世界のベスト

【知らなきゃ損】インベスコ世界厳選株式オープン(世界のベスト)が優良アクティブファンドである理由

2024年4月20日

こんにちは。かわ吉です。

『アクティブファンドは長期的にはインデックスファンドに負ける』

これは、巷では1つの常識扱いになっている。

でもこれには違和感を感じる。

大半のアクティブファンドは長期的にはインデックスファンドに勝てない。これは事実。

ただ、長期的にインデックスファンドをアウトパフォームするアクティブファンドもある。でも『これを探すのが難しいから』というのがインデックス派の主張。

優秀なアクティブファンドを探すのは難しい!?そんなわけなかろう。

アクティブファンドも優良ファンドには資金が集まるし、優秀ではないアクティブファンドにはお金は集まらない。

つまり、運用歴が長くて純資産が潤沢にあるアクティブファンドは優良ファンドと言っても過言ではない。そうでなければ、そもそも生き残っていないはず。

その観点で見れば、インベスコ世界厳選株式オープン(愛称:世界のベスト)は優秀なファンドと言える。

でも本当にそうなのか?本当に運用歴が長く、純資産が集まっていれば優秀なのか??と疑問を抱く人も多いはず。

そこで今回は、なぜインベスコ世界厳選株式オープン(愛称:世界のベスト)が本物の優良アクティブファンドである持論をまとめたいと思う。

この記事が読者の資産運用の一助になれば幸い。

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優秀なアクティブファンドの条件

そもそも長期で活躍して生き残ることができるアクティブファンドの条件とは何なのか?

個人的には以下の2つがその条件と考える。

①投資哲学と投資方針が変わらない

②組入銘柄は変わる

①について、投資哲学や投資方針はそのファンドの価値観や信念、戦略を表す。つまり、これはファンドの生き方そのもの。その生き方がブレているファンドはダメ。

そもそもファンドでなく人で考えれば理解しやすい。言っていることとやっていることに一貫性がない人は信用されないし、おそらく何も成し遂げられない。会社でもそれに近い人はいるはず。これについてはファンドも人も同じ。

②については、投資哲学や投資方針は変わってはいけないが個別銘柄は変わった方が良い。てか変わるべき。いや変わらないとおかしい。

ちょっと考えてほしい。基本的に未来永劫成長し続ける企業は存在しない。

年代別の時価総額ランキングを見れば一目瞭然。

1989年は日本企業が上位を独占していたが2024年はTOP50に日本企業は1社しかない。ほぼ入れ替わっている。つまり、1989年にイケイケだった銘柄を継続して保有していたら、良いパフォーマンスは出せない。このようなファンドからお金は出ていく。

つまり、いつまでも昔の人気銘柄を保有しつづけているファンドは、お・し・ま・い・DEATH!(大和田常務)

これは投資以外でも同じ。

たとえば、戦争で使う道具は日々進化している。いつだって戦争のゴールは勝利すること。そのためには相手よりも有利な道具や戦術を活用する必要がある。竹槍で戦車には勝てない。投資も同じ。常に最強の銘柄でポートフォリオを構成できるファンドが勝つ。異論は認めない。

世界のベストの投資方針とは?

優秀なアクティブファンドの条件の1つは、投資方針がぶれないこと。これは前述した通り。

では、そもそも世界のベストの投資方針とは何なのか?これが認識できていなければ、ブレているかブレていないかそもそも判断することができない。

だから、まずは世界のベストのと投資方針について再認識して欲しい。既に理解している人には読む必要はないからこのセクションは飛ばしてOK。時間は大切。

投資方針:日本を含む世界各国(エマージング国を除く)の株式の中から、独自の視点で厳選した世界のベストと考える銘柄に投資を行う。『成長』+『配当』+『割安』の3つの観点に着目して投資を行う。

世界のベストはあくまで個別銘柄に圧倒的に拘るファンド。アライアンスバーンスタイン米国成長株投信のように、米国の成長セクターへの集中投資のような考え方はない。業種を問わず、3つの条件を満たす個別銘柄に投資している。だから、このファンドのセクター別投資比率はあくまで個別銘柄選定の結果ということ。

世界のベストはアライアンスバーンスタイン米国成長株投信よりもより広い視野で投資銘柄を選定する。どちらが良いとかは特にない。

世界のベストの中身は変化しているのか?

未来永劫繁栄し続ける企業は存在しない。世の中は盛者必衰。

ということは、ベストのパフォーマンスを狙うのであればファンドの組入銘柄は、入れ替わった方が良い。というか入れ替わるべき。

だから、世界のベストが優良アクティブファンドと判断する材料として、組入銘柄が入れ替わっているかは絶対に精査すべき。

結論として、世界のベストはアクティブファンド優良ファンドという認識でOK。

組入銘柄も入れ替わっているし、国別投資比率もぼちぼち変動している。

では順番に確認していく。

組入上位10銘柄の推移

2018年以降の世界のベストの組入上位10銘柄は以下。

結論として、2018年の上位10銘柄は2024年3月時点と比較すると全てランク外。

起点を2020年以降で見ると、マイクロソフトや3iグループが5年連続で上位10銘柄に組み込まれている。ただそれ以外は比較的組入比率が大きく変動している。

国別投資比率の推移

世界のベストの投資対象は先進国株式である。アライアンスバーンスタイン米国成長株投信と異なり、投資対象国は多い。

この推移についてもチェックしておきたい。

2018年以降の国別投資比率の推移は以下。

結論として、米国株と英国株で60%程度を占めている。この傾向は5年程度継続している。

ただ、残りの部分の国別投資比率は大きく変動している。

変動率の大小はあるが、個別銘柄と国別投資比率はいすれも変動している。優良アクティブファンドの条件は満たした。

世界のベストのメリットとデメリットを知るべし

世界のベストは優良アクティブファンド。ただ、それを妄信して投資するとミスマッチを起こす可能性もある。

だから、優良アクティブファンドであったとしてもメリットとデメリットは理解しておいた方が良い。

それぞれ順番に解説する。

世界のベストのメリット

投資対象が先進国株式であるため、安心して長期保有できる。

現状、米国株式の投資比率が高いが、今後米国株式が長期で低迷した場合、米国以外の銘柄へ逃げることが可能。つまり、ポートフォリオに占める米国株の比率を下げることができる。ということは投資家はインベスコの銘柄選定能力が問題ないことを前提にすれば、ファンドを切り替える必要はない。だから長期保有できる。

世界のベストのデメリット

このファンドはファンドマネージャーが変わるタイミングでパフォーマンスが大きく変動する。かもしれない。

なぜなら、このファンドは個別銘柄の選定能力に依存していると考えるから。アライアンスバーンスタイン米国成長株投信とは違い、成長セクターとかはあまり考慮していないから。

そのように考えるとファンドマネージャーが交代した場合に、組入銘柄選定の精度が低下する可能性が考えられる。

ただ、これについてはあまり心配する必要はないかもしれない。

なぜなら、インベスコの投資プロセスは再現性の高いものに基づきポートフォリオマネージャーが運用を行っているか確認する仕組みがあるから。

これを信じるならば、インベスコで運用されるファンドは誰がファンドマネージャーになっても同じ基準で銘柄選定をする仕組みがあるということ。つまり、ファンドマネージャーが代わったとしてもその投資プロセスや哲学は引き継がれる。ということは投資プロセスや哲学がハマっている限りは、高いパフォーマンスは維持される可能性が高い。と考えている。

インベスコの運用体制や投資哲学について深く知りたい人は以下の書籍がオススメ。意外と良い資産運用会社かも。

世界のベストは信頼に足る優良アクティブファンド

世界のベストは優良なアクティブファンドの1つ。

組入銘柄も入れ替わっているし、国別の投資比率も変動している。投資対象国も先進国株式でありある程度のリスク分散もできている。

さらに世界のベストは6種類のコースが準備されており、多くの投資家のニーズに対応している。

キャピタルゲインを狙いたい人は年1回決算型、毎月のインカム収入を確保したい投資家は毎月決算型、NISAを使って税金を抑えたい人は奇数月決算型。

投資家の選択肢は広い。有難いこと。良いファンド。

優良アクティブファンドの運用管理コストは高い

世界のベストは優良アクティブファンドである。

一見、ピカピカの優良アクティブファンドである世界のベストだが、もちろん弱点のある。

それは高すぎる運用管理コスト。

世界のベストの運用管理コストは、年1.903%。これは高いよ~~~。

マジで高い。だって、基準価格が上がっても下がっても絶対に掛かるコストだから。つまりは固定費。

高い固定費は致命的。固定費は圧倒的に安い方がいい。世界のベストの運用管理コストは住居費で例えるならタワマン。高すぎ。

ただ、まだ高い固定費でもタワマンに住めればまだ納得できる。それなりの幸福感や優越感を味わうことができるから。

でも投資信託は違う。運用管理コストの高い投資信託を保有して幸福感や優越感を感じる人は病院に行った方がいい。マジで。

投資信託の運用管理コストは間違いなく安い方がいい。

ただ、残念ながら運用管理コストは投資信託毎に決められており、投資家に裁量はない。だから、投資したいファンドがあったとしても、支払うコストはファンドを運用する会社が決める。これは紛れもない事実。

ただ、この事実をただただ受け入れる投資家は三流。

一流の投資家はその事実を踏まえた上で対策を考える。

もちろん、高い運用管理コストの対策方法はある。

そこで最後にその対策方法だけ共有する。

かわ吉ブログを読んでいる読者には是非とも一流投資家になってほしいと思っている。(ジャックバウアー)

松井証券を徹底的に活用しろ

その対策とは、世界のベストなどの優良アクティブファンドは松井証券で保有すること。

なぜなら、松井証券には『最大1%貯まる投信残高ポイントサービス』があるから。

このサービスは、松井証券で投資信託を保有するだけ、最大残高の1%のポイント還元を受けることができる。

たとえば、世界のベストを松井証券で保有すると、年間0.8%のポイント還元を受けることができる。これにより、実質1%程度の運用管理コストで世界のベストを保有することが可能。素晴らしい。

さらにこのサービスはインデックスファンドにも適用される。還元率は下がるが、運用管理コストがバリ安のインデックスファンドもポイント還元の対象だから、投資信託を運用するなら松井証券を絶対に活用すべき。アクティブファンドホルダーにとってはまさに利用したい証券会社第1位。

是非、活用を検討してほしい。

クレカのヘビーユーザーが現金払いの人を見るともったいない!!と思うでしょ?

投信で言うならば、ポイント還元率が高い松井証券を使っている人が、思考停止でSBI証券や楽天証券でアクティブファンドを保有している人を見るのと同じ。
同じ買い物をするならより還元率の高いクレジットカードで決済した方がお得でしょ?

これと全く同じ。

是非とも前向きに検討して一流の投資家になってほしい。

アライアンスバーンスタイン米国成長株投信が優良アクティブファンドである理由をまとめた記事は以下。



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