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【来年の米株は厳しい?!】アライアンスバーンスタイン米国成長株投信ホルダーが覚悟すべきこと

2021年12月12日

こんにちは。かわ吉です。

ブルームバーグで、来年のS&P500種指数の見通しがウォール街のストラテジストの間で2極化しているという内容の記事がありました。

アライアンスバーンスタイン米国成長株投信ホルダーである私たちにも関係のある内容ですね。

そうですね。アライアンスバーンスタイン米国成長株投信とS&P500種指数の上位銘柄は比較的似ていますので大いに関係があると思います。

そこで今回は、ウォール街のストラテジストが来年のS&P500種指数の見通しをどうのように考えているのかということを整理しながら、アライアンスバーンスタイン米国成長株投信にどのような影響があり、ホルダーはどのような対策をすべきか考えてみようと思います。

この記事を読んでいたいただくと以下のメリットがあります。

ウォール街のストラテジストが来年のS&P500種指数についてどのような見通しであるか分かるようになる。

仮にそのような見通しになったときにアライアンスバーンスタイン米国成長株投信にどのような影響があるか分かるようになる。

ホルダーが覚悟・準備すべきことが分かる

この記事が読者の資産運用の一助になれば幸いです。

ではよろしくお願いします。

①見通しは2極化している

クレディスイスとJPモルガンのストラテジストは強気な見方を示す。S&P500種指数は5,200を目標に推移するだろう。

ネッド・デービスのクリスソールド氏は一時的な浅めの弱気相場を予想。22年末のS&P500種指数は5,000を予想。

ぶっちゃけどうなるんですかね??

それぞれの見通しの理由を見てみましょう。

来年を相場を強気に見ている理由は、企業利益の改善見通しや緩和的な金融環境である。さらに来年にはパンデミック(世界的大流行)が収束し、米景気が本格回復するとみているようです。

一方、弱気に見ている理由は、企業収益の伸び鈍化や金融引き締め策を受けることで株価が上昇にしくいだろうということです。

米金融当局が3年ぶりにタカ派姿勢に転じる一方、新型コロナ感染拡大で新たな行動制限が講じられて経済成長が損なわれかねないという、ほぼ予測不可能な状況が、このような見通しに反映されています。

ちなみにブルームバーグがこれまでに集計した22年のS&P500種指数の予想レンジは、4,400-5,300と20%の幅があり、過去10年間で2番目に大きさになっているようです。

出所:ブルームバーグ

予想レンジの差が20%ってヤバくないですか??みんなの予想がここまで違うとかなり不安になってきます。

そうですよね。仮に良い相場であれば問題ないですが、悪い相場になったときのことを考えて対策しておくことは必要かもしれませんね。

では次に、悪い相場になった場合にアライアンスバーンスタイン米国成長株投信にどのような影響があるか考えてみましょう。

②影響が大きいのは分配金

米株が下がればアライアンスバーンスタイン米国成長株投信にはどのような影響がありますか??

主には2つあると考えます。

①評価額の下落

②分配金の減少

①の評価額の下落は、詳しい説明は不要だと思います。株価が下がることでアライアンスバーンスタイン米国成長株投信の基準価格も下がりますから評価額は下落します。これは最悪、長期保有することで株価の上昇を待てば問題は解決すると思います。

ただ、②の分配金減少については困る投資家も多いのではないでしょうか??このファンドの魅力の1つとして圧倒的に多い分配金があります。ただこのファンドは予想分配金提示型です。相場が良いときは分配金を多めに出しますが、相場が良くないときは分配金を減らしたり0にするのがこの予想分配金提示型の特徴です。

ちなみにこのファンドの分配方針は以下になります。

出所:アライアンスバーンスタイン

もし今の相場から10%~15%程度の下落相場に遭ってしまうと基準価格が11,000円を切り分配金が少なくなったり0になる可能性もあります。

Dコースは2016年に1回も分配金が出なかったですよね??

もしかしたらそのような局面もあり得るかもしれませんね。

アライアンスバーンスタイン米国成長株投信の暗黒期である2016年については以下の記事で解説しています。

もしそのような局面になった場合、受け取れる分配金が今年より減る可能性があるということですね。

その可能性はあります。もし今年もしっかりインカムを狙っていくならこのファンド1つでは少し心許ないかもしれませんね。

では来年もインカムを狙いたい投資家はどのような準備をすべきかを次に解説します。

③ホルダーはどのような対策をすべき??

仮にアライアンスバーンスタイン米国成長株投信だけではインカムが狙えないとすると私たちはどのようなことをすべきですか??

インカム狙いの他の商品も併せて保有するのもありだと思います。

具体的な商品としては、個別の債券です。新興国通貨の債券はリスクが高いですからはじめは米ドル建て債券あたりが良いと思います。債券に投資しているETFや投信だはなく個別の債券を検討してみてください。

個別の債券のメリットは、利金が安定していることです。アライアンスバーンスタイン米国成長株投信は、基準価格に応じて分配金が変動しますから安定感はありません。

債券は、満期まで保有すればある程度の損益は見通しが立ちますからその点も安心できる材料だと思います。

株式のアライアンスバーンスタイン米国成長株投信と債券の組み合わせは相性が良いと思います。

基準価格が12,000円くらいでこのファンドを購入した人はどうするのが良いですか??

11,000円台に基準価格が下がると、おそらく分配金の原資は投資元本になる可能性が高いです。それが嫌な人は、分配金受取コースから再投資型に変更するのもありだと思います。ただどのタイミングでコース変更するかの判断はかなり難しいです。

再投資型に切り替える際の注意点はこちらをご覧下さい。

まとめ

今回は、来年のS&P500種指数の見通しについてストラテジストの中でも意見が割れていることと、仮に悪い相場になってしまったときにアライアンスバーンスタイン米国成長株投信のホルダーが覚悟すべきこととどのように対策するかということについて解説しました。

もし来年の相場が悪い方向に進んでしまった場合の注意点と対策は以下になります。

基準価格が下がることで、評価額が下がり分配金も少なくなるもしくは0になる可能性がある

インカムを来年も狙いたい人はアライアンスバーンスタイン米国成長株投信だけでは不十分の可能性あり

別のインカム商品にも分散投資することも大切。それは例えば個別の債券である。できたら米ドル建てが良い。

直近2,3年はアライアンスバーンスタイン米国成長株投信だけでインカムをしっかり狙えていましたが、来年はこれまで通りいかない可能性があることを想定すべきです。

インカムを来年も狙いたいならしっかり分散投資も心掛けましょう。

以上、お役に立てれば嬉しいです。

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