予想分配金提示型

【知らなきゃヤバイ】買ってはいけない予想分配金提示型ファンドの特徴TOP3

2022年5月25日

こんにちは。かわ吉です。

今回は、買ってはいけない予想分配金提示型ファンドの特徴TOP3を解説します。

この記事を読んでいただくと以下のメリットがあります。

買ってはいけない予想分配金提示型ファンドの特徴TOP3が分かる

予想分配金提示型ファンドだけではなく投資信託全般に共通する悪いファンドの特徴も分かる

この記事が読者の資産運用の一助になれば幸いです。

ではいきましょう。

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①基準価格が10,000円より大きく下落しているファンド

基準価格が10,000円を大きく下回る予想分配金提示型ファンドを買っていけない理由は、分配金が狙いにくくなるからです。

その理由として、予想分配金提示型ファンドには、それぞれ分配方針が決まっているからです。たとえば、基準価格がゲロ安になっている日興アセットマネジメントが委託会社であるデジタル・トランスフォーメーション株式ファンド(予想分配金提示型)の分配方針は以下になります。

出所:日興アセットマネジメント

このファンドのホルダーがもらえる分配金は、決算日の前営業日の基準価格で決まります。この分配方針に従うと、基準価格が11,000円以上あれば少なくとも1万口あたり200円以上の分配金を狙うことができます。逆に、基準価格が10,000円を下回ると、分配金は保証されていません。

つまり、基準価格が10,000円を下回ると分配金は狙えません。基準価格が8,000円台や9,000円台で魅力的な投資対象であれば、買ってみる価値はあるかもしれませんが、5,000円を切ったファンドは絶対に買わない方が良いです。歴史の浅い予想分配金提示型ファンドで基準価格が5,000円を下回っているファンドは投資対象と設定タイミングの相性が最悪です。失敗作の予想分配金提示型ファンドだと思います。リカバリーはかなりキツイと思います。

ちなみに基準価格が5,000円を下回った予想分配金提示型ファンドは実在します。先ほど、分配方針の例で取り上げたデジタル・トランスフォーメーション株式ファンド(予想分配金提示型)がまさにそうなのです。

このファンドの基準価格の推移をご覧ください。

出所:日興アセットマネジメント

きれいな右肩下がりになっていますね。分配金実績を見ても2021年11月を最後に分配金は0が続いています。

このファンドのホルダーが、分配金を狙えるようになるには、基準価格が現時点の2倍以上になる必要があります。2倍になる可能性は0ではありませんが、このファンドが2倍になる可能性にかけるよりは、他の基準価格が10,000円前後のトレンドに合った投資対象のファンドを見つける方が簡単だと思います。

『投資元本を2倍にしてそのあとにインカムを狙いたい投資家』であれば、最適なファンドの1つになるかもしれません!!そんなニーズを持った投資家がいるかどうかは分かりませんが(笑)

少なくとも大半のインカム狙いの投資家は避けるべきファンドの特徴だと思います。

②ポートフォリオが景気敏感株や金利敏感株に偏っているファンド

景気敏感株や金利敏感株に偏っているポートフォリオのファンドも避けた方が良いです。このように考える理由は、シンプルにリスクが高くなることで投資タイミングを間違えると大やけどする可能性があるからです。

大前提として、株式は金利敏感株(金利動向に左右されやすい株)と景気敏感株(景気動向に左右されやすい株)とディフェンシブ株(金利動向や景気動向に左右されにくい株)の3つ分けて考えることができます。

具体的にどのようなセクターの株式がそれぞれどこに該当するのかまとめた図がこちらです。

リスク度合いで言うと、金利敏感株と景気敏感株のリスクは高いです。一方で、ディフェンシブ株のリスクは他の2つの株式と比較するとリスクは小さくなる傾向があります。

それぞれの資産は、得意とする相場や不得意とする相場が異なります。そのため、それぞれをバランス良くポートフォリオに組み込んでいればリスクを落として運用することができます。一方で、どこかに偏った(特に金利敏感株のみや景気敏感株のみ)ポートフォリオは投資するタイミングを誤ると地獄です。

分配金がもらえないどころか投資元本もゴリゴリ減っていきますから、精神的にきます。。。そのような状態になってしまうといつ来るか分からない上昇相場が来るまで塩漬け、もしくは泣く泣く損切撤退になりかねません。

ちなみに先ほどの基準価格が5,000円を下回ったデジタル・トランスフォーメーション株式ファンド(予想分配金提示型)のポートフォリオを3つに分解すると以下になります。

出所:日興アセットマネジメント

バリバリの金利敏感株に偏ったポートフォリオになっていますから、金利上昇局面の防御力はほぼ0と言っても過言ではないと思います。

しかも組み込まれている銘柄は、GAFAMなどの時価総額が大きい金利敏感株ではなく、小さい金利敏感株が多かったので相性はさらに最悪です。

出所:日興アセットマネジメント

このような大失敗を起こしたくなければ、偏ったポートフォリオの予想分配金提示型ファンドは避けるべきだと思います。

ただ一方で、リスク許容度が高めで投資タイミングを自分で図れる投資中級者の方はチャレンジしてみるのも面白いかもしれませんね。短期間でまとまった利益を狙えるかもしれません。

③コストが高いファンド

コストが高いファンドを買ってはいけない理由は、それがリターンを圧迫する原因になるからです。

たとえば、ファンドA(運用管理コスト:年2%)とファンドB(運用管理コスト:年1%)があり、それぞれ同じ投資対象に投資して+3%のリターンが出た場合、投資家に残るリターンはファンドAが+1%でファンドBは+2%となります。運用管理コストが高いと、せっかく出たリターンを圧縮してしまい機会損失になります。

だから、コストの高い予想分配金提示型ファンドは買わない方が良いと思います。

しかし!!残念ながら、コストが安い予想分配金提示型ファンドは存在しません。

予想分配金提示型ファンド自体が、他のアクティブファンドと比較してもコストが高めに設定されています。信託報酬が一番安いニッセイSDGsインカム(予配)でも0.91%です。インデックスファンドと比較すると決して安くない信託報酬です。しかも、予想分配金提示型ファンドで信託報酬が低いファンドの投資対象の大半は債券が多いです。債券の値動きは株式と比較するとリスクが小さくなりますが、その分リターンも小さくなりますから、狙える分配金は少なくなります。

ある程度の分配金を狙いのであれば株式関連の予想分配金提示型ファンドを買うべきでしょう。ただ投資対象が株式の予想分配金提示型ファンドの信託報酬は1.5%を超えますから、予想分配金提示型ファンドを保有するのであればこのくらいのコストは受け入れるしかないのが現状です。

しかし、この予想分配金提示型ファンドの『コスト高』問題を解決する方法があります。それは、予想分配金提示型ファンドを保有する証券会社をしっかり選ぶことです。

投資信託ってどこの証券会社で買っても同じでしょ??買付手数料がかからないネット証券で買えばOKだと思うけど??

確かにSBI証券や楽天証券などの大手ネット証券で買えば、ほぼ間違いないです。しかし、もっと有利な証券会社があります。

SBI証券や楽天証券よりオススメの証券会社があるんですか??それはどこですか??

それは松井証券です。

松井証券では『投信毎月ポイント・現金還元サービス』を行っています。これは松井証券で投資信託を保有するだけで、ファンドによって異なりますが毎月0.5%程度のポイントまたは現金で還元を受けることができます。もちろん、買付時の手数料も0円なのでSBI証券や楽天証券とその点は同じです。

最近の調整で、予想分配金提示型ファンドの基準価格も下がってきてお買い得感も少し出てきました。これから予想分配金提示型ファンドに投資を検討している人は、是非松井証券の口座開設をしてください。優良ファンドをより安いコストで保有できるチャンスです。

このキャンペーンについて詳しく知りたい人は、下の公式HPもしくはキャンペーンの解説記事をご覧ください。

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まとめ

今回は、買ってはいけない予想分配金提示型ファンドの特徴TOP3を解説しました。

特徴TOP3は以下になります。

①基準価格が10,000円より大きく下落しているファンド

②ポートフォリオが景気敏感株や金利敏感株に偏っているファンド

③コストが高いファンド

①については、基本的に大半の投資家は注意すべきと思います。②については投資初心者は要注意で、中級者で投資タイミングが自分で図れるのであればうまく使いこなしてください。これらのファンドへ集中投資はオススメしない。③については予想分配金提示型ファンド全体に言えることですが、松井証券を上手く使えば、優良ファンドを安いコストで保有することができます。

余談ですが、投資初心者には少し難しいかもしれませんが、投資中級者以上にとっては面白い書籍を見つけました。

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感想(1件)

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これらの内容が1,000円程度で読めるのであればコスパは良いと感じました。金融商品だけではなく知識にもしっかり投資していきたいですね。

以上、お役に立てれば嬉しいです。

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