙。NISAが使えたとしてもインカムは毎月決算型の方が税引後でも多い。

ポートフォリオに変化なし

直近4カ月のセクター別投資比率の推移は以下。

3月と比較して投資比率が高まったのは、情報技術、一般消費財、ヘルスケア、コミュニケーションの4セクター。

先月と比較した変動率は以下。

このファンドのポートフォリオが、金融・情報技術・資本財の3本柱であることに変化はない。

ただし、これらのセクターはリスクが高い傾向がある。

このブログでは、セクターを大きく3つに分けて考えるようにしている。それは金利敏感株・景気敏感株・ディフェンシブ株の3つ。

各セクターを3つに分けた図は以下。

参考:ポートフォリオを以下の3つに分けることで、そのファンドのリスクがざっくりではありますがイメージできる。

①金利敏感株:金利動向の影響を強く受ける銘柄でリスク度合いが大きい

②景気敏感株:景気動向の影響を強く受ける銘柄でリスク度合いは大きい

③ディフェンシブ株:金利動向や景気動向に左右されにくい銘柄で比較的リスク度合いが小さい

ちなみにインベスコ世界厳選株式オープンのポートフォリオをこの3つに分けた結果が以下。

一般的にリスクが高い傾向がる金利敏感株と景気敏感株がポートフォリオの80%程度を占める。リスクは決して低くない。むしろ高い。

特に景気敏感株の比率が高いので景気後退局面では変動幅が大きくなる可能性が高い。

ホルダーはこの点には注意して欲しい。

運用概況と今後のファンド見通し(2024年4月末日)

以下はインベスコアセットマネジメントの見解。

■市場概況

①米国

4月の米国市場は下落した。月初、3月の米雇用統計で労働市場の底堅さが示された一方で、多くの米連邦準備制度理事会(FRB)高官が早期の利下げ開始に慎重な姿勢を示したことなどを受け、株式市場は一進一退で推移した。

月央には、3月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回る伸びとなったこと、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録要旨で利下げに慎重な姿勢が示されたことなどが、株式市場の重石となった。

その後、米ハイテク関連企業の良好な決算発表が相次いだものの、FRBの利下げ期待が大きく後退し、月を通してみると株式市場は下落した。

②欧州

4月の欧州主要株式市場は市場によって異なる展開となった。

大陸欧州では、月初に発表された3月のユーロ圏消費者物価指数(HICP)で、インフレが着実に低下しつつあることが明らかになったものの、中東情勢の緊迫化が嫌気されたことを受け、株式市場は上値が重い展開で推移した。その後、域内の国債利回りが上昇したことが懸念され、月を通して見ると株式市場は下落した。

英国では、月央にかけて、米国や大陸欧州の金利上昇が懸念されたこと、中東情勢を巡って投資家心理が悪化したことなどが嫌気され、地合いの悪い展開で推移した。その後、中東情勢を巡る警戒感が和らいだこと、2024年1-3月期の英国企業の決算が総じて好調だったことなどを背景に上昇に転じた。

③アジア

4月のアジア主要株式市場は市場によって異なる展開となった。

香港株式市場は、中国当局や香港政府による株式市場の活性化策への期待が好感され、大幅に上昇した。

オーストラリアでは、月央に発表された3月の雇用統計が強弱まちまちの内容だったこと、月後半に発表された2024年1-3月期の消費者物価指数(CPI)がオーストラリア準備銀行の目標レンジが大きく上振れしたことなどが嫌気され、株式市場は下落した。

日本では、月初、年度初めの機関投資家の利益確定売り圧力が高まったことなどを受け、株式市場は下値を探る展開となった。その後、政府による為替介入への警戒感が高まったこと、上場机上の決算発表が月末以降に控えていることなどを背景に、株式市場は下落して月末を迎えた。

〇運用概況

株価が回復したベルギーの特殊化学品の卸売企業AZELIS GROUPやデンマークの飲料メーカーROYAL UNIBREWがプラスに寄与した。

一方、決算が市場予想を下回った米国の貨物輸送会社OLD DOMINION FREIGHT LINEや、早期利下げ観測が弱まったことが嫌気された米国の通信タワー運営会社AMERICAN TOWERの株価がマイナスに寄与した。

4月は、バリュエーションが魅力的な水準となった米国の総合ヘルスケア企業UNITEDHEALTH GROUPや、ポジション構築のため米国の貨物輸送会社OLD DOMINION FREIGHT LINEを追加で購入した。

一方、株価が上昇した米国の空調・工業用品販売会社FERGUSONや、米国のクレジットカード会社AMERICAN EXPRESSを一部売却した。

◆今後の見通し

今後も、金利・インフレ動向、各中央銀行の金融政策、地政学リスクの台頭等を背景に金融市場の変動性が高まる可能性がある。

景気は過度の悪化を伴わないソフトランディングとなるとの見方が多くなり、株式市場は2024年に入ってから堅調に推移しているが、これまでの大幅な利上げ、個人貯蓄の減少、銀行の貸出基準の厳格化などが、時間差で経済成長に影響を与える可能性があると考えており、市場よりもやや慎重な見通しを維持している。

今後も政策金利動向や経済イベントをめぐり、市場の変動性が高まることも考えられるが、世界の株式市場は中長期的に緩やかな上昇基調で推移すると見ている。

圧倒的安定感の分配金

来月も引き続き安定した分配金を期待したい。

ただ、このファンドを長期保有することによるデメリットもある。それは高い運用管理コストにより運用益が圧迫されること。

インベスコ世界厳選株式オープンの運用管理コストは年間1.903%。低コストのインデックスファンドであるeMAXIS Slimシリーズと比較すると圧倒的な高さ。高低差ありすぎて耳キーンなる。

基本的に運用管理コストは低いに越したことはない。ただし、運用管理コストは投資信託毎に決められているため、投資家に裁量権はない。無力。

コストを抑えたければ、運用管理コストの低いファンドを選択すればいいだけだが、分配金の質が担保されることに加えて、量も狙えるファンドは決して多くないんだ。

そのように考えると、インベスコ世界厳選株式オープンに投資しながらコストを下げる別の方法を考えるのが賢明。ただそのような方法はあるのだろうか?いやある。

それはこのファンドを松井証券で保有すること。

なぜなら松井証券には、投資信託を保有するだけ(※エントリーのみ必要)で最大1%のポイントが貯まる投信残高ポイント還元サービスがあるから。

還元率はファンドによって異なるが、インベスコ世界厳選株式オープンを保有する場合、年間0.80%のポイント還元を受けることが可能。還元分を考慮すれば、インベスコ世界厳選株式オープンの運用管理コストは実質1%程度に抑えることができる。マジ?!

さらに還元されたポイント使い方は汎用性が高い。

主な使い方は以下。

①投資信託を積立する

※ポイント積立対象ファンドは3つのみ

②PayPayポイントと交換する

※交換レート:松井証券ポイント100㌽=PayPayポイント90㌽

③dポイントと交換する

※交換レート:松井証券ポイント1㌽=dポイント1㌽

④Amazonギフトカードと交換する

※交換レート:1ポイント=1円

⑤商品と交換する

※3000種類以上の商品を交換可能

個人的にはAmazonギフトカードとの交換がコスパ良い。

いずれにせよ、どうせインベスコ世界厳選株式オープンを長期保有するなら少しでも有利になる証券会社を選択すべき。短期的には大きな差ではないが、長期的に見るとバカにできないくらい大きな差が生まれる。ちりつも。

コスパ良く運用したい人は是非検討して欲しい。既に他の証券会社でインベスコ世界厳選株式オープンを保有している人も、松井証券にそれを移管すれば還元を受けることができる。安心して欲しい。

運用管理コストを下げることも大切だが、固定費を抑えることも同じくらい大切。

ただ、全てを節約すると幸福度が下がる。食費や娯楽費がその最たる例。だから、節約するなら、幸福度が下がらない固定費を見直すべき。具体的にいうとそれは住宅ローン。

住宅ローンの金利を見直すだけでトータルで200万円以上返済額を抑えることも可能。検討しない手はない。ただ住宅ローンの借換は非常に手間がかかるの事実。しかし、あるサービスを活用すれば住宅ローン借り換えに掛かる手間を半分以下にしてくれる。詳細は以下の記事で解説済。

さらに、お金は使ってなんぼ。お金はあの世にもっていけないから。

個人的には、資産運用で得た利益は旅行に使っている。お得にリッツカールトンやシェラトンなどのラグジュアリーホテルに泊まる方法も記事にしているから、是非見て欲しい。

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