こんにちは。かわ吉です。
4月のアライアンスバーンスタイン米国成長株投信C・Dコースの分配金が発表されました。
結果は以下になります。
ちなみに先月はこちらになります。
残念ながらCコースは3月に引き続き0円となりましたが、Dコースは200円の分配金が出ました。
Dコースホルダーの方、おめでとうございます。
Cコースホルダーの方、しばらく辛い局面が予想されますがここは耐えきりましょう。
ちなみに分配金が決まる計算期末の前営業日である4月14日の基準価格はそれぞれ以下になります。
Cコース | Dコース | |
基準価格(4月14日) | 9,605円 | 10,943円 |
ご存じの方も多いかもしれませんが、アライアンスバーンスタイン米国成長株投信C・Dコースの分配金は毎月の決算日である15日の前営業日の基準価格でその月の分配金が決定されます。
だから決算日当日を待たなくても前営業日のタイミングで基準価格がどのくらい出るかはある程度はイメージできます。
復習ですが、アライアンスバーンスタイン米国成長株投信C・Dコースは予想分配金提示型です。この仕組みは一言でまとめると以下になります。
基準価格が上昇しているときは分配金を多めに出し、基準価格が下落しているときは分配金を減配もしくは0にします。
基準価格がどの水準でいくらの分配金を受け取れるかは既に決まっています。アライアンスバーンスタイン米国成長株投信C・Dコースの分配方針は以下になります。
過去の流れから推測すると、C・Dコースともに基準価格が10,000円を切ると分配金が0になる可能性が高いです。
仮にそうだとするとCコースは少なくとも基準価格が10,000円台にならないと分配金は期待できないですから、今は辛い局面ですが耐えましょう。
ちなみにアライアンスバーンスタイン米国成長株投信の分配金レポートは、市況概要と今後の見通しについて触れられているので、まとめてみます。
直近1か月の株式市場の振り返り
3月後半は、ロシアとウクライナの停戦交渉への期待などを背景に上昇基調で推移
4月に入ると、米連邦準備理事会(FRB)の積極的な金融引締め観測から長期金利が上昇し、ハイテク株中心に売られる展開となった
為替相場は、日米金利差が拡大する中、円安ドル高基調で推移した
Cコース(青)とDコース(オレンジ)の直近1か月の基準価格(分配金再投資)の推移です。
4月頭から基準価格がそれぞれ下落基調になっています。この理由はシンプルで株価全体が下落したからです。
ただCコースとDコースの下落幅が異なるのはなぜでしょうか??
今回は完全に円安がファインプレーをしてくれました。
株価の下落を円安で一部カバーできました。
S&P500種指数(紫線)が下落し始めた4月初旬の為替(青線)は大きく円安に振れ始めました。
この理由はシンプルで、4月初旬から米連邦準備委員会(FRB)の金融引締め観測から長期金利が上昇しました。
これはアライアンスバーンスタイン米国成長株投信に組み込まれているハイテク株にとっては悪材料ですが、為替にとっては円安要因になります。
水は高いところから低いところへ流れます。ただお金は金利が低いところから高いところへ流れます。
アメリカの金利は上昇しているのに、日本の金利は上がりません。今はその金利差が大きくなり続けている状況です。
日本の金利が上昇せず、米国の金利の金利が上昇している環境が続く限り為替は円安基調になる可能性が高いです。
Dコースは為替リスクをヘッジ(回避)していないので、この円安の恩恵を受けれますから、株価の下落を緩和できます。一方でCコースは為替リスクをヘッジ(回避)しているので円安の恩恵を受けられず、金利上昇による株価下落の影響を受けてしまうので基準価格が冴えないんですね。
米連邦準備委員会(FRB)の金融引締め観測により長期金利上昇。これはハイテク株にとっては悪材料だが為替にとっては好材料。Dコースは株価の下落の一部を円安でカバーできるが、Cコースはクッション(=円安)がないため株価の下落の影響をダイレクトに受けてしまう。
米国株式市場の見通し
米国経済は成長ペースが鈍化するものの、引き続き景気回復基調が続くと期待される
ただし、地政学リスクの高まりを受けた物価上昇を注視する必要がある
米国株式市場は、ウクライナ情勢の緊迫化を受け、しばらくは神経質な展開が続くと予想される。
しかし、堅調な企業業績への期待を背景に、いずれ落ち着きを取り戻すと考えられる
長期的な米国株式市場の見通しは良好なので、長期保有という観点についてはなんら問題ないと考えてOKです。
短期的な動き(=来月は分配金が出るのか?)に関しては、物価上昇の行方が左右する感じになります。物価上昇が治まらない限り、米連邦準備委員会(FRB)も金融引締めを行い金利を上げていくしかないですからね。。。
個人的には、この局面ではDコースの方がまだ影響が小さく済むと思います。株価は下落するかもしれないですが、その下落の一部を円安でカバーできると思うからです。
Cコースは、もう少し厳しい局面が続くかもしれません。
Dコースの方が今の局面との相性が良い。Cコースは少し辛い期間が続くかもしれない。
まとめ
今回は、4月のアライアンスバーンスタイン米国成長株投信C・Dコースの分配金報告を行いました。
内容をまとめると以下になります。
4月の分配金実績 Cコース:0円 Dコース:200円
米連邦準備委員会(FRB)の金融引締め観測により長期金利上昇。これはハイテク株にとっては悪材料だが為替にとっては好材料。Dコースは株価の下落の一部を円安でカバーできるが、Cコースはクッション(=円安)がないため株価の下落の影響をダイレクトに受けてしまう。
Dコースの方が今の局面との相性が良い。Cコースは少し辛い期間が続くかもしれない。
ただC・Dコース共に、長期保有という観点からは全く問題ないと判断しています。ただ、どの局面にも強いファンドなど存在しませんからこのような耐える期間も必要です。
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