こんにちは。かわ吉です。
AB米国成長株投信は、今のところ予想分配金提示型ファンドの中では安心して長期保有できるファンドだと思います。純資産も1兆円を超えており、このファンドのホルダーも多いはずです。
ただ状況によっては、この優秀なファンドを売却しなければいけないときも来ると思います。ではその売却しなければいけないタイミングとはいつなのか??
始まりあれば終わりもあるから、どのような時にこの優秀なファンドを売却したらよいのかは知っておかなくて良いのか、いや知ってた方が良い。
そこで今回は、アライアンスバーンスタイン米国成長株投資を売却すべきタイミングを3つ解説します。
ではいきましょう。
アメリカの衰退が決まったとき
アライアンスバーンスタイン米国成長株投信の投資対象は、米国市場の中でも高い利益成長もしくは持続的な利益成長の可能性が高いと判断される企業の株式です。
投資対象はアメリカですから、アメリカの経済成長が見込めなくなったときは売却を検討すべきです。その成長が見込めなくなったときとはどのような時かというと、『アメリカの人口が下落基調になり始めたとき』がその1つのタイミングだと思います。
現状では、2025年以降も人口は増え続ける見込みではあります。
上の表は、生まれてくる人と亡くなる人の推移を表しています。現状では、『生まれてくる人>亡くなる人』ですが、2050年あたりからは、状況が逆転し始める可能性もあります。投資期間が5年から10年くらいであればあまり気にする必要はないかもしれませんが、15年、20年とより長い期間で投資を考えている人は、この点は抑えておいた方が良いかもしれません。
上位互換のファンドが現われたとき
アライアンスバーンスタイン米国成長株投信の圧倒的なアドバンテージは、『銘柄選定のうまさ』と『予想分配金提示型』である点です。弱点としては、運用管理コストの高さです。このファンドの運用管理費は年1.727%です。
このファンドのもっと詳しい弱点はこちらをどうぞ。
アライアンスバーンスタイン米国成長株投信と同様に米国市場の成長株が投資対象で予想分配金提示型で運用管理コストが安いファンドが出てきた場合、その時点でまだ長期投資を検討している投資家は売却を検討した方が良いと思います。
まだ中国株に投資する予想分配金提示型ファンドはまだありません。今後、中国株が米株をアウトパフォームし長期的に成長し始めた時なんかも売却のタイミングになるかもしれませんね。
パフォーマンスが他のファンドよりも悪化し始めたとき
現状のパフォーマンスでは、他の商品と比較してもアライアンスバーンスタイン米国成長株投信は好調です。
運用実績、パフォーマンスを考慮してもアライアンスバーンスタイン米国成長株投信を保有しておくのが今のところは最適解です。
グローバルAIファンドのパフォーマンスには目を見張るものがありますが、運用実績がまだ2年程度しかありませんから様子見です。
長期的なスパンで、パフォーマンスが安定してくる予想分配金提示型ファンドが出てきた時も、売却のタイミングになるかもしれません。
まとめ
大人気のアライアンスバーンスタイン米国成長株投信ですが、盛者必衰のいう諺があるように出口戦略は考えておく必要があります。
このファンドを売却すべきタイミングとしては、アメリカの衰退が決まったとき・上位互換のファンドが現われたとき・パフォーマンスが他のファンドより悪化し始めたときです。
5年から10年スパンの投資家はそこまで気にする必要はないかもしれません。ただそれ以上の投資期間を検討している投資家は売却のタイミングはしっかりチェックしておくべきです。
今回の内容がそのチェックに役立てばうれしいです。
ではまた