経済の話

【かわ吉PF徹底解剖】メインエンジン編(VTI)

2021年3月1日

こんにちは。かわ吉です。

前回は私の『かわ吉PF』をご紹介しました。

『かわ吉PF』のメインエンジンは、【VTI】です。

個人的に【VTI】はETFの中でトップクラスの安心度があるETFです。値上がりも狙えるし配当金もあります。キャピタルとインカムともに狙うことができます。ハイブリッドETFです(笑)。私の『かわ吉PF』のメインエンジンに採用しているのもこれが理由です。

ではこの【VTI】とは一体どんなETFなのでしょうか??今回は【VTI】を徹底解剖します!!

【VTI】についてもっと知りたい人や、安心して長期間の積立をする商品を探している方に見ていただきたいです。

メインエンジン!VTIとは??

VTIとは、アップルやマイクロソフトなどのアメリカを代表する企業が約3500銘柄組み込まれているETFです。このETF1本でアメリカ市場全体に投資することが可能になります。世界一結婚したい指数であるS&P500種指数よりも分散して投資することができます。しかも経費率は0.03%/年とほぼタダみたいなものです。

出所:バンガード
出所:バンガード

組み入れ銘柄上位10社を見てみると、マイクロソフト、アップル、アマゾン、グーグルといったアメリカを代表する企業がしっかり入っています。

出所:バンガード

セクターに関しても、しっかり分散されておりテーマ型投信などと比較するとリスク度合いは抑えて運用できると思います。

ズバリ!エンジンの性能は?

VTIは徹底的に分散がされているので安心できます。ただ、安心できてもパフォーマンスが悪ければメインエンジンにはなれません。ぶっちゃけパフォーマンスはどうなのか確認していきましょう。

アメリカを代表する指数とそれぞれ比較してみましょう。

まずはダウ平均です。

出所:バンガード

ダウ平均と比較すると直近10年ではアウトパフォームしていますね。ダウ平均は30社に分散されていていますが約3500銘柄に分散しているVTIの方がパフォーマンスが良いので、これで見るとVTIでいいかなって思います。

次にS&P500種指数です。

出所:バンガード

ぶっちゃけあんまり変わりませんね(笑)500社に分散するのと3500社に分散投資した結果がそこまで大きく変わらないのであればしっかり分散されたVTIを私なら選びます。

最後はナスダック指数です。

出所:バンガード

おっと。これはナスダック指数に完敗です。ただナスダック指数は2000年代のITバブルの際は、ダウ平均やS&P500種指数などを置いて一人でバブってたりしたので少しリスク度合いが高いと思います。このようにバブル相場になりやすい指数は安心して保有できませんのでVTIの勝ちです。

つまりは、銘柄数がしっかり分散されていてぼちぼちのパフォーマンスがあるVTIが長く付き合うETFとしてはふさわしいと思います。異論は認めます(笑)

出所:バンガード

3500社に分散されて設定来8.19%/年って、あたおか(頭おかしい)ですよね。もちろん過去のリターンが未来のリターンを保証するわけではありませんがこの実績にはびっくりです。個別銘柄であれば決算を気にしたりしないといけませんがETFであればその心配も基本的にはありません。その心配もなくてこのパフォーマンスであれば最高です。

インカムは??

VTIはキャピタルだけではなくインカムも狙えるのは最初にお伝えしました。ではその実力はいかに??

出所:アイザワ証券
出所:アイザワ証券

直近配当利回りは1.56%とそこまで高くないですが、配当5年成長率は+9.22%、配当前年比も+11.51%と増配していますね。値上がりも狙えて配当金も増配傾向であれば文句はないですね。長期的にはより高配当になる可能性もあります。

結論:VTIは最適なメインエンジン

キャピタル、インカムの両面で判断してもVTIはバランスの取れたETFだと思います。車もそうですがパワーのありすぎるエンジンを搭載した車の操作は難しいです。弱すぎるエンジンでは長期間走り続けられないかもしれません。長期で見ると、適度なパワーを持っていて扱いやすいエンジンと付き合いたいものです。そのような観点で見ればやはりVTIはPFのメインエンジンとしての性能は十分だと思います。

ご自身のPFにエンジンになる資産がない方や、パワーが強すぎる資産(リスク度合いの高いエンジン)の方はVTIを検討してみてはいかがでしょうか??

ではまた

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