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【親御さん必見】地方国立大学にかかるリアルな学費 【最低300万円は必要】 

2021年7月8日

こんにちは。かわ吉です。

仕事の中で、40代くらいのお客さまとお話ししているとお子さまの大学進学の教育費に対する不安をお持ちの方が多いです。

なぜ不安になるかというと、そもそも大学進学にかかる費用が安くないことを知っており、でも具体的にどのくらい準備をすれば良いか分からないからです。

逆を言えば、その費用が具体的に分かれば安心できる可能性があります。

私は地方の国立大学を卒業しましたが、私の実体験を元に公開しようと思います。支出だけではなく奨学金なども使えば必要な金額も変わってきますからその点も含めてお伝えします。

あくまでも地方の国立大学なので都市部の大学であれば家賃などの住居費はもっとかかるでしょうからその点はご了承ください。

お子さまが、地方の国立大学を進路の1つとして考えている親御さまの教育費の準備に役立てばうれしいです。

ではいきましょう。

卒業するまでにかかる費用は約750万円

具体的なかかる費用を解説します。

入学1年目は、入学金・授業料や家賃などの生活費がかかります。2年目以降は、入学金はかからなくなります。3年生から4年生にかけて企業に就職を希望する人は、就職活動の資金もかかります。

 1年目2年目3年目4年目合計
入学金3000030
授業料53535353212
家賃60606060240
生活費60606060240
合計203173173173722
単位:万円

上の表は4年間で私が卒業するまでにかかった資金の合計です。

家賃や光熱費が月5万円で、食費や雑費が月5万円で計算しています。

これらのお金と入学金・授業料などを合わせると4年間で722万円になります。

この数字だけを見ると、子供を大学に行かせるのは一大事ですね。それなりの覚悟がいりますし、お子さんが小さい時から準備した方が良さそうです。

奨学金やバイト次第で準備する資金を減らせる

ちなみに大学を卒業するまでにかかる資金を全て準備する必要はありません。

どういうことかというと、奨学金やバイト代などを考慮すれば、準備する資金を減らすことができます。

 1年目2年目3年目4年目合計
バイト代0606060180
奨学金60606060240
合計60120120120420
単位:万円

私の場合は返済が必要な奨学金を月5万円とバイト代が月5万円ありました。4年間の収入が420万円ありました。

これらを考慮すれば、準備しなければいけない教育資金は、722万円ー420万円=302万円になります。

ただこれは、稼いだバイト代も生活費や授業料に充当することが前提ですからお子さんには負担を掛けるかもしれません。それに加え、お子さまにバイトではなく勉強に専念して欲しい思いがある、もしくはお子さんが稼いだお金は生活費ではなく自分のために使ってほしいという思いがあればこのバイト代の部分は、親御さんが準備する必要があります。

そう考えると必要な金額は500万円になります。

あとは奨学金も返済が必要なものだけはなく返済が不要な給付型もありますから、お子さんに卒業後に借金を背負わせたくないという思いがあれば審査はありますがこれらの制度を使うのもありです。

それに加え、国立大学では授業料の免除や一部免除の制度もありますからこれらの制度を使うと授業料としてかかる費用を抑えることができます。

入学前に420万円を準備し、毎月6万円程度をお子さまへ振り込めればOK

単純計算ですが、結論としては私の場合は、必要な教育資金から奨学金やバイト代などを差し引けば約300万円の不足になりました。

資金計画としては、入学前までに420万円を準備することで入学金や授業料や家賃・光熱費などはカバーできます。あとは家賃・光熱費以外の生活費が420万円では準備できないので不足分の300万円は月々の振込で対応できるので入学する前に準備する必要はないです。

ただ必要な振込金額は、300万円÷48か月≒6万3000円です。これはかなり大きなお金で家計への負担も大きくなりそうです。

ただお子さまのバイト代が増えたり、奨学金をもう少し多く借りればこの金額は小さくなります。そこはご家族間で話し合うのが良いと思います。

準備するなら絶対的に早い方が良い

大学に行くってめちゃくちゃお金がかかります。ただ、早いうちから準備すれば420万円は比較的簡単に準備ができます。

とたえば、お子さんが生まれたタイミングで大学入学するまでの18年間で420万円を準備するためには年間21万円を積み立てればOKです。月に換算すると1万7500円を積み立てればOKです。

児童手当等もありますからその資金を原資として貯めるのもありですね。

お子さんが2人以上大学に行く場合は、積立金額を増やさないといけないです。そのような場合に、普通の積立よりも効率よく教育資金を作る方法があります。

それはつみたてNISAを使い株式や債券などの力を借りて資産の増加にブーストを掛けます。

出所:楽天証券

普通の積立であれば月1万7500円を18年間続けると432万円になります。これを投資信託で積立て平均リターン5%で計算すると約610万円になります。その差は約180万円です。1人目と2人目の必要な金額の約半分はこれで準備できる可能性があります。

ただ長期で投資すればリターンが安定してくるのは確かですが、リスクはありますので投資信託の積立と普通の積立をバランスよく組み合わせましょう。

あとある程度まとまった資金がすでにある人は、一括投資でリスクがコントロールされているファンドラップなどを組み合わせてみるとの良いと思います。

まとめ

大学に行くのにはたくさんのお金が必要です。それをどのように準備するかに正解はありません。

親が全部準備して子供に苦労を掛けないのも良いし、苦労してもらうために授業料は自分で稼いでもらうようにしたり様々な考え方があります。

ただ教育資金が準備できなければ自分が取りたくない選択肢を取らざるを得ない状況になってしまいます。

それは幸せなことではないと思います。自分が取りたい選択肢を選べるように準備をしておくに越したことはないと思います。

ではまた

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