こんにちは。かわ吉です。
アライアンスバーンスタイン米国成長株投信はインカム狙いの投資家には最適なファンドの1つです。
そうですよね。ぼちぼちの値上がり益も狙いながらインカムを狙えるから嬉しいです。今年もかなり分配金をもらいましたよ!!
そうですね。非常にバランスの取れたファンドではありますが、今年の分配金は例年と比較するとかなり多く支払われています。今年をベースに考えて投資をすると想定外の結果になる可能性もあります。
そうなんですか?このファンドには最近投資したばかりだから過去の分配金がどのくらいあったのか全く分からないですね。
このファンドに人気が出始めたのはここ2,3年ですから、分からないのも仕方ないです。そこで今回はこのファンドの過去の分配金実績を年ごとに比較してみようと思います。
この記事を読んでいただくと以下のメリットがあります。
設定年である2014年以降のこのファンドの分配金実績が分かる
2014年以降の分配金の平均が分かる
今年の分配金実績が例年と比べて多いのか少ないのか分かる
この記事が読者の資産運用の一助になれば幸いです。
ではいきましょう。
①2014年の分配金実績
まずは設定年である2014年からの年間分配金を比較してみましょう。
2014年が少ないのは、このファンドの設定日が2014年9月16日のためこの年は2回しか分配金実績がないからです。
2016年については分配金実績が0でした。この年は米国株自体が不調の年でした。この暗黒期については以下の記事で解説しています。
2021年は、12月の分配金を含めていない状態でも過去一の多さなんですね。
そうなんです。だから最近このファンドに投資した人は、今年のパフォーマンスをベースに考えてしまいますから注意しましょう。
②平均すると年間の分配金はいくら??
ちなみに年間の分配金の平均はどのくらいになりますか??
おおよそ1,500円程度ですね。だから、イメージとしては今年の分配金の半分くらいです。
今年をベースにして、来年をイメージすると予想外の結果になるかもしれませんね。
おっしゃる通りです。
お金の計画を立てるときに、今年と同じ水準の分配金が入ることを想定していると計画が狂う可能性はあります。来年も今年と同じくらいのインカム収入が必要な人は、このファンド以外の商品も合わせて保有すると良いかもしれませんね。
アライアンスバーンスタイン米国成長株投信C・Dコースは、予想分配金提示型ですから分配金は仕組上どうしても安定しません。そのような商品と相性が良いのは債券だと思います。利回りはアライアンスバーンスタイン米国成長株投信よりも下がりますが、利息は安定しています。アライアンスバーンスタイン米国成長株投信の中身は米国株100%ですから、債券と合わせることでリスクを抑えたポートフォリオを作ることもできます。
まとめ
今回は、アライアンスバーンスタイン米国成長株投信Dコースの年間の分配金を比較してみました。
結論しては以下になります。
今年の分配金が設定来で一番多い
平均すると年間の分配金は1万口当たり1,500円程度
今年の成績はかなり上出来のため来年もこの水準が期待できるかは怪しい
とはいえ、今年同水準の分配金が必要な人は債券などの商品も合わせて保有しよう
以上、お役に立てれば嬉しいです。