AB米国成長株投信

【今月は減配です。。。】1月のアライアンスバーンスタイン米国成長株投信C・Dコースの分配金報告

2022年1月19日

こんにちは。かわ吉です。

先日、アライアンスバーンスタイン米国成長株投信C・Dコースの収益分配金のレポートが出ました。

結果として以下になります。

出所:アライアンスバーンスタイン

ちなみに先月はこちらになります。

出所:アライアンスバーンスタイン

Cコース・Dコースともに100円ずつ下がりましたね。

そうですね・ちなみに分配金が決まる計算期末の前営業日である1月14日の基準価格は以下になります。

 CコースDコース
基準価格(1/14) 10,97711,593
出所:楽天証券のデータを元にかわ吉作成

復習ですが、アライアンスバーンスタイン米国成長株投信C・Dコースは予想分配金提示型です。この仕組みは一言でまとめると以下になります。

基準価格が上昇しているときは分配金を多めに出し、基準価格が下落しているときは分配金を減配もしくは0にします。

基準価格がどの水準でいくらの分配金を支払うかは既に決まっています。アライアンスバーンスタイン米国成長株投信C・Dコースの分配方針はこちらです。

出所:アライアンスバーンスタイン

1月14日のCコースの基準価格は、10,977円なので100円になるってことだね。

そうです。一方でDコースは、11,593円なので200円出ましたね。

予想分配金提示型は、今の基準価格でどのくらいの分配金がもらえるか予想しやすいですね。

ちなみにアライアンスバーンスタイン米国成長株投信の分配金報告レポートには、市場概況と今後の見通しにつきましても軽く触れられていますので、簡単にまとめてみようと思います。

直近1か月の米国株式市場

ポイントは以下になります。

新型コロナウイルスのオミクロン株に関して重症化リスクが低いとの認識が広まったことでリスク選好の動きが強まり、12月末にかけて基準価格は上昇した

2022年初は、5日に連邦公開市場委員会(FOMC)の12月議事要旨で早期利上げの可能性が示唆されると米国長期金利が上昇し、株式市場は軟調な展開となった

長期金利が急騰し始めてからNASDAQを中心としたハイテク株はかなり株価が調整されましたもんね。

そうですね。基本的に長期金利の上昇は株式市場との相性が良くありません。

うわ。。。あの式が出るぞ(笑)

察しがいいですね!!では復習しましょう!!

PV=FV÷(1+rt)

PV:現在価値(=今の株価)

FV:将来価値(=未来の株価)

r:金利

t:時間

仮に将来価値を100とした場合、金利5%、すなわち0.05とすれば

PV=100÷(1+0.05×1)=100÷1.05=95.24

となります。

金利が上昇すること(=『r』の値が大きくなる)ことで分母が大きくなるためPV(=現在の株価)が下がるわけですね。

おっしゃる通り!!さらに『t』の部分はPERが高い企業ほど大きくなりますから、NASDAQ市場に上場している企業やグロース株は株価の下落率が大きくなるんです。

じゃあポートフォリオがグロース株中心のアライアンスバーンスタイン米国成長株投信は影響が大きいということですね。

そうなんです。だから基準価格も下がり分配金も今回も減配になってしまいました。。。

今後の見通しと投資方針について

ポイントは以下になります。

オミクロン株感染者急増による影響が懸念されるものの、コロナ禍からの景気回復基調は続く見込み

経済政策やインフラ投資を重視した大型財政政策の行方のほか、金融政策の動向には要注目

大規模な財政政策や堅調な企業業績への期待を背景に米国株式市場は底堅く推移する見通し

アライアンスバーンスタイン米国成長株投信は、安定的な収益性と長期的な成長を併せ持つと期待される、持続的な成長企業に引き続き注目していく

アライアンスバーンスタイン米国成長株投信のコンセプトは、個人的には『S&P500種指数の中でもより成長が期待できる企業への集中投資』だと考えていますから、今の相場と相性が悪いグロース株で勝負せざるを得ないと思います。

私たちホルダーはもうしばらく辛抱する必要がありますね。

残念ながら今は耐えるしかないと思います。。。ただ今だからこそホルダーができる対策もあると思います。

それは何ですか??

デメリットもあるけど、分配金を受取型にしている人は再投資型に切り替える方法です。

その手法のメリットとデメリットを教えてください!!

それは今度の記事で解説します!!次の分配金は1か月後ですからそこまで急がなくて大丈夫ですよ。このような荒れた相場だからこそ冷静に投資判断していきましょう!!

以上、お役に立てれば嬉しいです。

かわ吉はツイッター(かわ吉@現役地方銀行員のお金ブログさん (@fpkawakichi) / Twitter)もやっています!!是非フォローをよろしくお願いいたします!!

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