経済の話

老後資金を準備しなければならない理由

こんばんは。かわ吉です。

私は、金融機関で、資産運用のアドバイザーをしております。

若いお客さまと会話する中で、経済面での老後の不安を抱えられている方が、以前よりも増えていると感じます。

対策しては、銀行預金だけではなく、株式や債券などのほかの資産もうまく活用していくことです。しかし、100%理解しないと、行動ができない人も多く、それは非常にもったいないと思います。

考えてみると、普段の私たちの生活の中で、100%理解してやっていることって多くないと思います。例えば、マイホームを購入する際も、夫婦が働いていることを前提に、ローンを組まれている方も多いです。今後、どちらかが働けなくなると、ローンの返済がかなり厳しくなるリスクを負いながらです。つまり、資産運用以外のことに関しては、ある程度の不確実性があっても、リスクは取りますが、やはりお金が減ることに関しては、かなりの抵抗があるのでしょう。

個人的な意見としては、夫婦が働くことを前提に、ローンを組み、家を買う方が、株式投資より数百倍危険な気がしますが、それはハウスメーカーの営業がうまいということでしょう。

マイホームを購入することは、借金をして不動産を買っていることと同じです。

株式投資で言うと、信用取引と同じだと考えております。

少し、話が逸れましたが、本日は、老後資金は気になるが何から始めるのが良いか分からない方へ!!誰にでもすぐ始められる老後資金の準備の方法と、なぜ準備する必要なのかをご説明します。

結論からいうと「確定拠出年金」です。毎月、積立を行い老後資金を準備する仕組みです。

企業型と個人型があり、企業型がない方は、個人型に加入できます。個人型が、iDeCoです!!最近よく聞きますよね!! 

資産運用の大敵である、税金を徹底的に免除してくれて、老後資金を準備できる最高の仕組みです。

国だけでは、無理

そもそも、税金面を圧倒的に優遇して、このような制度を推進しているのでしょうか??理由は単純です。

国だけで、私たちの老後を保証することができないからです。

日本人は、老後の保証は、すべて国がやるべきであると考えている方が多いです。

つまり、老後資金は、自分で準備するものではなく、国が準備するものだと考えているということになります。

このような考え方をするのは、海外にはあまりないようです。

基本的には、老後資金は自分で準備し、足りない部分は年金でカバーするという考え方が主流のようです。

年金受給は70歳から??

現在、国民年金の受給開始年齢は、繰上・繰下受給がなければ、65歳です。

ちなみに一昔前は、60歳からでした。

60歳から65歳に伸びた理由は、長寿化でしょうね。

寿命が延びれば、単純に、年金の支払額も伸びた分増えます。そうなると、国の負担は、増加する一方ですから、年金制度を維持するためには、平均寿命が延びれば、受給開始年齢も後ろにずらすしかありません。

逆に言えば、受給開始年齢を延長することで、年金制度の破綻が防げるということにもなるのですが。

そうなれば、自分で老後資金を準備すること重要性は増しますし、準備ができないのであれば、ずっと働き続けるしか方法がありません。

働くことが好きな方は、それで良いかもしれませんが、生活費を稼ぐために働いているのであれば、良くないことだと思います。死ぬまで、生活するためだけに働くのはとてもつらいと思います。

まとめ

老後資金を準備する入り口でしては、確定拠出年金が最適です。

ただ、なぜ老後資金を準備しないいけないのかを、自分自身で理解しないと、行動に移すのは、難しいと思います。

なので、今回は、なぜ国がこのような制度を準備しているのかをみなさまに知っていただければ嬉しいです。

Successfully pull off the heist!

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