投資信託

【注意しろ!!】明治安田米国中小型株式ファンド(毎月決算・予想分配金提示型)のデメリットTOP3

2021年11月2日

こんにちは。かわ吉です。

前回はネクスト(!?)AB米国成長株投信になるかもしれない明治安田米国中小型株式ファンド(毎月決算・予想分配金提示型)の魅力TOP3を解説しました。

https://www.turtleblogs.com/?p=2983

このファンドの魅力をまとめると以下になります。

①米国中小型株式ファンドを主要投資対象にする

②予想分配金提示型あり

③『為替ヘッジあり』を選べる

そしてこのファンドがネクスト(!?)アライアンスバーンスタイン米国成長株投信になるかもしれないと私が考える理由は以下になります。

このファンドの組入銘柄を選定しているのはアライアンスバーンスタインだから!!

個人的には将来の成長性も期待できるファンドの1つかなとは考えていますが、もちろんこのファンドにもデメリットがあります。

そこで今回は、明治安田米国中小型成長株式ファンド(毎月決算・予想分配金提示型)のデメリットTOP3を解説します。このファンドには為替ヘッジあり/なしの2コースありますが、今回はこの2つのコースに共通するデメリットを紹介しますのでその点はあまり気にしない久手OKです!!

この記事を読むと以下のメリットがあります。

このファンドのデメリットが分かるようになる

このファンドを自分が買うべきか判断できるようになる

この記事が読者の資産運用の一助になれば幸いです。

ではいきましょう。

①コストが高い

アクティブファンドあるあるですが、このファンドの運用管理費はぶっちゃけ高いです。

出所:明治安田アセットマネジメント

年間2.068%の運用管理費がかかります。

仮に100万円投資した場合にかかる運用管理費用は、ざっくり2万円程度です。

ちなみにアクティブファンドの運用管理コストの平均と比較すると以下になります。

やはりアクティブファンドの運用管理費の平均と比較するとやはり高いですね。ただ問題はこれに見合った運用成果が上がっているかどうかがポイントになりますが、今回はテーマからずれてしまうので後日解説します。

一応、楽天証券の分類平均と比較すると今のところはかなりアウトパフォームしているように見えます。

出所:楽天証券

運用管理費はやはり高い『コスト高は絶対に容認できない!!』と考える人は避けた方が良いかもしれない。

②組入銘柄の知名度があまり高くない

自分が投資しているファンドの上位10銘柄は知っておいて損はないです。少なからず、そのファンドを通じてそれらの銘柄に間接的に投資しているわけですからね。組入銘柄を知ることでそれが安心に繋がったりすることもありますから。

ただ今回ご紹介している明治安田米国中小型成長株式ファンド(毎月決算・予想分配金提示型)に組み込まれている銘柄の知名度はあまり高くありません。

アライアンスバーンスタイン米国成長株投信の上位組入銘柄と比較してみると以下になります。

組入比率当ファンドAB米国成長株投信
1位リプリジェンマイクロソフト
2位モンゴDBアルファベット
3位フロア&デゴアHDアマゾン
4位アバララフェイスブック
5位ベイル・リゾーツVISA
6位モノリシックPSユナイテッドヘルスG
7位サイトワンLSゾエティス
8位マンハッタンAホーム・デポ
9位ダイナトレースクアルコム
10位シナプティクスナイキ

AB米国成長株投信の方は、僕らが使っているサービスを提供してくれる企業が大半だよね!!親近感あって安心感もなんとなくある!!

ですよね。一方、明治安田米国中小型成長株式ファンドの組入銘柄を見てみると『はにゃ??』となりますね(笑)

上位10銘柄のうち1,2銘柄くらい知っていればかなりのベテラン投資家級ではないでしょうか??私の知り合いの証券マン3人に聞くと、『マジで1銘柄しか分からん。。。』状態でした。

もちろん将来性のある銘柄だと信じていますが、知名度が一般的には低い企業の詰め合わせパックであることは間違いなさそうです。

このファンドの個別銘柄については後日の記事で解説しますので少々お待ちください。

組入銘柄上位10銘柄の知名度は壊滅的(笑)組入銘柄を重要視される投資家の方は避けた方が良いかもしれない。

③リスク度合いは高い

組入銘柄は、米国の中小型成長株ですから時価総額の小さい企業中心となります。

出所:明治安田アセットマネジメント

やはり一般的には時価総額が大きい企業ほど動きが小さくなる傾向はあります。なのでどうしても時価総額の小さい中小型株への投資はどうしてもリスクが高くなる傾向があります。

米国株式の中でも大型グロース株に投資しているアライアンスバーンスタイン米国成長株投信とリスクを比較してみるとその違いが良く分かります。

出所:楽天証券のデータを元にかわ吉作成

さらに組入上位10銘柄の時価総額も比較してみると以下になります。

当ファンド時価総額(億ドル)AB米国成長株投信時価総額(億ドル)
リプリジェン15.7マイクロソフト24,900
モンゴDB30.3アルファベット19,670
フロア&デゴアHD13.1アマゾン17,100
アバララ15.1フェイスブック9,000
ベイル・リゾーツ13.8VISA4,630
モノリシックPS22.2ユナイテッドヘルスG4,340
サイトワンLS9ゾエティス1,024
マンハッタンA9.6ホーム・デポ3,293
ダイナトレース19.9クアルコム1,500
シナプティクス7ナイキ2,647

ん??0の数がかなり違うぞ!!

GAFAMと比較すると全然違いますよね。この時価総額の差がリスク度合いに差になっていると思われます。

商品の特性上、リスク度合いは高くなりがち。リスク許容度の小さい投資家は避けた方が良いかも。

まとめ

今回は、明治安田米国中小型成長株式ファンド(毎月決算・予想分配金提示型)のデメリットTOP3を解説しました。

そのデメリットとは以下になります。

①コストが高い

②組入銘柄の知名度があまり高くない

③リスク度合いは高い

そして、これらのデメリットを踏まえた上でこのファンドへの投資を見送った方が良い人は以下になります。

パフォーマンスが高くてもコストが高いことを絶対に容認できない人

組入銘柄についてある程度は自分が知っている銘柄でないと嫌な人

リスク許容度が高くない人

上に当てはまる人は、アライアンスバーンスタイン米国成長株投信でインカムを取りに行く方が良いかもしれません。アライアンスバーンスタイン米国成長株投信については以下の記事でまとめていますので是非ご参考ください。

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